星雲からの使者 作:完全にわかのバカ野郎
まあソレ以外にも従来通りの飾りとして有りますが。
「どーしよーかなー」
WIを使おうか考えていたところに使わせる人物が水晶樹渓谷の奥から、ヨロヨロと歩いて出てくる。
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「はぁはぁはぁはぁ………死ぬ、マジで死ぬ。てか死んだ」
奥からキチンシツと共にクレマンティーヌが出てくる。
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「やぁクレマンティーヌ、元気そうだね」
「何ソレ嫌み?」
肩で息をして今にも倒れそうにフラフラと歩いている。
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「彼処は流石に無理があり過ぎたかな」
「地獄だってのあんなとこ、何処を見てもドラゴンだらけとか地獄以外の何物でもねーよ」
「君は弱いからね。それでさクレマンティーヌ」
「何? コレ以上死にたく無いんだけど」
「提案だよ」
さっき考えていた事を話し使うかどうかを聞く。
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「………その
「何とは?」
「種族だよ」
「あぁその事ね。一応はアンデッドに分類されるね」
「マジかよ」
「それでも今よりは強く成れるよ? どうする」
どうするか考えているのか難しい顔で沈黙し、口を開く。
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「マジで……強くなれんだな」
「少なくとも今よりはね」
「じゃあやってやんよ、私は強くなれるんなら何だってしてやる」
「そうか、じゃあ付いてきなさい」
オルトに付いていきとあるモノの前で止まる。
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「これだよ」
「誰このデカイの」
目の前に居たのは見上げる程大きな女性が座っている。
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「
「は? マジで?」
「うん。今からこのアイテムとコレを使って君には転生してもらう」
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「どうやんだよ」
「跪いて『我、産まれ直しを望む者』って言えば使えるよ。今なら引き返せるどうする?」
「ハッ、今更引き返すかっての」
「そうか」
深く息を吐き、跪き唱える。
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「は? 何コレ」
「何、どうしたの」
「目の前に変なモノが出てきた」
「変な? ……まさかステータス画面が見えるのか」
まさかコレを使うとステータス画面が見えるのか?
「どんな風に見えるんだい」
「あー。上から種族:
驚いたな、本当にステータス画面だ。コレを使えば色々と出来そうだ。
産まれなき者の大ルーンを使ったクレマンティーヌの目に見えたのはなんと、ユグドラシルプレイヤーなら誰もが知るステータス画面だった。
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「とーすりゃいいのさコレ」
「その画面に数字が有るんじゃないかな」
「あーコレか、コレをどうすんのよ」
「好きな項目にその数字を振り分けるだけだよ」
「ふーん」
「先ずは種族の
確か
「へいへい、それで? 次はどーすんのこれ」
「
「りょーかい」
本来この世界では出来ない
この行為が出来る時点でクレマンティーヌは現地人より正しく
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「どうかな? 振り分けた感想は」
「………何か、今まで以上に体が軽く成った気がする」
「恐らくは種族・
「ふーん」
「仕方ないとはいえ現地人は無駄が多いからね、ソレがちゃんとした配分が出来たんだ、そう感じるのはある意味正しい。
にしても……そうかそうか、コレを使うとこうなるのか」
1人納得しているとクレマンティーヌが声をかけてくる。
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「なぁ」
「うん? まだ何かあるのか」
「レベル? ってヤツが初めから『1』で光ってるヤツも有るんだけど、何コレ」
「!? へぇ、ソレは何がそうなっているのかな」
光っているのは新しく取得した
なら自分で
「えーと………
「
確かユグドラシルのフレーバーテキストでは『聖なる信仰、正しい法などに仕える
コイツは何に自らの聖を見出だした? あの
「ポイントは残ってる?」
「さっきアンタが言ったヤツに入れたから無い」
「そうか、それは残念だ。じゃあポイントを入れた種族と
「えーと……
総合レベルが46か、あの時からすれば恐らく10レベル分強くなっているのか。
流石はモンスターハンターの
このまま彼処に行かせるか? イヤしかし蘇生アイテムにも限りは……一応は有る。
.hackの
この短期間でレベルを10も上げたんだ、それくらいの褒美はないとね。
「クレマンティーヌ………ああイヤ、
そうだね……クレンってのはどうかな」
「別に何でもいいよ」
「じゃあ今から君はクレンだ。それと暫くの間は休んでていいよ」
「は? マジで!」
「頑張ったからね、その褒美さ」
「休みが褒美とかアレだけど今はそれが最高に嬉しいわ、マジで」
「そうかいゆっくり休むといい」
それに君はとても有用な情報もくれたからね、今は休んでも構わない。まあまた後で行かせるんだけど。
「トール様」
「うん? ああそうだ、此処ではオルトと呼んでね、そっちが本来の名前だからね」
「そうなのですねトール様。ではこれよりオルト様とお呼ばせていただきます」
「外ではこれまで通りトールでね」
「はい。心得ておりますオルト様」
「それで? どうかしたの」
「私にもその偉大なるアイテムを使っていただきたく」
「君も?」
困りはしない、それどころかプラスだ。どうする……使わせるか?
「私は今以上に貴方様のお役に立ちたいのです」
「……ふむ、いいよ。使ってごらん。はいコレ」
レイナースに『雫の幼生』を渡すと
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「何が見える?」
「はい。
上から
現地人からしたら
「オルト様。どの様にすればよろしいでしょうか」
「ん、ああそうだね。
後は……君は槍を使うから
「畏まりました」
「次に
オルトに言われた通りに振り分けた結果が「種族の
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「出来ましたわ」
「どんな感じだい」
「今まで以上に力が漲ってきます」
「いいね、その調子で強くなってよ」
「仰せのままに」
「てかさ、アンデッドの割には私もソイツも見た目変わってなくね?」
アンデッドに転生すると言われ戦々恐々としていたが、見た目が変わっておらず疑問に思いオルトに聞く。
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「あくまで分類がアンデッドなだけで見た目は人間とそう大差無いよ」
「ふーん」
興味無さそうに返事をしたがオルトの言に胸を撫で下ろし安心していた。
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「次は装備かな。……折角だしクレンの装備も見繕おうか」
「私のも?」
「転生したし君には此処で更に強くなって欲しいからね。じゃ、部屋に行こうか」
話が決まりオルトの部屋に向かう。
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「先ずはレイナースからしようか」
そう言って部屋の奥でゴソゴソとする。
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「武器はコレね」
「拝受、謹んで頂戴いたします」
「ソレの名前は
武器の能力は所持者に行動速度・攻撃速度を20%アップ、武器の取り扱い技術の20%アップで致命攻撃威力30%アップだね」
「そのような高価なマジックアイテムを……謹んで頂戴いたします」
またゴソゴソと探し、全身の防具を取り出す。
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「コレがいいかな、はい」
「は、拝受、謹んで頂戴いたします」
「ソレの名前は
能力は、えーと……ああそうそう、物理攻撃+3、魔法攻撃+3、光属性-5、闇属性+5、
渡されるアイテムの全てが聞いた事も無い程のマジックアイテムばかりで、身震いした。
これ程のマジックアイテムを渡すオルトに大きな感情をーー崇拝と言う感情を抱く。
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「(なんと素晴らしい御方なのでしょう。これ程のマジックアイテムを私に……帝国の軍事予算を丸々1人に使っても足りない武具。
やはりこの御方はフールーダ様が言うように神そのもの、故にこの武具は神の武具。私には過分な武具ですがコレらの武具に見合う活躍を致します)」
「んじゃあ次はクレンの武器と防具だね」
「さっきからスゲーマジックアイテムが出てきてんだけどさ、私のもソレと同じレベルのヤツくれんの?」
「そりゃあね、君達は
んー……クレンはスティレットを使ったスピードタイプの前衛だから、コレがいいかな。
「コレがいいかな」
「見ただけで分かるわ、コレ2つとも超ヤベーヤツじゃん」
「そうでもないよ。んで、名前は赤い方が蠍の針で波打っている方が輝石のクリス。
蠍の針の能力は朱い腐敗の状態異常を蓄積させられて相手の許容値を超えると腐ってく
オルトが輝石のクリスと呼んだ武器を振るうと緑色の水晶がつぶてとなって飛散する。
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「とまあこんな感じで魔法が使える、んで更にさっきより多くの
先程とは違い水晶の塊が直線に飛んでいく。
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「はいあげる」
「うっわーマジかー」
「んで次は防具だね、何がいいかなー。君にはコレかな、はい」
「コレもヤベーじゃん」
「ソレの名前は黒き刺客。速度を活かした装備だ、ついでに仮面で顔も隠せる。
君って法国からあのクソアイテムを盗んで逃げてきたんでしょ? 君にはそういった事をして欲しいからね、丁度いいモノだ。
あ、それとソレを全身で揃えて装備するとジャンプ攻撃が強化されるよ。
………ついでたしコレもあげる。名前は流紋の短剣って言う投擲剣だね、しかも投げても瞬時に手元に再生成されるから使い勝手いいよ」
「あー……貰わないと駄目? 超怖いんだけど」
「言ったでしょ? それ相応のモノを身に付けてもらうって、諦めて貰っときなよ」
「………りょーかい。有りがたく使わせてもらうわ」
レイナース同様渡される武具が法国所属時代よりも強い事が分かっているため、若干引いてしまった。
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「じゃあ
んーナスレなんてどうだい?」
「オルト様の仰せのままに」
「じゃあナスレを連れてThe Worldに行ってくれるかい、ああ勿論他の皆もね」
「モンスターハンターではなくThe Worldにか」
「安全を期してね」
「御主がそう言うのならThe Worldに行こう」
「じゃ、よろしく。
クレン、君は此処の隣に部屋があるからそこで休むといい」
「あー久しぶりに休める」
モンスターハンターの
そしてオルトは手を振りながら「よろしくねー。あ、
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「やぁモモンガくん。順調にいってるかい」
「オルトさん。はい、今のところ予想通りになってます」
「どれどれ………負けてるねぇ」
「はい、負けてます」
「相手の戦力と意地を軽く見たのかな」
「恐らくは。あ、
「ああソレね、帝国で貴族になった」
「へ? き、貴族ですか?」
耳を疑う発言に間の抜けた声で返した。
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「うん。何か流れでなっちゃったんだよねー」
「凄い事になってますね」
「足場固めとしては最適なんだけど、行動を制限されるかもしれないのがネックかな。
それに冒険者の階級がまだ
「どうするつもりですか?」
「だからモンスターハンターの
「大騒ぎになりませんかソレ」
ユグドラシル時代でもドラゴンと言えば強モンスターとして有名で、特にコラボイベント『モンスターハンター』に出てくるドラゴンは更に強く、他プレイヤーからは『アレはエンドコンテンツ』と言う程のモノで有名だった。
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「そうだねぇ、この世界にもドラゴン居るみたいだけど、えーと……そうそうアゼルリシア山脈。ソコに居るだけで基本的にはいないんだって」
「アゼルリシア山脈……ですか」
「うん、どんな種類かは知らないけどね」
「いつか行きたいですね」
「行きたいね、どれだけ強いのか興味がある」
この世界でもドラゴンは最強種として有名であり戦おうとするのは馬鹿か、思い上がった超馬鹿と言われている。
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「ま、そっちで何か動きがあったらまた連絡してね」
「はい」
「あー……それとさ、また人間と
「ま、またですか」
何度も現地人を連れてくるオルトに呆れるような感覚で「まあオルトさんはこういう人だしな」とも思っていた。
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「じゃあ
「気をつけてくださいね」
「うん」
そう返事をしRoAOGで自分の
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「貴族か、そうか……なんと言うかオルトさんらしいと言うか……でもオルトさんが言う通り足場固めとしては最適だ、有効に使おう」
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「さて皆、一狩り行こうか」
「彼処では全力でやらねばな」
「この牛若! 頑張ります」
「あ、足手まといにならないように頑張ります」
全員で意気込み水晶樹渓谷の奥にあるコラボイベント
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産まれ直しですからね、ステータス画面見れないと直せませんので当然出てきます。更にユグドラシルナイズされてますから、ちゃんと