星雲からの使者 作:完全にわかのバカ野郎
変えたのはいいんですけど、喉に小骨が引っ掛かるが如く何かスッキリしない部分がずっとありました。それが今回変更した部分です。
幾らオルトくんが長生きしているとはいえ、2000年以前のゲームを知っているのか?やった事が有るのか?でした。なので知識として知っている、少しはやった事が有るにしました。
「オルトさん」
「うん? 何」
「WIってまだ有りますか? 有るならセバスとソリュシャンにも渡したいです」
「あー、WIか。
えぇと今WIを持ってる子達はーー」
WIを持っているNPC達を思い出そうとしていると、モモンガが答える。
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「シャルティアは勿論、デミウルゴス。オルトさんのNPCのジェームズ・モリアーティに佐々木小次郎。そして蘆谷道満と言峰綺礼にシエルです。
持っていないのは、俺に同行しているクヴァールにナーベラル・ガンマ。オルトさんと一緒にいるエミヤシロウとユリ・アルファ。
それと、危険性は無いと辞退したセバスにソリュシャンの6人が持っていません。ですが俺達がいないところでWI所持者に鉢合わせる可能性が有ります。
なので可能ならこの子達にも持たせたいです」
「6人か……まだフォトニック純結晶体もまだ幾つか有るからそれを渡せば良いかな。
それ以外なら竜玉のかけらに龍玉・宝玉類、それと大ルーン。
ああ後は無垢のメダリオンと清浄のイコンが有るね」
「け、結構有りますね」
デタラメであることは分かっていたが、相変わらずのデタラメさに言葉が詰まる。
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「彼処に有る世界ってどれもデタラメだからねぇ」
ホントにデタラメだ、それ以外の事も聞かないとな。
「じゃあ渡しても問題無い物をセバス達に渡しましょう」
「折角だしシナジーが有るヤツにしようか。
セバスには……そうだね、『鋼龍の大宝玉』が良いね。アレは龍に関する種族のステータスを上げる効果があるからね。
ソリュシャンには……『霞龍の大宝玉』かな、アレは毒類に補正がかかるから丁度良いんじゃないかな」
聞いた事も無いWIだが効果は2人とシナジーが有るため、オルトからの提案に頷く。
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「それって直ぐ持ってこれますか?」
「
「お願いします。後はナーベラルとクヴァールですけど……何かありますか?」
「そうだねぇ……
アレは消費型のWIだし、アレ単体で何か出来る……まあ出来るっちゃ出来るけどそこまでのモノじゃないからね。
それに、もし無くしても取りに行けば良いだけだし」
コラボイベント、型月シリーズは
そして『Fate/EXTRAシリーズ』にて入手出来るのが『フォトニック純結晶体』。
このWIにはそこまで驚く様な効果は無く、
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「そんなに手に入れれる物何ですか、ソレ」
「ちょっと面倒だけど、やろうと思えば手に入るね。
あー……大ルーンで思い出した。シャルティア、確か君にはフォトニック純結晶体を渡してたよね」
「はい」
「折角だし君のWI、変えようか」
「え……な、何か至らない事を……」
「違う違う、君にピッタリなヤツが有るんだよ」
「私にピッタリなWIが?」
「うん。『モーグの大ルーン』って言うWIが有ってね、ソレの効果が『霊体が敵を倒すごとにHPを回復』って言うモノでさ。
ほら、シャルティアって
フロムシリーズは
エルデンリングは
また、フロムシリーズにはお約束である初見殺しや、チュートリアルも無くゲームがスタートし、ダンジョンの構造はおろか現在地も不明で貧弱な装備しかなく、当時のプレイヤー達はこれらに対して『死にゲー』や『
このゲームを知るオルトは、どこかユグドラシルに似ているゲームとも言っていた。
また当時、この会社のゲームをする事でフロム脳なる者達を大量に生み出した事でも有名な会社だった。
これらのゲーム以前にも
当時のオルトがプレイしていたのは
そして今回シャルティアに渡すWIは当時好んでプレイしていた、フロムゲームの『エルデンリング』だった。そのフロムシリーズコラボイベント、『エルデンリング』で入手出来るWI、『モーグの大ルーン』。
特定のモンスターを倒して入手し、特定の条件をクリアする事でWIの効果を発揮するWI………と言うなんとも面倒くさいWIであり、対象モンスターが1体しかいない性質上1つしか手に入らない故か、WIに相応しい効果を持つアイテムである。
裏技と言う程では無いが、複数個入手出来ない訳では無い。最もソレをするには更に面倒な手順を踏む必要がある。
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「そ、その様な畏れ多いWIを私になんて……」
「良いの良いの、それにシナジーがある方が今後も安心出来るし、ね? 後で持って来るから交換しよっか。
コレを持ってきた褒美だよ、だから受け取ってね」
それにまだ何個か持ってるし。
あの時めっちゃ頑張って良かった。
「あ、有り難きお言葉、恐悦至極に存じます。
このシャルティア、更なるご期待に添える様にいたしんす」
「うん、それで良し。んー……
ナーベラル・ガンマを筆頭にオルト達に動向するNPC達には
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「それはどんなWI何ですか、オルトさん」
「単純な効果だよ。『HPの最大値を+25%上昇させる』って言うWIだね。
ナーベラルは後衛だし、HPは多いに越したことは無いでしょ」
「HPの最大値を上げる!? とんでもない代物じゃないですか!」
このWIもフロムシリーズのコラボイベントで入手出来るWI、『モーゴットの大ルーン』。
その効果はHPの最大値を上げると言うシンプルな効果だが、ユグドラシルにおいて、ステータスの最大値を上げようとするなら、何かしらの条件を満たしスキルを得るしか方法が無いためか驚きで声が大きくなる。
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「んーまあ、そうだね。
でもナーベラルにピッタリ? では無いかもだけど、あの子レベル低いからあって損は無いしさ、こっちも持って来るから後でナーベラルに渡しといてモモンガくん」
「そんなとんでもないWIを……分かりました、向こうに戻り次第ナーベラルに渡しておきます」
「良いの良いの、まだ何個か持ってるから。それで次はクヴァールか………どうしようかな。
んー……『清浄のイコン』でも渡すか」
「『清浄のイコン』? 何ですかそのWIは」
「『所持者を含めた味方全員のMPを50回復する』だね」
「MPの………回復!? 本当に有るんですか!? そんなアイテムが!」
ユグドラシルでは存在しないMPの回復アイテム。もしそれがユグドラシル時代に広まっていたら、そのイベントには数多くの……イヤ、全ての
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「あっはっは。コラボイベントのアイテムだからね、意外とMP回復アイテムが結構有るんだよね」
WI『清浄のイコン』は少々マイナーな家庭用のゲームソフト.hack。通称無印版と呼ばれている物とその続編である.hack//GUシリーズがあるゲームで、無印版のVol.1は
そして『清浄のイコン』は続編の.hack//GUのVol.3のエンドコンテンツ中に出てくる無限使用出来るMPの回復アイテムと言う原作でも破格のアイテム。
であればMPの回復手段が時間経過しか無いユグドラシルで、WIになるのは当然の既決である。
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「因みにMP回復アイテムってどれぐらい有ります?」
「んー数えた事無いから分からないけど、枯渇はしないんじゃないかな。
無くなったら取りに行けばいいだけだし、簡単に手に入るからね」
「えぇえ……何ソレ、嘘でしょ」
そして簡単に手に入ると言う耳を疑いたくなる事実に思わず素の反応をしてしまった。
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「もう何でもアリですね、オルトさんって」
「あっはっは。褒め言葉として貰っとくよ。それで次はユリか……ユリには『古代樹の実』が良いかな」
「それの効果は」
「使用後に『攻撃値と耐久値にHP×2をプラスし、オンオフが出来るパッシブスキルにする』だね。前衛のユリと相性が良いんじゃない」
「うわぁ」
ユリ・アルファに渡すWIはコラボイベント、アヴァロンの鍵で入手出来るWIの『古代樹の実』である。
アヴァロンの鍵はゲーム会社セガから
本来はカードが必要だがユグドラシルに実装するにあたり、カードをそのままアイテムとして実装した。
そのアイテムを使い専用
その1つが先の『古代樹の実』である。入手方は面倒くさいが消費型のWIにする事でバランスを取ったが、ソコはユグドラシル運営。
ただでは終わらず使用した後はオンオフが出来るパッシブスキル扱いにすると言う暴挙に出た。
尚且つ、条件さえ満たせば何度でも入手出来てしまうWIなため、その効果と何度でも入手出来る事からオルトは二十と同等のアイテムでは無いかと運営に聞いたが、『二十は二十である事に意味が有るから二十個以上にするつもりは無い』と言う返答が来た、しかしその効果は二十に匹敵するにぶっ飛んだモノである。
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「何その反応」
「イヤその、デタラメだなぁと」
「コラボイベントのWIだからね、参加者を増やす為に普通のWIより高めに調整したんじゃ無いかな。
まあそれでも参加者は少なかったけどね。後は、エミヤか。んーエミヤはある意味歩くWIだし要るのかな」
「歩くWI?」
「うん。
そのアイテムだけでもNPCを造れるんだけど、このアイテムを使った上でギルドレベルを使いNPCを造るとNPCのステータスにプラス補正がつくんだよ。
だからある意味歩くWIだね」
「そんなWIが有るんですね」
「手に入れるのスッゴく面倒くさいけどね」
NPC製作時にプラス補正が付くWI、それは『絆礼装』なるアイテム。
そして『絆礼装』は『Fateシリーズ』のマルチバースと言われている
その分効果も高くこのWIだけでNPCを造れる上に消費型ではなく、このWIを使い造られたNPCはWIでありNPCでもあると言う暴挙に出た。
そして更に、ギルドレベルとWIを併用しNPCを造るとNPCの種族と
そのためオルトも運営に聞こうとしたが前例が有るからか、する事を止めた
そして、オルトが造った英霊シリーズも例に漏れず彼の英霊NPC達はまさしく歩くWIである。
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「とは言え、それがWIとして機能しているのかは分からないね、安全を期して渡しておくか。
何が良いかな……『ゴドリックの大ルーン』でも渡すか」」
「一応聞いておきます。どんな効果ですか」
「コレも単純だね『全能力値を5%上げる』だね」
「今まで出てきたWIを聞いてきたので、何かおとなしい効果にみえますね。凄いWIでは有るんですけど」
このWIもフロムシリーズのエルデンリングに出てくるアイテムでWIにされている『ゴドリックの大ルーン』。
効果は今までの物に比べればおとなしい効果だが、それでもWIに相応しいアイテムであるのも事実である。
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「あっはっは。そうだねぇ、何か錯覚するよね」
「ええはい本当に」
「小次郎はどうしようかな」
「居場所が分かるんですか?」
「百貌を付けてるからね、
「だからそんなに冷静なんですね」
オルトの冷静さに納得し胸を撫で下ろしたが、次に出てきた理由に驚きを隠せなかった。
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「それだけじゃないけどね。
だから小次郎は何か面白いものを……多分、武技を使った人間を気に入ったんじゃないかな、だからその人間と一緒に何処かへ行った……て、ところかな」
一抹の不安が過り、口をついて出る。
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「大丈夫なんですか? ソレ」
「多分ね。それにあの子も馬鹿じゃない、百貌が付いている事を知った上での行動だろうさ。
まぁ武技使いと一緒に居るんだし、一応任務は成功って事で。
………ねぇモモンガくん」
「何ですか?」
「ナザリックの宝物殿に置いてある『幾億の刃』を借りていいかな」
「それは構いませんけど、小次郎に渡すんですか?」
「小次郎のスキルとアレの効果ってシナジー有りそうだし、一度渡して意味が無さそうなら元に戻せばいいだけだしね」
「あー、燕返しでしたっけ」
「うん。化けそうじゃない?」
「化けそうですね、それこそ誰にも対処出来そうに無いくらいに」
「あっはっは。そうだねぇ彼のスキルと合わさったらとんでもない事になりそうだよね」
「それじゃあ宝物殿に行って幾億の刃を持って来ますね」
「うん、よろしくね。
2人で話し合い、出した結論を元にお互いがWIを取りに行き、戻って来る。
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「これで……良し、と」
「お待たせしました、オルトさん」
モモンガは幾億の刃をオルトに、オルトは先に言ったWI群を持っていた。
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「さて、先ずはシャルティアだね。今持ってるWIと交換条件しようか」
そう言うと、アイテムボックスから
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「はいこれ、さっき言ってたWIね」
オルトは気さくに渡すが、シャルティアは片膝を付き
その光景は神から下賜される者の姿であった。
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んー、相変わらず仰々しいね。まあこの子達からしたら
「このシャルティア、オルト様の意に答えられるよう、粉骨砕身に覚悟を以て任務を全うする事をお約束致します」
「うん、よろしくねシャルティア」
その光景を見ていた各階層守護者達は羨ましそうに見ており、次にソコに居るのは自分で在る事を胸に刻む。
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「モモンガくん、これにクヴァールとナーベラルに渡すヤツが入ってるから持っていって」
「分かりました、渡しておきます」
とてもWIが入っているとは思えない程気楽に渡す。
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「………出来れば他の子達、デミウルゴスのWIも何か別のヤツに変えとくか」
ただの呟き、されどその呟きをデミウルゴスは聞き逃さず、オルトの発言に待ったをかける。
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「オルト様。発言を宜しいでしょうか」
「うん? どうしたのデミウルゴス」
「此度、シャルティアのWIの交換は働きの褒美に御座います。であれば、未だ何も成し遂げていない私にはその資格は御座いません。
ですのでオルト様。不肖デミウルゴス、働きを以てWIの交換と言う褒美を頂きたく存じ上げます」
「そう。君がそこまで言うのならそうしよう。デミウルゴス、
「ハッ! 必ずや」
片膝を付き胸に手をやる仕草は、神に誓いを立てる者のソレだった。
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原作ではただのフレーバー・飾り程度だったルーンにやべー事が起きた。
エルデンリングの大ルーンってWIでいいと思うのよね。
そう言えばフロムシリーズの魔法関連ってレベルで覚えるんじゃなくて、拾ったり買ったりしてるけど……
それにその方が色々出来るし、設定とは後から生えてくるモノ。
ゴドリックの大ルーンの効果を少し変えました。+5だとWIじゃない気がしたので+5%にします。WIはぶっ飛んだ効果じゃないとね。
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絆礼装の事を忘れていた。これを使えばNPCを造れるとかにしておけば、でもそうすると英霊達以外が造れなかったしこれはこれで良しとしよう。
まあでも絆礼装を使いギルドポイントで造ればプラス補正が付くにしておけばいっか。そうすれば通常のNPCより強くてもいい理由が出来たし。
それに、ねぇ。妄想が膨らみますな。
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幾億の刃の効果は原作では詳細不明ですが、字面から見て刃を増やす的な感じがするので、『幾億の刃を装備、それか所持していると刀剣類の攻撃時に
こんな効果だとすると、コレを持ってる小次郎が燕返しをしたらどうなるんですかね。
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それにしてもオルトくんは何でこんなに昔のゲームの事を詳しいんですかね。この人何歳なのか、不思議な事も有るもんですね。
多分その内回想が発生する。