朝、目が覚める時、あこちゃんに会える、
学校の日が、楽しく思います。
「ねぇ、あこちゃん…
千尋の、あこちゃん…だよね?」
と、あこちゃんのプロマイド写真に問いかけます。
あこちゃんが、とても微笑んでいました。
よかったです。千尋の一日が始まります。
両手首に付いている痣は、白いシュシュで隠します。
その上から、制服で隠すので、
全く気付く人は、いないはずです。
ちなみに、余談ですが、
千尋は自分の布団を、あこちゃん以外の人に
触れられることが嫌いで、
いつも、旅行に行く時は、あこちゃんと一緒で、
布団も、あこちゃんと一緒の布団で寝ている。
(あこちゃんが実質、千尋のペルパー的存在)
後、千尋の登校する時のリュックには、
ヘルプカードが、ぶら下げている。
そこには、こう書かれてあった。
(東雲千尋 しののめちひろ。
家の連絡先、羽丘女子学園 高等部。
連絡先の電話。
そして、呼んで欲しい人。
兄と姉、そして、母と父の名前が書かれてある)
貧血気味な上に、たまに発達障がいから来る症状があるから、
ヘルプカードをリュックに、ストラップのように、
ぶら下げている。
さて、余談は、ここまで。
学校生活に移ります。
「おはよう、あこちゃん」
「はよ~ちーちゃん…」
「どうかしたの?あこちゃん…?」
「うーん、あこね~今日は寝不足なんだ…
夜遅くまで、ネットゲームしていたから…」
「も~う!あこちゃん!寝不足は体に悪いよ?」
「ちーちゃんの言う通りだね…
あこ、気を付けるから~」
「千尋、何か、作ってあげるよ?」
「うーん、じゃあ…フライドポテト!」
「うん、わかった」
「千尋ちゃん、料理って、出来るんだっけ?」
「あこちゃんの好きな食べ物だったら、作れるよ?」
「ななみん、ちーちゃんね、
ホントに、あこのこと、考えてくれているんだよ~!」
「もう、どれだけ、あこちゃんのことが、好きって、
思っちゃうくらいだし…
でも、何ていうか…そこに魅力を感じる!」
「あこちゃんは、千尋の恋人で、婚約相手だから」
「ヤ、ヤバい…」
七海はこう思った。
(あこちゃんとは、仲良しだけど、千尋ちゃんの視線が気になるんだよね…)
「あこちゃんは、誰にも渡さないよ?」
「う、うん…わかった…」
「ちーちゃん!他の子と仲良くしないと、ダメだよ?」
「わ、わかった…千尋、頑張る」
「あたしと千尋ちゃん、同じバンドメンバーだから、
それに、同じクラスだから、よろしくね!」
「うん、よろしく」
と、千尋はあこの背中に隠れた。
「も~う!ちーちゃんったら!」
「でも、カワイイ…千尋ちゃんは、どこもかしこも、天使みたいだ…」
「…」
「ちーちゃん、あこ、放課後に、バンドの練習があるから!」
「そうなんだ…」
「今度、あこと遊ぼう!」
「うん、約束、指切りだよ?」
「うんっ!」
東雲千尋の宇田川あこに対する愛は、一言で言って、凄かった。