星雲からの使者   作:完全にわかのバカ野郎

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 原作と言う名の運命修正力。たとえ居る筈の無い存在が居たとしてもギルド:アインズ・ウール・ゴウンは世界征服からは逃られない。



六話

「モモンガくん、僕は外壁部の様子を見てくるよ」

「分かりました。ん"ん"お前の仕事は非常に重要な事だ、だからこそお前のーーー」

 

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「へぇ……こんな感じになるのか、面白いね。これがドルイド系統の魔法かこんな状況(異世界転移)になるとドルイド系統の魔法はかなり便利だね」

 確か他の『体』にドルイド系統作った気がするんだけど……探してみるか。それに物理的現象であれば残り続けるかもしれないし、試してみる価値はありそうだな。ん? あれは……丁度良いあの話しもしておくか。

 

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「………流石アルベド、私の真意を見抜くとは」

 助かったが、なんかデミウルゴスの視線が痛い

 

「それで何故おまーー」

「アルベド丁度よかった、君に渡す物があるんだよ」

 

 2人の会話に割って入り、モモンガに謝ってから無限の背負い袋(インフィニティ・ハヴァザック)からアイテムを取り出す。

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「!? わ、One Radiance Thing(ワン・ラディアンス・シング)様! そ、その御姿が『着替えの体』なのですね。

 ご尊顔拝謁いたします」

「ははは、楽にして良いよ。さっきも言ったけど君に渡す物があるんだ」

「わ、私に……ですか?」

 

 僅かに、だが。腰から生える翼が小刻みに震えている。

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「それで、渡す物と言うのは」

「うん。以前タブラくんから預かっていた物でね本当なら最終日の昼辺りに渡すつもりだったんだけど時間が無くてねぇ。

 ま、こうなったし結局は良かったのかな?」

「(タブラ様から? いったい何を預かっていらっしゃるのかしら、まさか! タブラ様にも何か不手際をしてしまったのでは……)」

「イヤー、アイテムボックスに入れといて良かった良かった。部屋(エリア)まで取りに行くの面倒くさいからね。

 はい、これ。タブラくんから君への最後の贈り物だ」

「こ、これは!!」

 

 そこに差し出されたのは夜の闇より暗い漆黒のウェディングドレスだった。

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「タブラくんがイン出来なくなる前に完成したらしくてね、本当は自分で渡したかったらしいけど時間が無くて僕に預けてきたんだ。

 こうなるとは思わなかったからねぇ、あの時渡しそびれたなーと思ってたんだけど……怪我の功名的な? 本当に渡せて良かったよ。ほら僕ってモモンガくんとアルベドの立会人でしょ? まぁ、ぴったりな役目とも言えるのかな」

 

 漆黒のドレスを受け取ったアルベドはドレスを強く抱き締め、嗚咽をこぼしながら膝から崩れ落ちた。

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 そ、そうだったー!! あの時、オルトさん言われてアルベドのテキストを書き換えたんだった!! た、確か内容は俺とアルベドが嫁的なモノだった気がーー

 

「さぁ! モモンガくん結婚式に必要な物があるだろう? 渡したまえよ。あ、折角だから円形闘技場(アンフィテアトルム)で盛大に祝おうか、守護者達を集めてさ。

 よぉし。そうときたら準備だ準備、デミウルゴス、君にも手伝ってもらうよ」

「はっ! 不肖デミウルゴス。モモンガ様のご成婚、粉骨砕身の働きを以て手伝わせていただきます!!」

「ああそうだ。彼処も使おうか、ピッタリな場所だしね」

 

 今すぐにでも駆け出そうとしたがいきなり止まって「あ、マーレ、君もキリの良いところで一旦中断して円形闘技場(アンフィテアトルム)に来てくれるかな」とだけ言い残し返事を聞くこともなく消えていった。

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「(あ、あぁ……ああぁ、私は……私はなんて事をしてしまったの、私とモモンガ様の仲をとりもって下さったのに……タブラ・スマラグディナ様……私はどう償えばよろしいのでしょうか…………)」

 

 

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「はいはーい、その飾りはそこに置いてー。コキュートス、この飾りはこっちね。

 デミウルゴス、その飾りはあっちにお願いねー」

 

 オルトが音頭を取り円形闘技場(アンフィテアトルム)は瞬く間に結婚式場へと変わっていく。

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「アウラー、マーレー。君達はこっちをやって、シャルティアはこの飾りをあそこに宜しく」

 

 守護者達はオルトの音頭にテキパキと飾りを付けていく。

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「んふー。こんな感じかな、うんうん良いね」

 

 守護者達にサムズアップをして働きを労った。

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「One Radiance Thing様。モモンガ様をお連れいたしました」

「お、ナイスタイミング。こっち丁度終わったところだよ」

 

 セバスの後ろからタキシードを着たモモンガとオルトが渡した漆黒のドレスを纏ったアルベドが腕を組んで出てきた。

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「さぁ主役のご登場だ、拍手で迎えおう! 

 モモンガくん、アルベド、おめでとう。それとタブラくんから伝言を受け取っているんだ。

 おっほん。では音声データ、スイッチオン。

『モモンガくん、私はアルベドを君にとって最高(タイプ)の女性として、そして最初から君の嫁にする気作り上げた。勿論テキストも変えるつもりだったんだ、だけど残念な事に間に合わなかった。

 本当は私が直接祝いたがったがリアルの都合で最期の数日しか入れず、真なる無(ギンヌンガガプ)と一緒にドレスも渡したかったがまだ出来ていなかった、完成したのが最終日の朝だった。

 そして、その日は行く事が出来ない事が分かっていたから絶対インするオルトくんにデータを渡して全てを託した。

 私のかわいい()自慢の()、君がドレスを着た姿を直接見たかったけどそれは叶わない、それだけが残念だ。

 モモンガくん、アルベドおめでとう。後でオルトくんにデータを送ってもらって見させてもらうよ。

 あ、アルベド。ニグレドとルベドとも仲良くね。モモンガくん、アルベドを宜しくね』との事です。

 モモンガくん、アルベド、結婚おめでとう。さぁて皆! 盛大に2人を祝おうじゃないか!」

 後で2人だけを彼処に連れて行こうかな。

 

「(タブラ・スマラグディナ様………こんなに私を思ってくださるなんてなんて幸せ者なのでしょう。なのに私は仲をとりもって下さったOne Radiance Thing様にあんなことを……あぁタブラ・スマラグディナ様、私はどうすればよろしいのですか………)」

「あ、あのオルトさんそのこう言うの嬉しいんですけどその、俺食べ物が食べれられなくて」

「あー……アンデッドだもんねぇ……あ、まてよ……」

 

 何かを思い出したのか自身のアイテムボックスから無限の背負い袋(インフィニティ・ハヴァザック)を取り出し、変わった形の指輪を取り出した。

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「ああ、有った有った。はいこれ、あげる」

 

 そう言いモモンガに投げ渡したのは指輪アイテム、種族変更指輪:人間(リング・チェンジスピーシーズ:パーソン)ど呼ばれるネタアイテムだった。

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「あのこれは?」

「ほら、サ終の前から街に行ってたでしょ? そのアイテムはその時買ったんだ。売った人は人間種だけど友達に異形種がいたらしくてね、その人から貰ったは良いものの自分は使わないし、サ終するしで叩き値で売られてたからコレクター魂が燃えて買っちゃたよね」

 

 オルトの語尾に音符が付くようなおちゃらけた様に言う。

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「店主曰く、その指輪を付けてる間は種族が人間に固定されるんだって、その代わり元の種族特性はグレーアウトするんだってさ。

 でもさー、僕って人間の『体』持ってるから、いらないんだよねー」

 

 あっはっはと笑って「種族スキルは使えないけど、職業(クラス)スキルは使えるから結構便利だよ」と、どんなアイテムかを教える。

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「だからそのアイテム、モモンガくんにあげるね」

 

 無限の背負い袋(インフィニティ・ハヴァザック)をストレージにしまいながら「僕が持ってても意味ないしねー」と、付け加えそのまま結婚式場に行き手早くセッティングしていく。

 そして、指輪を受け取ったモモンガは普段は外して装備していない左手薬指に嵌めた。するとアンデッドの体が人間種の肉体に変化した。

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「さぁさぁ! ご両人、神父の前で誓いをあげようじゃないか」

 

 オルトのかけ声と同時に後ろから人影が現れた。

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「お初お目にかかる、階層守護者諸君。私は言峰綺礼(ことみねきれい)、しがない神父だよ」

 

 そこにはカソックを着た胡散臭い神父が佇んでいた。

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 あれは確か……オルトさんが作ったNPC、えっと悪性神父? だっけ詳しくは知らないんだよな、俺。

 

「さて、ギルド:アインズ・ウール・ゴウンが首長、モモンガ殿。そして守護者統括、アルベド殿。壇上へ」

 

 言峰の呼び掛けに応じモモンガ、アルベドの2人が壇上登る。

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「それでは言祝ごう。両人が末長く、共にあれるように、さぁ、ここに誓いの言葉をーー」




 オルトくんの秘密その10
 どの『体』でも種族職業(クラス)は一部が固定されている。

 オルトくんの秘密その11
 少なくとも大気汚染される前の空を見たことがある程の年齢。何歳だコイツ。
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