星雲からの使者   作:完全にわかのバカ野郎

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 型月シリーズを知っている方ならオルトくんはORTなので理不尽さが分かると思います。型月シリーズで初めて?戦闘描写有りで登場したFGOのORT亜種、マジ巫山戯るなよ蜘蛛(クソ)やろう。
 それでも正統ORTより弱いORT亜種、どれだけ弱いかは私は知らない。


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※FGOでBOXイベントが始まりましたので更に亀更新になります。



三話

「うん、そうか。ありがとうセバス。後でモモンガくんにも伝えといてくれるかい? ああ、頼んだよ」

 予想通りと言えば予想通りではある、が、まさか草原だとはねぇ、どうしたものか………

 

 目を閉じ逡巡しあるNPCに伝言(メッセージ)を送る。

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「〖百貌、君は調査範囲を広げ引き続き調査をして欲しい。もし知的生命体を発見したら、その時は手を出さず影に潜むんだ、頼んだよ〗」

 ひとまずはこれで良しっと、はてさて、どうしたものか。

 

「ま、取り敢えず行くか。はたして他の子達(NPC)はどうかなっと、別の意味で警戒しておくか」

 

 

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「おや? もう皆揃っていたんだね、これはすまない、遅れてしまったね」

 

 そこに現れたのは人間と遜色の無い程大きく、真紅の目を煜かせ、黒檀色の毛で覆われた体と、丸太のような脚を持つ巨体の蜘蛛が声を発した。

 その声を聞き、片膝をつき(こうべ)を垂れる各階層の守護者達がオルトの目にはいる。

 少しすると、One Radiance Thing(ワン・ラディアンス・シング)の言葉を受けその中の1人。

 肌は日焼けし、丸い眼鏡をかけた人型のNPCが声をあげる。

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「One Radiance Thing様が謝られる必要はございません。我等一同、至高の御方々がいらっしゃるまでお待ちするのは当然の事にございます」

 あー……成る程成る程………やっぱりソッチか、これは………どうしようかな(面倒くさいな)。ま、なるようにしかならないか。

 

「その忠義、実に大義である。君達には期待しているよ」

「おお! なんと言う有り難き御言葉……恐悦至極にございます」

「では、至高の御方に忠誠のーー」

「ああいいよいいよ。君達の忠義・忠誠心は良く分かったからね。

 これまで通り、君達の働きを期待しているよ。後はうん、そうだね、各階層の警戒レベルを上げておいてくれるかな」

 

 オルトの言葉を受け、翼がピクリと動く者がいた。

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「流石はOne Radiance Thing様!! モモンガ様と同じ考えなのですね! このデミウルゴス感服の極み」

 モモンガくんもセバスから聞いて警戒度を上げたか、やっぱり君はクレバーだよモモンガくん。

 

「さて、()が来て話を中断させちゃったかな? どこまで話してたか聞いていい?」

「セバス、オルトさ………我が友も既に聞いているだろうがもう一度、お前が見たモノを説明せよ」

 ん? 

 

「周囲三キロ(・・・)が草原であり人工建造物は一切なく、生息していると予測される小動物は戦闘能力はほぼ皆無と思われます。

 また草原に生える草花も特段変わった物ではなく一般的な植物かと」

 へぇ、あの短時間でそこまで調べたのか。あんな事したから頑張ったのかな。

 

「フム………となると、ココは()達が知らない世界という事になるね、今はまだどんな存在がいるかが分からない。

 やっぱりもう少し調べたほうが良さそうだね」

 百貌に再調査させたのは正解だったね、しかし……どうしたものかね。

 

「オル……友よどうかしたのか」

「今、()が作ったNPC……百貌に調査範囲を広げ調べさせている。彼ら(・・)はこういった事は得意分野だからね。

 それと、彼らには知的生命体を発見した時は手を出さず影に潜むように言ってある。彼等からの連絡を待ちながら、これからどうするかを話し合おうか」

 んん? 

 

 この発言を聞き、肩がピクリと動く者がいた。

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「それなんだが、ナザリックをどうするかを話しあっていたのだ」

「ナザリックを? ………ああ成る程、目立つのか。そりゃそうだよねぇ草原にポツンとナザリックが有ったら目立つよねぇ、それで? 何か妙案は出たのかな?」

 んんん?? 

 

 この言葉を聞きオルトが来る前に上がった案を言うためマーレが手を上げた。

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「あ、あの先程モモンガ様に申し上げた案があります」

 

 マーレの発言を受けモモンガに目をやる。

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「ナザリックに土をかけ覆い隠すというものです」

「フム、物理的に隠す、か。確かに良い案だ。でもそれだけでは不安が残る」

「そうな……ん"ん"ん"そうなのか? 友よ」

 ? モモンガくんいきなりどうした。

 

「〖すみませんオルトさん、その、この子達の前ではその少しでも威厳を出したくて……〗」

「〖あぁそう言う。うん、なかなか似合ってるよ〗」

 

 オルトの返答によって大きな照れと喜びを感じたが、すぐさま状態異常無効スキルが発動しすぐさま沈静化した。

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 ………クソッ、さっきからなんなんだコレは

 

「…………。さてマーレ、君の言った案をまずやろう、それと、ナザリックを覆うだけじゃなくナザリック周辺にも丘を作ったほうが良いね、少しでも目眩ましは多いほうが良い。

 その次は……魔法的隠蔽もしたいな、例えば幻術とか」

「それは私がやろう、本職よりかは劣るがそれなりには通用するだろう」

「頼めるかな、モモンガくん。僕の場合『着替え』たら効果が解除されるかもしれないからね。

 後は……念のため彼にも言っておくか、彼はそっち系のビルド構成だからね。

 よし、では次の議題にいこう」

「次の?」

 

 モモンガからの返答に頷き、続きを話す。

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「この世界の……現地人との接触、そして接触したらどう対処するのか。これも大事な課題になる」

「One Radiance Thing様。僭越ながら発言のご許可を」

「発言を許可しよう。何か考えがあるのかな、デミウルゴス」

「ハッ! 偉大なるモモンガ様、そしてOne Radiance Thing様がこの世界を掌握(支配)すると言う事にございます。

 ……至高の御方々は如何なる世界をも支配するに相応しい、と、このデミウルゴス、具申いたします」

 世界の掌握ねぇ、つまるところ世界征服って事でしょ。う~ん、現実的だけど非現実的でもある。

 

「デミウルゴスよ、どの様に掌握する」

「ナザリックの全戦力を用い蹂躙するのです。我々ナザリックであればこの程度容易いかと」

「蹂躙……蹂躙ねぇ。成る程、確かにソレが出来れば楽で良いだろうね。出来れば(・・・・)の話だけどね」

「それは………イヤ、そうか! 我々では対処出来ない程の強者がいる可能性がある。もし、ソレ等と対峙した時、良くて痛み分け……最悪、負ける(死ぬ)かもしれない……そうですね? オルトさん」

 

 人差し指を突きだしモモンガに向け「その通り、()達は強い。しかしそれはあくまでユグドラシルでの話し、この世界でどこまで通用するのかは未だに不明だ」と答えた。

 この、オルトの言葉に守護者(NPC)達はざわめき「至高の御方々に(かな)う者等がこの世界に!?」と溢し狼狽している。

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「これを鑑み、()達がとるべき行動は……現地人の強さの確認と把握。

 そして可能であれば戦闘能力を有する現地人を確保(拉致)し現地人のレベルがどの程度なのかを知る。

 これが今、()達が取り組む課題だ。良いかい皆、たとえ人間の現地人を見付けても殺してはいけないよ、ソレ等は貴重なサンプルだ」

 

 オルトの言葉を聞き階層守護者達は口々に「ナント素晴ラシキ智略!」や「おお! 流石はアインズ・ウール・ゴウンの三大軍師であるOne Radiance Thing様の素晴らしき策略! このデミウルゴス感服の極み、私程度では考え及ばぬ領域! 流石にございます!」等といった過剰(・・)な賛美が上がる。

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 オルトを見ながら昔の記憶がまた一つ蘇る。「モモンガさんや皆は僕の事を軍師だ、諸葛亮孔明だって言ってるけど、だとしたらオルトさんは司馬懿(しばい)仲達(ちゅうたつ)だね。

 戦略は僕が長けている自負があるし、戦術はベルリバーさんの方が上だと思っている。

 ……だけどね、彼は盤外戦術に()けている。人心掌握? 彼は人の(動き)(掲示板)で上手に作るんだ。

 そして、袋小路にして逃げ道を無くす……で、そこからは僕達の出番に変わる。

 他の人(プレイヤー)達はね、オルトさんの仕業だと誰一人気付かずにオルトさんの思い通りに動かさせら(操ら)れるんだ、2500人(・・・・・)討伐隊が良い例だよ。

 彼は頭がとても良い、怖い人だよね本当に」。

 ギルド:アインズ・ウール・ゴウンの三大軍師の一人、ぷにっと萌えがユグドラシル時代にモモンガに言った言葉だった。

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 オルトくんの秘密その3
 オルトくんはORTなので種族は固定、職業も固定の超絶面倒くさい種族。但し『着替えたら』ある程度の自由が有る模様。

 オルトくんの秘密その4
 オルトくんは強いは強いがどちらかと言えば厄介で理不尽なDQNプレイヤー。しかしギルド:アインズ・ウール・ゴウンの中では話が通じるマトモなプレイヤー。
 当然ですが原作の型月やFGOにて出てくるORTより弱体化されています、それでも強く理不尽ですが。
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