天使の歌姫は大魔姫に恋をする   作:アッシュクフォルダー

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第八話 東雲千尋は天使の微笑みを向ける

天気のいい、ある日の日曜日。

 

宇田川あこは、東雲千尋の家の前にやって来た。

 

(ちーちゃんの家…いつも見るけど、

すっごく、カワイイ家…小さなお城…

まるで、お嬢様か、お姫様が住んでいる家だな…)

 

東雲家は、小さな洋館である。

噴水まで付いているので、立派な洋館です。

まるで、お姫様か、お嬢様が住むような、

小さな家屋敷。庶民から見ても、立派な家です。

 

あこは、ワクワクしながら、チャイムを鳴らした。

 

ピンポーン

 

すると、千尋の母が、お出迎えしてくれた。

 

「あっ、あこちゃん!いらっしゃい!

千尋なら、もうすぐ、支度が出来るよ?」

 

千尋の母、東雲千春は、35歳の現役のモデル兼女優。

元・アイドル。高校生の娘を持つにしては、若い年齢の母親である。

いわゆる、ママタレです。千尋の容姿の美しさと、その歌声は、母親譲りでしょう。

 

(ちーちゃんのお母さん…すっごく、美人さん…キレイ…)

 

「あこちゃん!」

 

「ちーちゃん!」

 

千尋が、あこちゃんに抱き着く。

 

ギュッ

 

「会いたかったよ?あこちゃん?」

 

「も~う!学校で毎日会っているから、おおげさだな~」

 

「だって、千尋、あこちゃんのこと、好きだから」

 

「わ、わかった!今日のちーちゃん、カワイイな…」

 

「ウフフ、ありがとう、あこちゃん」

 

あこが、黒などのダークな色の、

ゴスロリ・ロックな服装。いかにも、あこちゃんらしい私服である。

 

千尋は、パステル色を使った、天使系のファッションコーデをしていた。

なお、胸元には、ロザリオの十字架を下げている。

女の子らしさ、満載の服装である。

 

(なお、千尋の私服は、

姉にトータルコーディネートしてもらっている。

服自身は、姉と一緒に買いに行っているらしい)

 

千尋は、あこの手を握った。

 

「じゃあ、行こっ!」

 

「うん!ちーちゃんとのデート、楽しみだな~」

 

「えへへ、ありがとう。千尋に愛を与えてくれて…」

 

「言い過ぎだよ…ちーちゃん…

でも、水族館楽しみだな~!」

 

「うんっ!」

 

千尋の笑顔…天使の笑顔が、あこに向けて、

千尋は、ニコッと笑った。あこは、赤面した。

 

都内の水族館に到着。

あこと千尋は、早速、中へ。

 

「見て見て!ちーちゃん!クラゲが泳いでいるよ!」

 

「可愛い…あっ、イルカも泳いでいる」

 

「うわぁ~ホントだ~!サバーンってしていて、カッコいいー!」

 

パンフレットを見て、次はペンギンの観察コーナーへ、

さらに、アザラシやラッコの観察コーナーにも、向かい、満喫するのだった。

 

「あこちゃん」

 

「どーしたの?ちーちゃん?」

 

「手、繋ぎたい」

 

と、千尋が不意に手を繋ぎたくなる。

 

「も~う、しょーがないな…ホントに、あこの事、好きだね…」

 

「だって、千尋にとって、あこちゃんは…

強くて優しくて、カッコよくて、千尋のフィアンセでナイトで…」

 

「あああ、わかったから!」

 

水槽の空間に、二人は、楽しむのだった。

あこが千尋の手を握ると、千尋は幸せな、天使の微笑みを、

あこに向けた。こんな時間が永遠に続けばいいのに…

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