私は聴覚障がいを患っていて、
周りの、みんなに迷惑かけてばかりで不幸にする。
他の人に、よく自己評価が低いって言われた。
滑らかな発声と聞き取りが困難であった。
「障害に甘えず」「強く育って欲しい」という母親の意向から、
ろう学校ではなく普通学校に通っていた。
それでも、情報収集は苦手だけど。
忙しそうにしていて、メッセージアプリからでも、
彩ちゃんが疲れてるのが分かったから、
なんとか励ましたくて何週間も予約の取れないカフェを、
彩ちゃんの空いてる日と時間を合わせ、
気合いで予約した。
待ち合わせ場所に早く着いた彩ちゃんが多分口の動きからするに、
「美波ちゃーん!こっちこっち!!」
と叫んでる気がした。
彩ちゃん、うっかり、お忍びで来ているのに、
ばれたら大変なことになるでしょ…。
と、思いつつも手を振りながら、
彼女にいる方に向かった。
『彩ちゃん、早かったね』
「美波ちゃんに会えると思って早く出ちゃった。
変装してないのにばれなくて悲しくなったよー」
『ふ、複雑だね……』
たまにスマホのメモ機能を使って会話することもある。
これは屋外の文字が書きづらいときに重宝する。彩ちゃんは、
相変わらず、眩しいなぁ。
感動の再会もほどほどに、カフェへ移動した。
予約は大変なのに時間制限がないのはありがたい。
『彩ちゃん、最近バラエティにライブに忙しそうだね。
今日はゆっくりしよ?』
「うん」
メニュー見て瞳を輝かせて迷う彩ちゃんは微笑ましい。
んー。どっちも、食べさせてあげたいけど、どうしたら……。あ。
『なら、二つ頼んでシェアしようよ』
「いいね!飲み物もどうしよう~」
私はアイスカフェラテを選んで、
散々迷った彩ちゃんはメロンミルクにした。
思ったよりもパンケーキもパフェも大きくて、
頑張って食べきった。
「う~…!ここでも千聖ちゃんみたいに、
話しかけられない!」
『見つかりやすいのもそれはそれで不便だと思うよ……』
「そういえば、ここどうやって見つけたの?」
私がこんなところ見つけるのは、確かに不思議だろう。
それは偶然パスパレが出ているテレビを見てたときに、
その後のワイドショーを流し見していたら偶然目に入ったからだ。
その後も、息抜きと、おしゃべりをした。
「今日はありがとうね!また誘ってほしいな」
『彩ちゃんの笑顔が見られるならいくらでも』
私は彩ちゃんの休日に、華を添えられただろうか。
少しでも明日からまた頑張ろうって、元気をあげられたらいいな。
彩ちゃん、いつまでも、一緒にいようね。