ガイア・セイバーズ ザ・カオス・セイバー   作:ダス・ライヒ

3 / 10
名前:リエン・ヒーガック
性別:男
年齢:80
階級:科学博士
所属:オメガ・セイバー
乗機:キングカガクゴー
概要:自身こそ科学の化身であると豪語するマッドサイエンティスト。非科学的な物は大嫌い。
身長500m・重量170万の超大型機体の装甲は巨大隕石の直撃も耐えるSTM鋼であり、内部は電気信号で動かす人工筋肉。パワーもスピードも桁違いだが弱点は短命な事で、培養液を巨大輸送機から浴びせないと活動出来ない。
輸送機の破損で培養液が大量に浴びせられると、急激な成長と共に制御が不可能に陥る他、筋組織がむき出しな為に大量の海水を浴びれば萎んでしまう。
キャラ提供はケツアゴさん

名前:サタンブレイズ(ダービー・ルナティック)
性別:男
年齢:20代
階級:?
所属:オメガ・セイバー
能力:青い炎を操る
概要:ガイア・セイバーズに所属するミュータント。
青い髪と瞳が特徴的な青年。
幼少期から迫害・差別を受けてきた経験からヴィランの道へ。弱肉強食を信条として目的のためなら女子供でも容赦なく殺す。卑怯な手段は使わずに真正面から力でねじ伏せるタイプ。
戦闘時は全身に青い炎を纏って戦う(青いヒューマントーチ風)。両手から炎を放出する他、「火の鳥」のような姿で飛行もできる。
キャラ提供は黒崎 好太郎さん

名前:オーガスト・ウォーレン
性別:男
年齢:?
階級:軍曹
所属:アルファ・セイバー
乗機:ミルクトゥース(ACⅥ)
概要:かつては紳士であったが、元から頭がイっちゃってるところに、さらにヤクをぶち込んだ結果生まれてしまった狂人。意味不明な言葉や奇声を発しまくる頭らりぱっぱな人。
彼が発する言葉を聞いていると、何故か気持ち悪くなるらしい。
キャラ提供はドーラドルヒさん

名前:マイン・ロード
性別:女
年齢:見た目15歳
階級:?
所属:オメガ・セイバー
概要:男勝りでどこか近寄りがたい雰囲気を醸し出すウルトラマンベリアルの弟子(自称)。住んでいた星を光の軍勢(ウルトラマンかは不明)に滅ぼされ、絶望と怒りの中生き残った所を星に立ち寄ったベリアルに気まぐれで拾われ、星を滅ぼした連中に復讐するため彼の元で修行していた。
見た目がウルトラマンネクサスの歪な巨人へと変身する。
キャラ提供はハナバーナさん


蹂躙者たち その2

「フゥーハハハ! わしのキングカガクゴーこそ真の科学じャーッ!!」

 

 VTOL機能を持つ巨大な輸送機より、リエン・ヒーガックと言う以下にもマッドサイエンティストな老科学者は、窓から見えるその人物の大発明ともいえる巨大、否、超巨大ロボットを真の科学であると宣わっていた。

 この全長五百メートル、重量百七十万トンの巨大ロボットの名は「キングカガクゴー」。

 装甲は巨大隕石の直撃にも耐えるSTM銅と呼ばれる特殊合金であり、電気信号で動かす人工筋肉で動くさながら人工巨大生物ともいえる。その動く姿は、さながら山が動いているようである。

 

「さぁ、行くのだ! この世界の国々を踏み潰せ!」

 

 ヒーガックの命で、キングカガクゴーは巨大な足を動かし、足元にある全ての物を踏み潰した。

 このキングカガクゴーの攻撃目標は国家。一つの国だけではない、目前の大小国家の全てが標的である。

 五百メートルと言う巨体を誇るキングカガクゴーに対し、標的にされた国家群は戦略兵器を使うが、巨大隕石の直撃に耐える装甲の前に、全くの無力であった。最大の威力を誇る核兵器でさえ、キングカガクゴーの装甲には一切の傷は付けられていない。

 

「はははッ! わしのキングカガクゴーは核兵器にも耐えることが出来るのだ! まさに科学の化身よ!!」

 

 核兵器の直撃にすら耐えるキングカガクゴーの圧倒的装甲に、ヒーガックは自身が発明した機体こそが科学の計審であると宣い始める。

 そのマッドサイエンティストの言う通り、キングカガクゴーは科学の化身のように、周りの国々を踏み潰しながら前進している。一切の抵抗すら、全くの無意味だ。大国どころか、軍事国家の抵抗ですら、キングカガクゴーを止められずにいる。パワーもスピードも人工筋肉のおかげで桁違いであるが、弱点は無いわけでは無かった。

 数十分後、目前の国家群を蹂躙していたキングカガクゴーの動きが徐々に低下していた。数分もすれば、動きは更に鈍くなり、満足に進めなくなる。

 

「博士! キングカガクゴーの動きが低下しております!」

 

「む、そろそろ寿命の時間か。培養液を噴射せよ! 良いか? 量を間違えるなよ!」

 

「はっ!」

 

 遠距離からキングカガクゴーを操作する巨大輸送機のコクピット内にて、一人の科学者が動くが低下していることを知らせれば、ヒーガックは即座に搭載している培養液を掛けるように指示を出す。これに応じ、機体下部からホースが飛び出し、その射出口から培養液がキングカガクゴーに向けて放たれる。

 キングカガクゴーの弱点は、その巨体にパワーとスピードの維持ゆえに、膨大なエネルギーを必要とする短命さだ。それを維持するためには、一定の量の培養液を浴びせる必要がある。余り培養液が多すぎると、急激な成長と共に制御不能に陥り、暴走する可能性がある。それに装甲の下は筋組織が剥き出しなので、大量の海水を浴びれば萎んでしまうと言う致命的な弱点がある。

 それを理解しているヒーガックは、同行している科学者らに細心の注意を払うようきめ細かく指示していた。この弱点が敵に露呈すれば、呆気なくキングカガクゴーが倒されてしまうので、気付かれないよう、一定の距離で巨大輸送機から指示を出している。

 無論、敵の注意は完全にキングカガクゴーに向いているので、ヒーガックの巨大輸送機には全く気付いていないようだった。

 

「向こうは、国家を相手にしているか。なら、俺はこいつ等を始末するか」

 

 遠方から見えるキングカガクゴーの暴れっぷりを見ていた青年は、眼前の都市に標的を定めた。

 この青年の名はダービー・ルナティック。青い髪と瞳が特徴的な男性に見えるが、実は特殊な能力を持って生まれたミュータントである。サタンブレイズの異名を持つ。

 

「俺の炎は、全てを燃やす」

 

 サタンブレイズが持つ能力は、異名の由来の通りに青い炎。まるでファンタスティック4のヒューマントーチのように全身に炎を纏って空を飛び、その地獄の業火の様な青い炎を都市部に向けて放ち、無差別に建造物と人々を燃やしていく。

 

「こ、この青い炎は!? うわっ!!」

 

 これに軍隊が出動して対処しているが、サタンブレイズの業火の前には歯が立たず、次々と焼かれていくばかりだ。

 

「そう、俺の炎は全てを燃やす。例え子供でもな」

 

 サタンブレイズは目に映るもの全てを燃やしていた。そこに子供の焼死体があったが、彼は気にも留めず、次々と人々や建物に火を放ち、次々と焼殺していくか、破壊していく。

 

「や、止めて! どうかこの子だけは!」

 

 次々と無差別に燃やしていくサタンブレイズに、子供を連れた母親が命乞いをした。自分は良いから子供は殺さないでくれと乞う母親に対し、サタンブレイズは容赦なく火を放ち、親子共々黒焦げの焼死体に変えた。

 

「弱いから燃やされるんだ」

 

 焼死体となった親子に向け、サタンブレイズはそう吐き捨て、目に映るもの全てに火を放って燃やしていく。

 ダービー・ルナティックことサタンブレイズが、冷酷非情で残虐なヴィランへとなったのは、元の世界でのミュータントに対する恐怖と差別が原因である。

 幼少期から迫害や差別を受け、親から見捨てられたダービーは、その復讐心に駆られてヴィランへの道へと辿った。弱肉強食を信条に、女子供や障碍者であろうが容赦なく殺害してきた。

 その割には、卑劣な手段は好まず、真正面から力でねじ伏せていく力押しがメインである。

 あのミュータントのヒーローチームであるⅩメンとの交戦した経験もあり、他にも数多のヒーローたちと死闘を演じてきた。

 当然、敗北の経験も多く、逃亡を重ねるうちに、ガイア・セイバーズに行き着いたのだった。

 

「ん? あの中毒者(ジャンキー)か」

 

 都市部に無差別攻撃を続けるサタンブレイズに、流れ弾が飛んできた。最初は都市部を守る軍か警察の物であると思っていたが、流れ弾を放った正体は、不格好な人型戦闘兵器であった。その正体を知るサタンブレイズは、自身が嫌う中毒者だと判断した。

 

「ぷ、ブホホォォォッ! ショアァァァィィッ!!」

 

 不気味な奇声を発し、サタンブレイズと同じく都市部に無差別攻撃を仕掛ける機動兵器「ミルクトゥース」を駆るパイロットは、オーガスト・ウォーレン。

 かつては紳士であったが、今はその面影は無く、意味不明な言葉や奇声を発し、目に映るもの全てに攻撃を加えている。確実に焼殺するサタンブレイズとは違い、攻撃は無駄にも荒々しく、余り殺し切れていない。

 

「べ、ベニラバァァァッ!!」

 

 そればかりか麻薬の類を常習しており、正常な判断がつかず、意味不明な言葉を喚きながらモニターに映る全てのものに火器を撃ち込んでいた。当然、上空から人々を焼殺したり、物を破壊しているサタンブレイズも標的にさ入っていた。

 

『タイィィィヤァァァッッ!!』

 

「あいつめ、気持ち悪い上に無差別攻撃か!」

 

 攻撃を受けるサタンブレイズは、ミルクトゥースの拡声機から聞こえてくるオーガストの奇声を気持ち悪いと評し、攻撃を防いでいた。

 

「ならば、貴様も燃やしてやる!」

 

 味方から攻撃を受けたサタンブレイズは、中毒症状を起こして暴れ回るオーガストのミルクトゥースに向け、高温の青い炎を放った。

 

『ひょへっ!』

 

「ちっ、ジャンキーめが! ヤクで冴えてんのか!?」

 

 あれほど中毒症状を起こしているオーガストであるが、五感が研ぎ澄まされているのか、放たれた青い炎を躱し、サタンブレイズと交戦を開始した。

 

「あいつ等、何やってんだか」

 

 都市部で無差別攻撃を仕掛けているにも関わらず、味方同士で殺し合いを始めたサタンブレイズとオーガストの様子を見て、ある少女が呆れた声を上げていた。

 

「私は無抵抗な奴らは殺さない。殺すのは…!」

 

 無抵抗な者たちまで手に掛ける者たちとは違い、少女は無差別には攻撃せず、救援に向かうこの世界の軍隊に標的を定めた。

 ただの少女に何が出来ようかと思われていたが、この少女も悪の巨人であるウルトラマンマルバと同様に、ウルトラマンに変身するのだ。

 

「なっ!? また巨人だ!」

 

『なんて禍々しい巨人だ! 悪魔に違いない! 殺してしまえ!!』

 

 少女ことマイン・ロードは、ウルトラマンネクサスに似た巨人へと変身した。機動兵器に乗るパイロットたちが驚くようにその姿は禍々しく、所々にひびが入った歪な姿であった。これを見た将校は、悪魔と断じて攻撃してくる。

 

「お前たちには悪いが…」

 

 攻撃してくる敵軍に対し、歪な巨人となったマインは、ベリアルのような不良スタイルと自身が独学で学んだ格闘術の組み合わせで、次々と機動兵器を破壊していく。

 動きがベリアルに近いのは、マインが気まぐれで拾われ、彼の元で修行したからである。無論、修行の期限は短く、修行に飽きたベリアルに捨てられる形で別れた。それでもマインは諦めず、ダークサギを生み出した星で禍々しい力を手に入れ、今の歪な巨人となる術を得たのだ。

 

『うぅ、俺だけか…!』

 

「お前に聞く。光の連中を探している。私の故郷を滅ぼした奴らだ!」

 

 最後の一機となったところで、マインは眼前の巨大ロボに乗るパイロットに、光の連中、即ちウルトラマンたちが何処にいるのかと問うた。

 マインがウルトラマンを憎み、復讐を決意する理由は、ウルトラマンたちに自身の故郷を滅ぼされたからである。その真意は定かではないが、マインはウルトラマンが滅ぼしたと思い込んでいる。

 

『う、ウルトラマンがお前の故郷を滅ぼしただと? おのれ、ウルトラマンの名を騙った挙句、辱めるとは…! 許せん! ならばお前は悪の生き残りだ! 滅ぼされて当然な奴だ! 俺が殺してやる! 死ねェーッ!!』

 

 自身の故郷を滅ぼしたウルトラマンの事を尋ねたマインに、パイロットは怒り、悪の生き残りと断じ、自身の正義を振りかざして特攻染みた攻撃を仕掛けた。このパイロットはウルトラマンが正義の巨人であると妄信しており、マインの故郷が滅ぼされた原因は、その地が悪の巣窟であるから、滅ぼされて当然だと思っているのだ。

 

「滅ぼされて当然だと…? 貴様ァーッ!!」

 

 自分たちが滅ぼされて当然だと言った巨大ロボのパイロットの言葉に、マインは激怒して強烈な渾身の突きを叩き込んだ。渾身の突きを叩き込まれた巨大ロボは大爆発を起こし、木っ端みじんに吹き飛ぶ。

 

「もうお前たちは許さない…! 根絶やしにしてやる!!」

 

 復讐対象を妄信するこの世界の者たちに、滅ぼされて当然だと言われ、我を忘れるほどの怒りに燃えるマインは、ベリアルの真似であるデスシウム光線の構えを取り、こちらに向かってくる五隻の巨大戦艦の艦隊に向け、師匠と同じ邪悪な光線を放った。この破壊的な光線は、マインの師匠であるベリアル以上の威力を誇り、一射で五隻の巨大戦艦を全て轟沈させた。

 大爆発が巻き起こる中、歪な巨人のマインは別の部隊に標的を定め、師匠であるベリアルの如く暴れ回り、他のガイア・セイバーズの者たちと共に次々と粉砕していった。




オーガストがなんかそのままなんで、アレンジしてみました。

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