君と私の言葉の形   作:アッシュクフォルダー

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第十一話 チーズハンバーグ

 

今日は丸山彩ちゃんの、アイドルとしての活動日だった。

アイドルとしての、彩ちゃんも、

素の彩ちゃんも、どっちも好きだと、

美波は、思い感じていた。

 

思い切って、美波は彩の現場を観に行くことになった。

なお、美波の作った、愛妻弁当を片手に、

丸山彩に届けるつもりでもあった。

 

「あっ、み、美波ちゃん!?」

 

「あーっ!美波ちゃんだー!」

 

と、日菜が寄って来た。

 

「ひょっとして、お弁当、作って届けてくれたの?」

 

(はい。真心を込めて作りました。

彩さん。私からの愛妻弁当を、食べてください)

 

と、筆談ノートには、そう書かれていた。

 

「愛妻弁当だって!

彩ちゃん、美波ちゃんと付き合っちゃえば~?」

 

と、日菜が茶化す。

 

「もー日菜ちゃん!

私と美波ちゃんは、そういう関係じゃないし…」

 

「誰がどう見ても、そーゆー関係だよ?

美波ちゃんは、彩ちゃんのこと、どう思っている?」

 

(大切な人です。誰よりも家族と同じくらい大切な人です)

 

と、スラスラと、美波がシャーペンで、

筆談ノートに書いていた。

 

「美波ちゃんと、彩ちゃんって、

高校の時から、ずっと、仲良しなんだよね~?」

 

「うん。美波ちゃんは、とっても、芯が強くて、

優しくて、誰よりも慈悲深くて…慈愛に満ち溢れて、

何ていうか…お母さんみたい!」

 

(私は、彩さんと日菜さんと同い年ですよ?)

 

「そ、そうだった!」

 

「ねぇねぇ、美波ちゃん、今日は撮影を見に来てくれたの?」

 

(彩さんを応援しに、お弁当を届けました)

 

「ありがとう。あっ、ちょうど、

お昼だから、今から食べるね!」

 

彩は、美波の作った、愛妻弁当を食べるのだった。

 

「うーん、美味しい!私の好きなオムライスや、

ハンバーグが入っていて、

美波ちゃんは、わかっている!」

 

(私は、彩さんの笑顔が大好きです)

 

「えっ?」

 

(彩さんの笑顔を見ると、私まで、幸せな気持ちになります)

 

「彩ちゃんの笑顔は、美波ちゃんをメロメロにしちゃうみたいだね~?」

 

「メ、メロメロって…」

 

(彩さんには、幸せになって欲しいです。

そのためなら、私は、出来ること以上のことをしたいです。

だから、もっと、出来ることが、いっぱいにしたいです!)

 

「美波ちゃんって、ホント、彩ちゃんのことを、一番に考えているね~?」

 

「そこまで、思ってくれる人なんて、美波ちゃんしかいないよ~」

 

(ありがとう。そう言ってくれると、とても、嬉しいです)

 

「ねぇねぇ、あたしも、美波ちゃんの料理、食べてみたいな~」

 

(機会があれば)

 

「よーし!じゃあ…何をリクエストしちゃおうかな…?

あっ、チーズハンバーグで!トロッってしているの!」

 

(わかりました)

 

と、日菜の為に、美波は、チーズハンバーグを作るようだ。

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