怪奇ばかりな日常とゲェム記録   作:何処にでもある

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 よく考えればあまりにも簡単に。考えられたゲームって大体そうですよね。




ゲェム-バランス崩壊

 

 

 まだみんなが起きる前の、ちょっとだけ早起きした朝から始まった事だ。

 

「ふぁ…いいあさだねぇ」

『おはよう、主人』

「めりー、どうしたのぉ?」

『主人のやってるゲームとやら、全てDLC…?みたいなのが来てるから注意しなさい』

「…ふぁ…うん、何が起きても不思議じゃないって事ね…想定範囲を広げとく」

 

 言ってる内容が重要なので、目が冴えた。まだ頭がずんずんするが、無視できる範囲だろう。

 まぁ特典の方と話してるのは知ってたし、その連絡何だろうな。

 …しかしDLCか。ストーリー追加とか、ファイター追加とか、ステージ追加とか、そんな感じの知らない何かが加わってると考えるべきだな。全てだし、裏世界もかなたらの願いも全て心機一転に気をつけなきゃだ。

 

「そういえばメリー」

『何かしら?主人』

「私の名前って言える?」

 

『主人の……名前?』

 

 お、メリーが固まった。へぇ、自覚してない事を指摘されるとエラー吐くんだな。多々良の言ってた別の怪奇は…昔の転生者の特典かな。あの一人だけでやってた話し合いとか、話す内容からして特典の事だし。どう作用してるか知らないけど、大人しくさせてる辺り有益なのは間違いないな。

 

「それじゃあゲェムの用意して…『ウワサネット』で手に入れたコインは…」

 

 思うに組織が特典と化してるなら、俺の奴ってゲーム会社か個人製作者の集まりのどっちかなんだよな。で、コインは開発資金か購入資金の役割。

 購入なら買い切りだし、それならDDみたいなバージョンアップの変化?的なのは無いと思うから、同じやりたい方向性の有志達が集まった集団の可能性が高いと思うんだ。

 まぁそうなるとゲェムが複数あるのは何だよって話だけど。ゲェムが手段では無いならこの説のまま通せるんだけどねぇ…ん?いや待て、共通点はあるじゃん。

 

 探索も願いもDDもTRPGも全部過去と未来の、この世界に深く関わる事に干渉してないか?

 TRPGはそもそもやる人集まらないから全然やってないけど、どれもリアルに干渉してるんだよ。

 普通ゲームが4つも…聖杯とか切符とかも含めるともっと…あるなら仮想の舞台を遊ぶ平和な奴が一つくらいなきゃおかしい。勿論サバゲーやリアル脱出とか有るけど、それにしたってだ。

 

 せっかくだ、ゲェム記録のまとめついでにトイレで丁寧に思い返してみよう。

 

 


 

 

ゲェム記録

 

2020年6月14日

 

まとめ

 初手で『裏世界』に行ってしまった人物や幽霊を過去を遡ってまで干渉して、異界の攻略を目的とする【裏世界探索ゲェム】。プロローグで操作する人物の直前の行動や経緯を説明して来て、リアルだと伝えて来た奴だ。ドットがその場その場の手打ちみたいなキショい感じなのも確信した要因だけど。操作対象使い捨てさせる気満々の癖にそういうの伝えるの矛盾してると思う。

 最初の報酬で貰えたスキルで、怪奇や怪具を戦利品として保管するのも可能。

 『裏世界』にある地域や怪奇はどれも厄いのばっかり何だよな。

 

 その次は多々良と一緒にやった【かなたらの願い】。これは操作対象となる基準が全く分からなくて、その上現実で未来に多大な影響を及ぼすと、操作対象周辺を除いた未来も変わる。

 てっきり経営ゲェだと思ってたけど…それは夏奈が取り憑いたAIの立場でそうなっただけで、本来は別の目的だった可能性がある。

 未来から怪奇が影響を及ぼすのが目的っぽい?

 

 【DDRPG】は…何だろうな。怪具にしたり保管って項目が有るけど、休息しか選んで無いからゲェム性が分からない。プレイする対象は怪奇に遭遇して犠牲になった人に限定されてそうだけど…なんか、残機を減らす要素だけは充実してるし、主目的は俺を天寿させる事なんじゃないか?その後に本領発揮しそう。

 でも、他のゲェムと組み合わせる外部パーツっぽさもある。

 

 【不思議いっぱいTRPG】は…まだちゃんとやってないな。ミニゲェムの仮想戦闘はやったけど、メインのキャラメイクもしてない。今中身見たら【フック】って項目やシナリオとか追加されてたし、いい加減ちゃんと確かめなきゃな。まだちゃんとやってないから現状一番好感度高いぞ。

 

 


 

 

「んー、こうして見ると全然遊んで無いな」

 

 買ってそのまま放置してる積みゲーの如く不完全だ。

 嫌な思い出ばかりなせいで、やるのに俺の中にあるRTAの開始スイッチ押さなきゃスタートも押したく無いのがダメだったな。はい、よーい…って言わなきゃ手が震えてボタン押せないし、完全なトラウマだわ。解説癖とタフが俺の恐怖心を消してくれる…普通に神だ。

 

 黙って静かにやってると何か来そうで無理。それが俺です。

 

「正直新しいの引きたく無い…このコインに押し込んだらそのゲェム強化とかされたりしない?」

 

 ガチャコインは名前的にガチャしか出来ないけど、ゲームコインならゲームに関する買い物とかで使えそうなイメージあるんだよな。課金アイテムあるなら欲しい。

 

「てかさ、なろうならこういうガチャとかのチートは合成や重ねて強化とかしてるもんなのに、それが無いのはどうなんだよ」

 

 手に入れるフォーマットが違うだけで、その後は似たような感じの強奪やコピーもそうだけど、大量獲得大量消費って感じじゃ無いのか?俺単発だけで合計10も引いてないよ。ガチャの名が廃ると思うんだよね。

 

「ん……お金を稼ぐならお仕事すれば…ゲェムのお仕事ってなんだ?…販売?…売れないゲーム会社なら委託業務なんだけど」

 

 えー?集団が特典になってるっぽいんだろ?こんなゲェム作れる能力あるなら外部委託の仕事とか十分以上に出来そうだよな…特典の外部?…世界や人類史?特異点も抑止力も怪奇には居ないぞ?

 まぁ運命じゃなくて、月繋がりの別ゲー用語の特異点とは言えそうだけどさ。怪具って技術に落とし込めるし。まぁ3千年で消えるけど。

 

「…そもそもガチャコインで引いたのが謎。切符、聖杯、種子、DDゲェムにしても…DD以外は転生者関係多いか?種子だけよく分かんないまま終わったし」

 

 切符と聖杯は他の転生者の願いを叶えるって感じだったしな。マイケルは散々だったし、キムさんは行方不明だけど。元気にしてるかなぁ。

 

「……コレ、特典の持ち主がどの立場に置かれてるかだよな。それで出来る事変わる気がする」

 

 特典=組織なら…客か、社長か、スポンサーか、株主か、会社だけでコレだけある。家族なら家長、親戚、子供で、国家なら…数えきれない。

 その中で共通する立場と言えば…その組織を纏める偉い人だ。芸術家ならスポンサーだろう。

 偉い人なら…鶴の一声で命令したり出来ないか?コレまでそういう力だと思ってうけいれてたけどあ、相手が言葉の通じる人間なら音声認証行けるだろ。

 

 …試しに一回やってみるか?特典相手だしどうせダメだろうけど、丁寧にお仕事だって伝えたら行けるんじゃ説やってみよう。

 命令は…ゲームコインかガチャコイン稼いでみろって感じ?コレだけなら何の影響も無いしいい塩梅で…ちょっと向こうの調子を乗せられる文面も追加すればいい感じになるだろ。

 トイレから出て、ゲェムのカセット達を集めてから、ノートを切り取って書いていく。前日に騒いだお陰で真倉達はまだぐっすりだ。

 

「…出来た」

 

 

 

所有形態と委託業務への提案

 

霧晴千歌 

2020年6月14日

 

 

 これは、現状の業務方針に関係する提案及び改善命令となります。

 

 【ゲームガチャ】は【ゲームコイン】及び【ガチャコイン】を持ち主「霧晴千歌」の投入により新規のゲェム開発を行なって来ました。

 しかしこれには因果律という不透明かつ進呈という不確定な現象により、発生する総称【コイン】の入手に寄りかかった部分が、【ゲームガチャ】という特典に致命的な不安定さを内包させる結果となっております。

 「ガチャ」という形態である以上は規定的な活動が不可能であるのは理解しておりますが、それはガチャそのものに向けるべき事であり、その前の段階である【コイン】の入手手段に関して向けた事情ではありません。

 またゲェムに関しましても、私生活がある以上行える時間、キャパシティには限りがあります。現状でも一部のゲェムに関しましては遊べる事が出来てない以上、より広範囲に渡りゲェムのプレイできる環境の作成、販売等を行うべきです。

 

 その為、今回はこの問題に対して【委託業務】を行う事で、【コイン】に相当するリソース、予算の確保及び、【所有形態】を固有所持から相互協力型への転向を提案します。

 現状特典は持ち主である「霧晴千歌」を介して世界に干渉しておりますが、これには一名で行える事への限界が存在します。

 それを【相互協力型】(ジョイントタイプ)として特典のあり方を変更すると共に、特定の条件を踏む事で【ゲームガチャ】によって引いたゲェムをいつでも遊べるようにして、これまでのような6年間一切の活動成果の無い時間や、1週間に一つのゲェムのみが成果を出すような、遅速的な活動をより活性化するようにしたく思います。

 「霧晴千歌」以外の条件追記、斜線や取り消しは無効とします。

 

条件1 転生者及び【ゲームガチャ】利用者から招待されること。

 

条件2 招待された人物が一定以上の善性と能力を持っている事。

 

条件3 利用者が世界に悪影響を及ぼしかねないと判断できるような状態であれば、即時永久利用禁止、BANする事。

 

条件4 利用者が遊べるゲェムは、事前に「霧晴千歌」(前世名「小鳥遊薬」)の許可を得る事。この際に誘導や洗脳、許可申請者は第三者を利用する事も含め、許可以外のあらゆる「霧晴千歌」への干渉は事前にやる事も含め禁止とする。

 

条件5 利用者に対し【ゲームガチャ】は精神的、肉体的に損害を与えない安全性を担保する事。

 

 以上の条件を厳守した上で【ゲームガチャ】はこの【相互協力型】への転換をするか否かを決定してください。

 

 それに伴い、仮に転換するのであれば、今後ゲェムの種類の増加が急務となる事が予想されます。

 【ゲームガチャ】は公平な説明、ヘルプ機能によるゲェムの利便性の向上及び、日本国の道徳と倫理と法律と憲法に反しない上で【コイン】を収集する事を命じます。

 

 *賛成の方は以下の空白にサインをし、それが全体の9割を超えるならばこの提案は可決となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どうだろう、かなたらの願いでメモを残す為にこういうのは書いていたが、コレが通じるならとても助かることになる。

 本命となる説明、ヘルプ機能にコイン集めというどうやるのか全く分からない事への指示。相互協力もこの特典を知ってる俺だけが秘匿すれば大体オッケーの契約書だ。完璧じゃないか?

 

「後はコインを上乗せて…この提案を頑張るための予算はあるアピール…」

 

 コレでコイン片付けられたら便利だよなぁなんて思いつつ、冗談半分に上に乗せてみた。

 

 【ゲームコイン】が紙に沈んだ。

 

「…え、あ、マジで効果ある…の?」

 

 紙を裏返しても何処にもない。まさか本当にただ書いただけの紙に効果が発揮されるとは思わなかった。ただの思い付きだぞ?え、マジ?マジに特典は元々組織で社会の一部だったりしたの?正直半信半疑だったんだけど!?

 

「うわ、どんどん何処からともなく名前が書き足されてる…」

 

 小さな文字で名前が書き足されていき、表が埋まると裏に書かれていく。さっきまで変哲もないノートの紙が、今はどんな怪奇よりも嫌な予感を感じさせるものになっていた。

 

「…埋まっちゃった」

 

 紙が糸が解れる様に虚空に消える。俺の朝一で割と適当に考えたのが採用された瞬間だった。

 そうやって動揺していると、頭の中に声が響いた。

 

[暫定説明担当に選ばれました、【不思議いっぱいTRPG】担当よりお知らせします。特典名【ゲームガチャ】、非実在組織「メシアゲームプロジェクト」総勢200名の賛同により、特典【ゲームガチャ】は相互協力型として変質致し…どうしましたか?禁止事項…あの邪悪なるくそったれの神より組織関係は言ってはいけない?]

 

「…ぐだぐだしてるな」

 

 まぁ…急な方針転換にドタバタしない組織なんてないか。当然だったわ。

 

[…失礼しました。また、リソース確保として現行の他組し…特典へ非抽出の教団い…機能の委託を行い、それによる他組し…特典へ進呈されたリソースの一部を資金として獲得する方針とする見込みです。以上、暫定説明担当でした]

 

 声は消えた。

 

「……提案に説明する様に文を書いたのは私だけど…もっと他に居たでしょ」

 

 俺の特典がカルト宗教みたいな連中だった事とか、200人居た事とか、ゲェムの宗教とかどんなだよとか、言いたい事は色々あるが…思ったより人間くさい連中なのは伝わって来た。

 

「…ぁ?…ふあぁ。霧晴おはよ…」

「ん、おはよう」

 

 真倉が起きたので、ゲェムを小さくして片付けながらおはようの挨拶をする。

 時刻を見たら7時だった。俺は5時に起きてたから、実に2時間特典について考えていた事になる。

 何が何だかと理解が追いつかない反応をしたいものだが、困った事に提案書書いたのは俺だからそれは無理な話だった。

 

「料理作るから顔洗って待っててね」

「うん…」

 

『…は!……そうね聞けば良いだけ…ん?…だれ?』

 

 何であれ、まずは料理や朝の支度だろう。なんか大いにやらかした気もするけど、俺が誘わなければ特に大きな変化は無いんだから焦る事はない。

 

「…にゅ?…あう…くらとねーちゃおあよ…」

「にゅ!?…ん?あれ?あ、夢か。おはよう」

 

「なんかみんな驚いて起きるじゃん」

 

 冷蔵庫の中身的に…取り敢えず卵とソーセージ焼けば大体優勝できるって相場が決まってるからな。そこに野菜を軽く切ったサラダとドレッシングとご飯で良いだろう。パンはないからこんなもんだな。

 

「あぁ、ちょっと夢でね…【ジョイントゲェム】ができる様になりましたと急にね…」

「…あ、お姉ちゃんも?ウチもそんなの聞いたー」

 

 あれ、俺招待してない…まぁ一回やらせたからそれかなぁ?でもジョイントゲェムか…ゲェム扱いなんだなこれも。

 そうしていると真倉が歯磨きしながらこっちに来た。

 

「あふぁ、奇遇ふぇ?私もよ。なんくぁ裏世界探索ゲェムのみ解禁?っふぇ」

「へー、夢の怪奇なんていたっけ?」

「…いや、覚えがないな」

 

 最初は一つだけって感じか。いやそこら辺の説明もしとけよ。

 

『んー…かなたらねぇ?…未来に行ってもしょうがないと言わなかったかしら?』

「メリー誰と話してるの?」

『主人が聞いてるわ、答えなさい…家政婦、ハウスキーパー、バトラーといった侍従達の連合会ってなによ。とんちきねぇ…あなた雇われの窓口なの?』

「わぁ本当に誰と話してるんだ」

 

 メリーは虚空と目を合わせて会話していた。…多分教団員だな。TRPGみたいな説明担当として雇われたんだ。組織って言ってるしそんな感じだわ。メリーはどこかで特典拾ってて、コレは派遣された様子って事か…。

 

『…あぁ、主人。メリーの事は気にしないで頂戴?…リビルド?興味深いわね…』

「メリー?メリーィ?…行っちゃった」

 

 メリーはそのまま窓を開けると、何かに誘われる様に隣の家の天井を渡って、何処かへと行ってしまった。そのまま帰ってこなくても一向に構わんぞ。

 

「…テレビつけて」

「うん、何かが起こってそうだ」

 

「多々良、終わったから交代よ」

「うん。はみがきしよーっと」

 

 夏奈がテレビをつける。丁度、ニュースが流れていた。

 

[緊急速報です。現在、新たな怪奇と推定される現象が起きていますが、慌てずにその場から離れ、怪対員に連絡を…]

 

 切り替える。

 

[…5分程前から各地で報告されている既存の生物から進化したような生命体ですが、生研総研究所の見解によりますと、これらは人為的に進化を促進した時と同様の物である可能性が高いと…]

 

 切り替える。

 

[…見てください!先程怪奇がいると連絡された洞窟です!どう見ても虫専用の輪廻機構である霊道と同様の雰囲気がある人工物ですよ!我々風説持ちには厳しーい!既に『霊魂』甲持ちに来るように連絡しておりますが、いったい誰が作ったのか!?…]

 

 切り替える。

 

[今新たな怪奇が来たと各局から連絡来ましたけどどうします?]

[ええー?大体分かったら上でテロップ出るでしょ]

[はいでは続いてのコーナー、ぶらり旅と…]

 

 切り替えるかちょっと迷ってから切り替えた。

 

[………えー、銃死刑される覚えねぇへんのよ]

[あなたは未来で犯罪起こします。その結果、141名死にます]

[未来を…ご存知?]

[1947年から2024年に行ってきたんですよ。そして今は2020年にいます]

[時間関係の怪奇に巻き込まれてるーー!!]

 

 転生者かなって思ったけどドラマだった。紛らわしいなぁ…。

 

「何だドラマかぁ…」

「霧っち、これ生放送のドッキリ企画だよ。芸人が探偵として解決しなきゃ家に帰れないってー」

「…どっちだ?」

「ねー。企画かガチが分かんないよね!」

 

 軽く見たけど、なんか転生者や特典が只事ではない様子だった。安心出来ない…!

 

[…カチ…カチカチ…あれ?弾が出ない]

[今やぁ!!]

[うわ!ちょっと…ま!え!?道徳倫理違反!?私の私刑の特典…待ってそれは聞いて…!?]

[獲ったどーー!!]

 

「あはは!昔の人捕まってるわよ!」

「くくく!まじウケる!」

「くっくく…無人島だここだけ無人島!」

 

「あはは…」

 

 …多分ガチだなぁ。見た感じ嘘ついたり演じたりしてる音はしてないし。特典とか言ってるしマジだろ。でも大丈夫そうだな。盛大にやらかそうとしても道徳、倫理、憲法、法律に反しないって文面が効いてるわ。

 うん、転生者に思考の強い人が居たのは予想外だったけど、なんか問題なさそうだな。派遣してる間は笑える範囲に収まってる。過去に転生した人に波及してても現状が変わってない時点で、結構上手くいきそうだな。

 

[…あー、あ、あ…暫定説明担当です。過去に送った方々が一旦帰って来たので収益を報告します]

 

 早いなぁ、やっぱりそのゲェムにも組み込んでる時間を行き来する技術か怪奇か何か無法過ぎないか?

 

[14枚の【ゲームコイン】と15枚の【ガチャコイン】相当のリソースが集まりました。我々は思ったより凄いんじゃないかと報告が来ております。それから先程言い忘れてましたが、これまででゲェムを知った相手には招待したとみなして解放してきてます。以上です]

 

「わぁ、バランス崩壊し…待て、一度に額に来‭─‬‭─‬!」

 

「霧っち急に倒れて大丈夫?」

「うわ、額が真っ赤に…」

「水と濡らしたタオル持ってくるから待ちなさい!」

 

 途中からは手で押さえたが、手も額も痛かった。そうか…一気に稼ぐとこうなっちゃうんだな…コレで一旦?全部本格的に終わったらとんでも無い数来るんじゃないか?…忍者の額に巻く奴が欲しい。切実に。

 

 






霧晴千歌
 今回で神様の転生者の中で一番特典を上手く扱えてるランキング1位になった。
真倉朝凪
「…ぁ?」
【裏世界探索ゲェム】が解放されました。
橘多々良
「…にゅ?」
 【不思議いっぱいTRPG】が解放されました。
橘夏奈
「にゅ!?」
 【かなたらの願い】が解放されました。
木香証
「え、何?」
 【不思議いっぱいTRPG】が解放されました。
桐根聡
「…マジか」
 【DDRPG】が解放されました。
霧晴百葉
「…出番だよ、『魂蜈蚣』」
 【裏世界探索ゲェム】が解放されました。
霧晴健太
「あー、千歌もこんな感じだったのか」
 【不思議いっぱいTRPG】が解放されました。
座式先生
「ふぅー…願いねぇ?」
 【かなたらの願い】が解放されました。

『メリー』
『…は!』
 【かなたらの願い】が解放されました。
『ウワサネット』
『…私の名前はキャプテン・ウワサネット!』
 【かなたらの願い】が解放されました。
『影取り』
『カラダカ…』
 【不思議いっぱいTRPG】が解放されました。
『存在しない訪問』
『最高に最低だね』
 【不思議いっぱいTRPG】が解放されました。
『屋根ダルマ』
『………』
 【DDRPG】が解放されました。
アカイネ』←『赤葦』←『手』
‭─‭─‭─‭─
 【不思議いっぱいTRPG】が解放されました。
『鎌蛇』
『許そう』
 【かなたらの願い】が解放されました。

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