星雲からの使者   作:完全にわかのバカ野郎

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 老獪な狸ジジイの胸先三寸?胸三寸?口八丁手八丁?巧みな話術(詐術)で手玉に取られる可哀想なイビルアイちゃんの明日はどっちだ。


六十四話

「何故だ」

「うん? 何がだい、気になる事があるなら言って欲しい()も何かを思い出せるかもしれない。だから言って欲しい」

 この世界で約300年この子は生きてきた、つまりそれだけこの世界の事を知っている事になる。できれば敵対はしたくないのが実情。

 可能なら吸い上げられる情報は吸い上げたいし、十三英雄の中には翼を持った人物が居たとさっきの子が言っいてた。

 イヤまあ十三英雄が何年前の連中なのかは分からないけど……ま、いずれ分かるでしょ。()らしい奴が居るんだし、同期されるのを待つしかないかな。

 

「……お前とは、私が吸血鬼(ヴァンパイア)に成ってから少し経った時に会った」

吸血鬼(ヴァンパイア)に成った、か。君からは独特な血の匂いがした、やっぱり君は元人間なんだね」

「はは、同じ事を言うんだな。

 それと人間種だが少し違う、虹瞳人(アルコバーナ)と言う種族だ」

虹瞳人(アルコバーナ)か。

 ……すまない、何も覚えていない、まだ君の事を思い出せない」

 虹瞳人(アルコバーナ)? ユグドラシルでは聞いた事が無い、この世界特有の種族か? 

 

「……そうか。ならば名を名乗る必要があるな、私はキーノ……キーノ・ファスリス・インベルン。吸血鬼(ヴァンパイア)にさせられた」

「誰に、どうやってそんな事を?」

(ドラゴン)だ、恐らくだが竜王(ドラゴンロード)……私はその竜王(ドラゴンロード)の手によって吸血鬼(ヴァンパイア)に成った」

「人間を吸血鬼(ヴァンパイア)に変える魔法……か、聞いた事が無い魔法だな」

 竜王(ドラゴンロード)の手によって吸血鬼(ヴァンパイア)にされた……か。()が知る限りではあの時の戦闘で生き残ったのは白金の竜王(プラチナム・ドラゴンロード)とか言う奴だけ、つまりあの場に居なかったって事になるけど………あの場にいた(ドラゴン)竜王(ドラゴンロード)と呼ばれるに相応しい強さだった。

 ソイツも同等の強さ(レベル)の筈、なのに居なかった………臆病者か、或いは彼我の差に気付き逃走を選んだか……どちらもあり得るな。

 

「恐らく竜王(ドラゴンロード)始原の魔法(ワイルド・マジック)だ、こんな魔法を使えるのは竜王(ドラゴンロード)以外に考えられない」

始原の魔法(ワイルド・マジック)?」

(いにしえ)の魔法、魂の魔法、原始の魔法……様々な呼ばれ方をしているが、唯一分かっているのは竜王(ドラゴンロード)にしか使えない魔法との事だ」

竜王(ドラゴンロード)だけが使える、魔法……」

 んー……ああそういえば八欲王との戦いで見た事が無い魔法を使ってたな、それが始原の魔法(ワイルド・マジック)か? 

 うーん、やっぱり聖天の竜王(ヘブンリー・ドラゴンロード)に会いに行って始原の魔法(ワイルド・マジック)の事聞くか、同期された記録には聞いた形跡無かったし。

 それにしても、(いにしえ)・魂・原始の魔法……ねぇ。フロムシリーズにの魔法に似てるな。

 ()職業(クラス)源流の魔術師(フォンス・マグス)とどこが違うのかね、気になるな………やっぱり聖天の竜王(ヘブンリー・ドラゴンロード)に聞いてみた方が良いな、今度にでも行こうかな。

 

「……君だけが被害に?」

「イヤ、私の国全体が始原の魔法(ワイルド・マジック)の範囲内に有った、そして私だけが吸血鬼(ヴァンパイア)に成った、成れてしまった」

吸血鬼(ヴァンパイア)に成った理由は?」

生まれながらの異能(タレント)だ」

「タレント……確か『生まれながらの異能』、だったね。君さえ良ければ君のーー」

「私の生まれながらの異能(タレント)は『如何なる魔法(超位・始原の魔法)を一つストックし、自分の魔法として発動』できる生まれながらの異能(タレント)だ。

 それを……正確には違うが、この生まれながらの異能(タレント)を発動させ続ける事で自我有る吸血鬼(ヴァンパイア)でいられている。

 この生まれながらの異能(タレント)をもう一度使えば私は知性の無いゾンビへと成り果てるだろう、だから生まれながらの異能(タレント)を使う事は二度と無い」

 如何なる魔法を一つストックできる……言葉尻からしてストックした魔法は自分の意思、判断で使えると見ていいだろう。厄介な生まれながらの異能(タレント)だが、現状この子は生まれながらの異能(タレント)は使えない。

 それなら危険度はソコまで高くないな、にしても如何なる魔法でも………か、じゃあ超位魔法もストックできるのか? フールーダに使った魔法を使えば吸血鬼(ヴァンパイア)から戻せる可能性も………ああイヤ待て、話を聞く限り始原の魔法(ワイルド・マジック)とやらは超位魔法と同等か以上の魔法と考えた方がいい。

 だとすると普通の魔法じゃ意味がなさそうだな、ならあのWI(ワールドアイテム)を使えばどうなる………種族を変えられるかもしれないけど、現段階で()がする必要性は無いな。

 ………ん? 待てよ……確か天使(エンジェル)()はあのWI(ワールドアイテム)を持ってレイシフトしたよな、どうしてアレを使わなかったんだ? ()とは違い思い入れがある筈だ、なのに使わなかった………理由は? この時代まで生かせる為? 何故そうさせた、()に会わせる為に使わなかった? どうして()に会わせたかったんだ……()なら何かするとでも思っていたのか? 記録(記憶)の同期待ちだな。

 

「凄い生まれながらの異能(タレント)だね、でもそれのせいで吸血鬼(ヴァンパイア)に?」

「そうだ。私は奴の『始原の魔法(ワイルド・マジック)』を無意識の内にコピーしたんだと思う。

 ……そして、コピーした始原の魔法(ワイルド・マジック)を私が無意識に使い、お母様もお父様も………そして、インベリアの民達の魂を吸収し私は吸血鬼(ヴァンパイア)に成り、私が他の皆をゾンビ(・・・)にしてしまった」

「君のせいじゃない。君は意図せず使ってしまっただけだ、君は悪くない(・・・・・・)

 

 オルトの『君は悪くない』の言葉を聞き「ふふ」と、どこか嬉しそうに笑っている。

 ━

「本当に……本当に同じ事をいうのだな。

 私が初めてお前と会った時に同じ様に話した、その時にお前が言った言葉は『君は悪くない』だった」

「そうか同じ(・・)と言ってくれるのは嬉しいね、千態万様(せんたいばんよう)()が姿を変えると記憶が混濁(・・)する。

 だからどの記憶がどの時代のなのか、どの()なのかが分からなくなるんだ。姿を変えて遊ぶクセに混濁するもんだから困ったものだよ」

「そう、だったのか。なら何故私はお前の事を忘れていた、理由は分かるのか?」

「多分だけどその時の()が君の記憶を少し弄ったんだろうね」

「なんでそんな事を……」

「それは分からない。分からないけど、忘れてしまえば辛く無い(・・・・・・・・・・・)寂しく無い(・・・・・)

 

 この光景をナザリックの孔明『ぷにっと萌え』が見ていれば「うっわ、エッグい事するなオルトさん」と、ドン引きする程のそれらしい嘘と巧みな話術(詐術)でイビルアイから情報を吸い上げていく光景があった。

 ━

「寂しく、無い……か。無責任な奴だ、あの時……お前は私の傍からいなくならないと言ったのだぞ、なのにお前はいなくなった。

 あの時だ、十三英雄と共に居た時で蟲の魔神を斃してから胸にポッカリと穴が空いた気がしていた。

 でもそう感じていたのは私だけだった、皆に聞いても誰も、何も感じていなかった。それどころか私達は元からこの数だ(・・・・・・・・・・)と皆に言われた。私だけだったんだ……何かが可笑しい(・・・・・・・)と思っていたのは、今までその理由は分からなかった。

 お前なんだな、私の胸に空いた穴は……お前という存在だったんだな、私はその事を忘れて約150年もの間一人で生きてきた。

 お前は本当に………無責任な奴だ、その癖こうやって思い出させた、どあして今になって私はお前を思い出したんだ?」

 

 俯き弱々しい声色で口をついて出る。

 ━

「恐らく、何かしらのトリガーが決められていたんだろうね。

 ()が、或いは君が何かしらのトリガーを引く(・・)事で思い出せる様にしたじゃないかな、なんとも()らしい事をするものだ」

「すまない事をしたね」

「イヤ、お前らしいと言えばお前らしい。

 それにまたお前と会えた、トリガーを付けていたのはこの為だろう。お前はもう一度会えると確信していたからこそのトリガーだ」

「多分そうなんだろうね、なんとも身勝手だね顔を見てみたい」

「水晶の鏡で良ければ出してやろう。見るか?」

「あはは、ナイスな返しだ、()が気に入る訳が分かったよ」

「昔に比べれば刺々しくなった、やさぐれただけだ。一人になって、胸に穴が空いたまま旅をして……こうなった。

 ……ああそうだ、私の事も覚えていないならリグリットの事も忘れたのか」

「そうだね、初耳だ」

「もしリグリットにもトリガーが有って、お前の事を思い出したらリグリットにブン殴られるぞ」

「それは嫌だな、痛そうだ」

「何せリグリットはフォウ(・・・)を可愛がっていたからな」

「は? 今なんて?」

「ん? どうした」

「今フォウ(・・・)って言った?」

「ああ言ったが、それがどうかしたのか? 初めて会った時からお前の肩に乗っていたぞ。

 私にはリスにしか見えなかったが、リグリットは猫と言っていたな。お前は一応犬だと言っていたけどな」

 あのクソ獣ついて行ってやがるのか、帰ってきたらマーリンに投げ付けてやろうか、それともあの王様に折檻してもらうか……王様の方が効きそうだな。

 

「そ、そうかそうなんだ。犬が居たんだ。

 ………なんか変わった所とか無かった?」

「いや、基本お前の肩に乗って騒ぐぐらいだな。後は疲れた私達を癒してもくれたな」

 えぇ……イヤまあ、おとなしくしてくれてたなら良いか。良いのか? ………成らなかったって事は十三英雄とやらは善い奴らの集まりなのは確実だな、王都に放ったら一日と持たずに成るだろうし……まあ良いか。

 

 まるで、いなかった期間を埋めるかの様に沢山の事を、時にはジョークも交ぜ話し合い、時間は矢の様に過ぎていった。

 ━

 

 ━━

 

 ━━━━

 

 

「成る程、今は本来(・・)の姿である森妖精(エルフ)……ああ太古の森妖精(プライミーバル・エルフ)? だったか、その姿で冒険者をしていると」

「そうなるね。それにしても、わざわざ天使の姿に変わってまで(・・・・・・・・・・・)十三英雄の一員として活動していたとはね、随分と活動的な()だね」

「肉体が違うと記憶(記録)領域も違うんだったな」

 

 偽り八割、真実二割。このやり方はユグドラシル時代に良くしていた情報戦。

 真実が一割だとたまに見破る者が居た為、真実を二割に増やし更に真実だと思える嘘を二割入れた偽情報で盤外(掲示板)の情報を掻き乱し、人の流れ、物の流れを操りオルトが多用するやり方だった。

 ━

「うん、性格とか言動も変わるね」

「面倒くさいな、お前は」

「あっはっはっ、そうだね面倒くさいよね。

 ()もそう思うけどコレばかりはね、()でもどうしようもないんだよね」

「そんなお前が今や帝国で貴族にも成った、もう隠れる事はできなくなったな。ハッ、いい気味だ」

「本当にどうしたものかな。

 ああそうだ、話は変わるけど君は……キーノは水晶の魔法を使っていたけど、アレは?」

 

 自分に使われた水晶魔法をふと思い出し、何故使えるのか気がついたら聞いていた。

 ━

「いきなりお前が魔術書を渡してきて、お前に教わりながら(・・・・・・)習得した輝石の魔術(ピロクセヌス・マギア)

 その中の魔法に結晶散弾(ゲマエ・スハルスィオ)があるだろう? それを簡易化した魔法の一つ、名は『結晶散弾(シャード・バックショット)』だ」

「じゃあ輝石の魔術(ピロクセヌス・マギア)は覚えたのか?」

「ああ基礎魔法だから全部覚えろと言われたからな、数が多くて時間は掛かったが後ろの頁(・・・・)にある魔法以外は習得した。長く生きるのも悪くないかもな」

「それは凄いね、確か輝石の魔術(ピロクセヌス・マギア)は二十前後は有ったと思うけど、良く頑張ったね」

「基礎だ基礎だと言ってお前が五月蝿かったからな、必死に覚えたさ。だが、全部と言えないのは少し悔しいものだな」

 

 

 ━━━

 輝石の魔術(ピロクセヌス・マギア)とはコラボイベント『エルデンリング』にて習得できる魔術で、ある意味では基礎的な魔術でもある。

 またコラボイベントのフロムシリーズで習得できる魔法は少々特殊な方法でしか習得(入手)できず、そしてユグドラシルもその方法を踏襲した為、上手くやれば通常より多くの魔術を低レベルで大量に習得できると言う神コラボイベント………なのだが如何せん古すぎてオルトしかコラボ元を知らず、このコラボイベントをしていたのはオルトが先導して連れて行ったギルド:アインズ・ウール・ゴウンの魔法詠唱者(マジック・キャスター)達くらいしかしていなかった。

 また、イベント自体がややこしく面倒な事が多かったのも参加者が少なかった一つの要員でもあった。

 ━━━

 

 

「へぇ……魔法を研究して簡易化させて違う魔法を習得したのか、本当にキーノは凄いね」

 研究して簡易化した魔法を作れる? ここ世界はそんな事もできるのか、研究……もしかして。

 

「その魔術書を見せて」

「これだ」

「………キーノ、もしかして……だけど、輝石の彗星(ゲムマートゥス・コメテース)ほうき星(コメテース)を使えるかい?」

「ん? ああ使えるぞ、さっきも言ったがお前から渡された魔術書に載っている魔法は三つ(・・)を除いて覚えたぞ」

 

 イビルアイの言葉に驚き立ち上がり、気がついたら叫んでいた。

 ━

「何故叫ぶ、お前が覚えろと言ったんだぞ」

「それは……そうだね、()は記憶に無いけど」

 

 頭を抑えタメ息を吐いて「本当にお前という奴は」と呟く。

 ━

 まさかとは思ったが、天体の魔術(アストルム・マギア)を習得したのか! 

 恐らく天使(エンジェル)()がコレを渡したのは魔法を習得(・・)できるのかを確認する為だろう。

 フロムシリーズの魔術と奇跡(祈祷)の習得方法は原作同様ユグドラシルでも買う、拾う、交換(・・・・・・・・)する事で習得(取得)できる。だから天使(エンジェル)()()自身が編纂した魔術書を渡した。

 確かに()が編纂したアイテムには入手(・・)方法は載っている。でも、あぁ……記録(記憶)の同期が待ち遠しい、天使(エンジェル)()はどうやって習得(取得)させたんだ……愉しみだな。

 ん? この魔術も載っているのか……書いた記憶は無いけど、輝石の魔術(ピロクセヌス・マギア)と運営が同系統にしたから当然か。

 しかし天体の魔術(アストルム・マギア)を習得したと言う事は、だ。この子のレベルは………。

 

 

 ━━━

 エルデンリングの職業(クラス)の最大レベルと職業(クラス)分けは独特な方法にされている。

 理由は一つ、同系統で習得できる魔術の数が少ない(・・・・・・・・・・・・・・・・・・)からだ。

 運営は悩んだ末『同系統の魔法(魔力系/信仰系)である』と、判断を下した職業(クラス)は『先に取得した職業(クラス)に統合され、職業(クラス)名はより位階の高い魔法のモノに変える』と公式発表している。

 そしてそれに伴い魔法の数がレベルに足りなければ切り上げ計算してレベルは『5』になり、レベル『5』を超える数があるが『10』には至らない場合は、切り捨て計算され『5』なる。

 その為、ユグドラシルでのフロムシリーズの職業(クラス)レベルは基本的に『5』とし、同系統の魔法を習得する事で『10』へと変わる仕様に調整した。しかし例外としてレベル『10』に近い数の魔法を習得していれば、レベル表記は『10』になる。

 勿論、ユグドラシル由来の魔法も習得できるが、最大レベルは『10』で固定されている。

 ━━━

 

 

 現段階でこの子の職業(クラス)レベルは切り捨て計算されレベルは『5』……なのだが、この子が習得した輝石の彗星(ゲムマートゥス・コメテース)を含め天体の魔術(アストルム・マギア)の魔法は第八位階と第九位階魔法。

 つまりこの世界においてこの子以上の魔法詠唱者(マジック・キャスター)はいない、ますます欲しい。ナザリックに……イヤ、水晶樹鉱山渓谷(One Radiance Thing)小世界(エリア)に連れて行き、強く(レベルアップ)させたい。

 どうなるんだ……あの世界の、フロムシリーズの世界(ワールド)にーー

 

「どうした? 何かあったのか?」

「ああイヤ、キーノが凄いと思ってね。

 正直に言えば輝石の彗星(ゲムマートゥス・コメテース)を含めたを天体の魔術(アストルム・マギア)を習得できるとは思っていなかった、あの魔法はそれ程までの高みにある魔法だからね」

 位階を伝えるべきか否か………アレの時にぶつかる可能性がある……今は黙っていた方が良いかな。

 そう言えばさっき簡易化して造った水晶魔法を覚えたって言っていたな、だとするとエレメンタリスト系統を習得していても可笑しくないな。

 職業(クラス)天体の魔術(アストルム・マギア)まで習得してはいるけど魔法の数はレベル『10』まで至らない且つ、ユグドラシル由来の魔法も習得していないと仮定してレベルは『5』で、それと輝石の魔術(ピロクセヌス・マギア)を参考にして別種の魔法を造った(習得した)らしいから、エレメンタリスト系統持っていると仮定して、尚且つ低く見積もってレベルを『10』として計算すれば………待て、()の事だ、まだ何か教えている筈。

 

「この魔法……この魔術書以外に何か渡したり、教えたりしたか?」

「……それなら私に夜の魔術(ノクス・マギア)と言う魔術書を渡されたな、こっちは数が少なかったから比較的早く習得(取得)できた」

夜の魔術(ノクス・マギア)を? フム、意外……でもないのか?」

 闇視(ダーク・ヴィジョン)を持ってる吸血鬼(ヴァンパイア)夜の魔術(ノクス・マギア)は鬼に金棒だな、でも残念なのは吸血鬼(ヴァンパイア)は前衛種族な事なんだよな。

 なんで()は近接戦を教えなかったんだ? 魔法以外にも何か……()であれば前衛種族である吸血鬼(ヴァンパイア)に前衛職業(クラス)を教えている筈。

 ━

「ねぇ、キーノ」

「何だ?」

「近接戦とかさ、鍛えられなかった?」

 

 ガチビルド派と言う訳ではないが、ユグドラシルプレイヤーとしてのサガなのか、どうしても前衛種族である吸血鬼(ヴァンパイア)のイビルアイの職業(クラス)構成が気になり、そして自分であれば必ず前衛職を教えるだろうという思い確かめた。

 ━

「鍛えられたな、近接戦も少しできた方が良いからと言われて教練書を渡されて覚えた」

 

 イビルアイの返事に「やっぱりな」と思い、「じゃあ何を覚えさせたのか」が気になり自分なりの答えを持ちながらも聞き返す。

 ━




 グッチャグチャでこんがらがった配線の様な出来映え、あまりにも酷すぎる。

━━
 設定とは後から生えてくるモノである…………どうしよう、変なライブ感のせいでオルトくんの職業(クラス)構成やレベルが大変な事になってくる、どうやって整合性を取れば良いのか分からない。
 獣はやっぱり獣でした。天使(エンジェル)のオルトくんが進んでレイシフトするんだから、それはそれはもう興味持ちますよね。

━━
 この二次作品では竜王(ドラゴンロード)の仕業で吸血鬼(ヴァンパイア)に成った事を知っている事にします。どんな竜王(ドラゴンロード)か知りませんが。

━━
 輝石の彗星(ゲムマートゥス・コメテース)ほうき星(コメテース)輝石の流星(ピロクセヌス・メテオロン)流星群(プルウィア・メテオロールム)の四つは天体の魔術(アストルム・マギア)と言うオリジナル且つ軌跡の魔術と同系統のカテゴリーにします。
 調べたらなんかややこしい分け方されてたので。
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