星雲からの使者 作:完全にわかのバカ野郎
「あ~昼寝し過ぎたせいか寝れん。ん? 誰だアイツ」
ヘッケランは寝床から外に出てきたら見慣れない人物がソコには居た。
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「うん? 君は……ああ、フォーサイトの子だね、夜更かしはいけないよ」
「誰だ、アンタ」
「私かい、私は……そうだね。遥か彼方の王、とでも言っておこうかな。
すまないが私は用事が有ってね、これで失礼するよ」
「あ、おい! 待て!」
制止の声は届かず目の前に居た謎の人物は霞みへと消えた。
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「へ、はあ? きえ……た? 今のも魔法か?」
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「〖クヴァール、何処にいる〗」
「〖む、お主か。今は指名依頼を受け街を出て野営をしておるところじゃな〗」
「〖何か問題は〗」
「〖今は何も無いのう、有るとすれば……飯が不味い事くらいかの〗」
「〖そうか……今、
「〖そうじゃな、機は今ではないの〗」
「〖一通り、事が済んだら
「〖心得た。
分かっておるわ、何か有ればお主に
「〖頼んだよ。……出来ればモモンガくんに挨拶をしたいところだけど、やめておこう。
この体を見られるのは避けたい〗」
さっき見られたけど、どうとでもなる。
「〖そのほうが、エエじゃろうな。なに、儂のほうから言っておこう〗」
「〖あぁ、頼んだよ『無理せずお互い頑張ろう』と〗」
「〖ウム、頼まれた。ではな〗」
「〖ああ後、こっちでもタレント所持者を見つけた、能力は『魔力系
「〖何をしておるんじゃ、お主は。はぁ、モモンガ殿に伝えておこう阿呆めが〗」
「〖
「〖じゃが何故第6位階以上と分かっておる、何か有るのか?〗」
「〖どうやら帝国には第6位階魔法を使える
「〖ほぉう、この地にそれ程の魔法を使える者が居るとはの、気になるのう。して、会えるのか〗」
「〖どうかな、朝の
「〖朝のお主か、期待は出来んかもしれんな〗」
「〖どうだろう、もしかしたら上手くいくかもね〗」
「〖ほう、したらば上手くいくことを願っておこうかの〗」
「〖本当にね、緑の太陽にでも願おうか。
それじゃあ
「〖ウム、任された〗」
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「ルヴァン、どうかしたのか?」
「ム、アヤツが先程来ての、儂らに近寄らず
「! 〔オルトさんは何をしに?〕」
「〔あの者じゃよ〕」
「〔あの……ンフィーレアか、ん? 待て、なんでオルトさんがンフィーレアの事を知っている〕」
「〔儂が連絡したからのう〕」
「〔いつの間に……〕」
「〔今朝、おヌシらが話し合っておる時にの。
初めは小娘の事で連絡したんじゃが、その後に特大の爆弾が降ってきおったわ〕」
流石オルトさんのNPC、報連相が確りしている。
「〔成る程、良くやった………ん? 小娘とは誰の事を言っているんだ〕」
「〔誰も何も、あの者しかおるまいて〕」
「〔まさか……ニニャの事か!?〕」
「〔此処におるタレント所持者は2人しかおらんじゃろうて〕」
「〔えぇ、ニニャって女の子なのか〕」
「〔見れば分かろうに〕」
イヤ、普通は分からないだろ。
「〔主曰く、風貌に歩き方……これらを見れば性別の判別は出来るとの事じゃ。
実際、儂もソレで分かったからの。なんでも知っておるのぅ儂の主殿は〕」
「〔………ああ、オルトさんは何でも知ってる凄い人だ。それで? オルトさんはなんと?〕」
「〔今は何もせん、との事だ。今、姿を現せば面倒事を増やすだけじゃからな。
その辺りはアヤツの領分よな、機に
「〔機をみるに敏なり、だ〕」
「〔おお、そうじゃそうじゃ、誰かがそんな事を言っておったな。はて、誰が言ったんじゃったか〕」
「(ぷにっと萌えさんが言ってたな「オルトさんは『機をみるに敏なり』を地で行く人だよ。
意識してやってるのか感覚でやってるのかは分からないけど、一つ言えるのは『チャンスを逃さない』人だ。
どれだけ僅かなモノだろうとオルトさんは逃がさない、ホント怖いよねー、本当に……何者なんだろうね彼。後オルトさんが良く言ってるのはーー)亀の甲より年の功、オルトさんが良く言っている言葉だ〕」
「〔なんじゃそれは〕」
「〔端的に言えば歳をとっている分、蓄えられた知識は多い……と言った意味だ〕」
「〔ああアヤツは何かとつけて己の事を老い耄れ、老い耄れ言うとったな、測り知れんヤツよ。
………おおそうじゃった、アヤツから『無理せずお互い頑張ろう』との事じゃ〕」
「〔オルトさんらしいな、なら無理せず頑張るか〕」
「〔カッカッカ。
「〔何かあるのか?〕」
「〔アヤツもタレント所持者を見つけたらしくてな、ただのぅ〕」
「〔問題が?〕」
「〔ウム、なんでも能力が『魔力系
「〔……オルトさんって確か魔力隠蔽の指輪を着けてない記憶が……〕」
「〔ウム、少なからず第6位階以上の魔法を使える事がバレたらしい〕」
「〔オルトさん………もう過ぎた事だ、オルトさんにはその方向でやってもらおう。
それにしても、やけに具体的な位階だな〕」
「〔なんでも帝国には第6位階魔法を使える者が居るらしい〕」
「〔!? 第3位階魔法が使えれば熟練と言われるこの世界で第6位階魔法をか!? ……欲しいなその人物〕」
「〔朝のアヤツが何かしたらしいが……どう転ぶかは分からんの〕」
「〔朝のオルトさんか……微妙だな〕」
「〔程々に期待するのが丁度良いじゃろうな〕」
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「マジだって! マジでなんかすげぇヤツが居たんだって!」
「寝惚けてただけでしょ」
「どのようなお人が居たのですか?」
「あー、えーと……お、王様? 的な」
「そんな人がこんな処に居るわけ無いっての」
「(あの莫迦が、姿を見られたのか)」
「へー、そんな人が居たんだ」
「お、信じてくれんのか!?」
「それとこれは別かな」
「あ"ー、マジなんだって!!」
「〔で? どこまで見られた〕」
「〔後ろ姿だから問題無いと思うよ〕」
「〔だが気をつけろ、今日から何日か此処にいるんだ、知られんようにした方がいい〕」
「〔頑張るけどさ、無理じゃない? ソレ〕」
「〔可能な限り気づかれんようにしてくれ、マスター〕」
「〔まぁ、出来るだけ頑張るよ〕」
タメ息を吐くエミヤを横目に牛若丸に近づき「
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「よ~しよしよし」
何も言わずに牛若丸の頭をワシャワシャと撫で回すと尻尾は出さないまでも「ムフー」と満足気な表情をする。
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取り敢えずは見られた事以外は何も無し……か、記憶を弄るにも、もう喋った後だし仕事前に不都合が有っても困る、一先ず様子見か。
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「バカの妄言は置いといて、今からカッツェ平野中央部目指して進むわ、見ての通り此処は霧が濃い。
だから仲間同士の姿さえ見失う程よ。しかもアンデッドの気配だらけでいつ、何処から、どんなアンデッドが襲ってくるかも分からないそんな場所よ。出来るだけ離れず声が届く範囲で戦いましょう」
「結構危ない場所だね」
「トール、どうにか出来るか?」
「そうだな、アンデッドの気配だらけとなると
後は
他は……
「なら、それでいこう」
「簡単に言うね、
「それでこその
「じゃあ
念の為に不可視化した
「(何を……何を言っているの、どれもこれも聞いた事が無い。全部が第4位階以上の魔法? でも、先生との授業で聞いた事が有る魔法も有った、ならそれは第3位階魔法? 分からない、凄すぎて位階が分からない)」
「えーと……つまり、トールがアンデッドに有効な魔法を使う……で良いのか?」
「その認識で良い」
「成る程、分かった」
「ホントに分かったの?」
「……分かってるっての」
「どうだか」
「ははは、良いではありませんか。トールさんが魔法を使う、その事を分かっていればソレに応じた行動を取れば良いだけです」
仲間内でやいのやいのと騒ぐ光景を見て「懐かしいな」と内心思い「今度はモモンガくんと遊びに行こうかな」と考えていた。
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「ぃよっし、
「それは良いんだけどさ、討伐証明って何か有るの?」
「スケルトンの場合下顎になるわね、それ以外は『そのモンスター』の物だと分かる物を持っていくのよ」
「ふーん、シェロめんどくさいからやっといて」
「君は………まぁ良い、君より私がやったほうが良いのは確かだな」
「でしょ? だからよろしく」
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「この辺りからだな、気をつけろ」
「成る程、確かにアンデッドの気配だらけだ」
「これでは何処から来るのかも分からないのも頷けるな」
「さーてと。
シェロ、君にセンス・エネミーかけたから警戒よろしく」
「君もある程度は戦いたまえ」
「………それなりにはやるよ」
魔法無詠唱不可視位階上昇三重最強化・
「あー……どうせだし、これもやっとくか。
んー………うん折角だ、大盤振る舞いといこうじゃないか」
「(
そう思った矢先に次々とアルシェが聞いた事も無い魔法が使われた。
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「
|魔法持続時間延長範囲拡大化 ・
これだけやれば少しは皆も良くなったんじゃないかな」
後は、
「な、何だよコレ」
「体が……軽い」
「お、おおお。何と言う……」
「(何……この魔法……知らない聞いた事も無い。次元が……魔法使いの次元が違い過ぎる。逸脱者である先生以上の
オルトが使った全て魔法の凄さに気がついたのは、
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どうやらオルトくんには加減する・力を隠す等の考えは無い模様。まぁ最低でも第6位階まで使える事はバレてるからね、今更よ。
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そしてじゃんじゃか使われるダクソの奇跡とエルデンリングの祈祷に魔術、やっぱり加減をしないオルトくん。
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ダクソやエルデンリングの奇跡や祈祷、魔術に呪術は最低でも第4位階魔法以上の予定。
.hackの魔法は最低でも第3位階魔法以上、アルシェが使える魔法が有るからね。
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ダクソやエルデンリングの魔法類のルビはGoogle先生のラテン語で翻訳してます。
めんどくさいけどフロム系のヤツってなんかラテン語にした方が合ってそうだし。
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一部魔法名変更しました。