今日は丸山彩ちゃんの、アイドルとしての活動日だった。
アイドルとしての、彩ちゃんも、
素の彩ちゃんも、どっちも好きだと、
美波は、思い感じていた。
思い切って、美波は彩の現場を観に行くことになった。
なお、美波の作った、愛妻弁当を片手に、
丸山彩に届けるつもりでもあった。
「あっ、み、美波ちゃん!?」
「あーっ!美波ちゃんだー!」
と、日菜が寄って来た。
「ひょっとして、お弁当、作って届けてくれたの?」
(はい。真心を込めて作りました。
彩さん。私からの愛妻弁当を、食べてください)
と、筆談ノートには、そう書かれていた。
「愛妻弁当だって!
彩ちゃん、美波ちゃんと付き合っちゃえば~?」
と、日菜が茶化す。
「もー日菜ちゃん!
私と美波ちゃんは、そういう関係じゃないし…」
「誰がどう見ても、そーゆー関係だよ?
美波ちゃんは、彩ちゃんのこと、どう思っている?」
(大切な人です。誰よりも家族と同じくらい大切な人です)
と、スラスラと、美波がシャーペンで、
筆談ノートに書いていた。
「美波ちゃんと、彩ちゃんって、
高校の時から、ずっと、仲良しなんだよね~?」
「うん。美波ちゃんは、とっても、芯が強くて、
優しくて、誰よりも慈悲深くて…慈愛に満ち溢れて、
何ていうか…お母さんみたい!」
(私は、彩さんと日菜さんと同い年ですよ?)
「そ、そうだった!」
「ねぇねぇ、美波ちゃん、今日は撮影を見に来てくれたの?」
(彩さんを応援しに、お弁当を届けました)
「ありがとう。あっ、ちょうど、
お昼だから、今から食べるね!」
彩は、美波の作った、愛妻弁当を食べるのだった。
「うーん、美味しい!私の好きなオムライスや、
ハンバーグが入っていて、
美波ちゃんは、わかっている!」
(私は、彩さんの笑顔が大好きです)
「えっ?」
(彩さんの笑顔を見ると、私まで、幸せな気持ちになります)
「彩ちゃんの笑顔は、美波ちゃんをメロメロにしちゃうみたいだね~?」
「メ、メロメロって…」
(彩さんには、幸せになって欲しいです。
そのためなら、私は、出来ること以上のことをしたいです。
だから、もっと、出来ることが、いっぱいにしたいです!)
「美波ちゃんって、ホント、彩ちゃんのことを、一番に考えているね~?」
「そこまで、思ってくれる人なんて、美波ちゃんしかいないよ~」
(ありがとう。そう言ってくれると、とても、嬉しいです)
「ねぇねぇ、あたしも、美波ちゃんの料理、食べてみたいな~」
(機会があれば)
「よーし!じゃあ…何をリクエストしちゃおうかな…?
あっ、チーズハンバーグで!トロッってしているの!」
(わかりました)
と、日菜の為に、美波は、チーズハンバーグを作るようだ。