天気のいい、ある日の日曜日。
宇田川あこは、東雲千尋の家の前にやって来た。
(ちーちゃんの家…いつも見るけど、
すっごく、カワイイ家…小さなお城…
まるで、お嬢様か、お姫様が住んでいる家だな…)
東雲家は、小さな洋館である。
噴水まで付いているので、立派な洋館です。
まるで、お姫様か、お嬢様が住むような、
小さな家屋敷。庶民から見ても、立派な家です。
あこは、ワクワクしながら、チャイムを鳴らした。
ピンポーン
すると、千尋の母が、お出迎えしてくれた。
「あっ、あこちゃん!いらっしゃい!
千尋なら、もうすぐ、支度が出来るよ?」
千尋の母、東雲千春は、35歳の現役のモデル兼女優。
元・アイドル。高校生の娘を持つにしては、若い年齢の母親である。
いわゆる、ママタレです。千尋の容姿の美しさと、その歌声は、母親譲りでしょう。
(ちーちゃんのお母さん…すっごく、美人さん…キレイ…)
「あこちゃん!」
「ちーちゃん!」
千尋が、あこちゃんに抱き着く。
ギュッ
「会いたかったよ?あこちゃん?」
「も~う!学校で毎日会っているから、おおげさだな~」
「だって、千尋、あこちゃんのこと、好きだから」
「わ、わかった!今日のちーちゃん、カワイイな…」
「ウフフ、ありがとう、あこちゃん」
あこが、黒などのダークな色の、
ゴスロリ・ロックな服装。いかにも、あこちゃんらしい私服である。
千尋は、パステル色を使った、天使系のファッションコーデをしていた。
なお、胸元には、ロザリオの十字架を下げている。
女の子らしさ、満載の服装である。
(なお、千尋の私服は、
姉にトータルコーディネートしてもらっている。
服自身は、姉と一緒に買いに行っているらしい)
千尋は、あこの手を握った。
「じゃあ、行こっ!」
「うん!ちーちゃんとのデート、楽しみだな~」
「えへへ、ありがとう。千尋に愛を与えてくれて…」
「言い過ぎだよ…ちーちゃん…
でも、水族館楽しみだな~!」
「うんっ!」
千尋の笑顔…天使の笑顔が、あこに向けて、
千尋は、ニコッと笑った。あこは、赤面した。
都内の水族館に到着。
あこと千尋は、早速、中へ。
「見て見て!ちーちゃん!クラゲが泳いでいるよ!」
「可愛い…あっ、イルカも泳いでいる」
「うわぁ~ホントだ~!サバーンってしていて、カッコいいー!」
パンフレットを見て、次はペンギンの観察コーナーへ、
さらに、アザラシやラッコの観察コーナーにも、向かい、満喫するのだった。
「あこちゃん」
「どーしたの?ちーちゃん?」
「手、繋ぎたい」
と、千尋が不意に手を繋ぎたくなる。
「も~う、しょーがないな…ホントに、あこの事、好きだね…」
「だって、千尋にとって、あこちゃんは…
強くて優しくて、カッコよくて、千尋のフィアンセでナイトで…」
「あああ、わかったから!」
水槽の空間に、二人は、楽しむのだった。
あこが千尋の手を握ると、千尋は幸せな、天使の微笑みを、
あこに向けた。こんな時間が永遠に続けばいいのに…