南野美波ちゃんは丸山彩ちゃんの忘れ物を持って、
それを届けに、アイドルの事務所へと、自ら足を運んだ。
(彩さん。私の作った、お弁当を忘れるなんて!
私は今、怒ってますよ?)
と、頬を膨らまして、怒った顔を、彩に見せた。
「ご、ごめんね?美波ちゃん!
美波ちゃんのお弁当、いつも美味しく食べているよ!
だって、美波ちゃんの愛情がこもっているから!」
(それなら、よろしいです)
すると、スタッフが声をかける。
「ねぇ、君、彩ちゃんのマネージャーさん?
次の現場だけど…」
と、一枚の紙が渡された。
「次の仕事だ!急がないと!」
美波も彩に思わずついていった!
(あっ!彩さんの、
マネージャーさん。予定表置き忘れている!)
と、美波が筆談ノートで彩に伝えた。
「あっ!本当だ!どうしよう…!」
(私が彩さんのマネージャーになります)
「えっ?ええええええっ!?」
「あっ、マネージャー!
次の彩ちゃんの仕事だけど…?」
どうやら、スタッフ一同が、美波を彩のマネージャーと
勘違いしている様の為…
(次の仕事は、モデル撮影です)
と、筆談ノートで伝えた。
「この人。言葉が喋られないのか?」
「み、美波ちゃんは耳が聴こえなくて…」
丸山彩が状況を説明した。
「なるほどね。元いた、マネージャーが昨日、身体を壊したと…」
「それで、このスケジュール表を忘れていたと思いますが…」
「そっかーそれじゃあ、マネージャー、
大変だけど、よろしく頼むぞ!」
こうして、南野美波は丸山彩の一日、マネージャーに任命された。
筆談ノートもあってか、丸山彩のアイドル活動は、
スムーズに一日を進めていった。
「美波ちゃん!大活躍だったよ!
おかげで、仕事がスムーズに進んだよ!」
(彩さん。それは違います。
彩さんが頑張って、私も頑張ったからです)
「そっかーじゃあ、一緒に帰ろっか?」
(夜は私が作りますよ?
彩さんは今日、頑張ったから、好きなのも、
たんと、食べさせますよ?)
「やったー!オムライスがいいなー!」
(わかりました)
二人が住む、家に帰り、
美波は彩のために、オムライスを作るのだった。
彩はその間、お風呂に入ったり、シャワーを浴びていた。
彩は身体を洗った後、美波の作った、愛情たっぷりの、
オムライスを食べるのだった。
(どうですか?美味しいですか?)
「うん!美波ちゃんのご飯は、すっごく美味しいよ!
毎日、食べられるなんて、幸せだよ~!」
(それなら、良かったです)
二人のラブラブな生活は、これからも続きそうだ。