気が付いたら、目の前にカマキリロボット。しかもあの鎌、地面をどこぞの鷹の目の斬撃並みに削るんだよなぁ。どういうことだよマジで。とりあえず逃げ回ってる。
「ははははっ!逃げ回ってるだけじゃ勝てないぞ風紀委員!」
いやもう勝てなくていいから逃げたいです。切実にそう思うわ。だが、向こうは逃がす気がないらしく鎌で猛攻、猛攻、猛攻。いやまいった。本当に参った。降参したい。遊戯王でいえばサレンダー。少し変えるとサラマンダー。ユージーンかよ。
「そこぉっ!」
「うおっ!」
俺の肩を鎌が掠った。さすがにデカイだけあって掠っただけでも血が噴水のごとく出るもんだな。言ってる場合じゃない。すごく痛い。うーわこれ絶対向こうのデブ調子乗るよ。なにされんだろ。って思ったらやけに静かだ。なに?何事?と、思ったら後ろから御坂さんが歩いてくる。てかなんでここにいんの。
「あっ(察し)」
すごいねーさすがレベル5。あのロボット一瞬で壊して説教だよ。
「お前、忘れてたけどレベル5だったんだよな…」
「はぁ?誰よアン…ってあんた!?いたの!?」
あれ?助けてくれたんじゃないの?
「っていうか肩から血が出てるじゃない!早く!病院……!」
「比企谷、佐天達は病院に……って、第三位!」
「ゲッ、あんたは…」
絹旗が後ろから来て二人で火花を散らす。やめろよお前ら…。
「っていうかその肩超大丈夫ですか!?」
「あ?大丈夫だよ。慣れた」
「は、早く病院に……!」
「いやこんなもん治癒魔ほ…いやなんでもない。ベホマかければ…」
「いいから病院行きますよ!」
そのまま連行された。まぁいいや。元々病院行く予定だったし。
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軽く治療を受けて俺は打ち止めの部屋へ。ふぅ…知り合いでも部屋に入るのは緊張するな。深呼吸して…さて行くか!
「なにしてンだオマエ」
「うぉっ」
後ろから声を掛けられ振り返ると一方通行。
「打ち止めの部屋は深呼吸するほどのダンジョンかよ」
「一方通行っていうラスボスがいるからな」
「殺すぞ」
「勘弁してください」
「で、打ち止めになンかようか?」
「あぁ、ちょっとな」
そのまま部屋に入る。
「あっ!もう一人の恩人さん!」
名前まだ覚えられてないんだな。
「打ち止め、妹達の一人の居場所はわかるか?」
その問いに一方通行が反応した。
「どォいうことだ」
「みさ…第三位と別れてから行方不明なんだと。だからなんだっけ、オーバーレイネットワークで探してくれないかなって」
「ミサカネットワークな」
「そんなことミサカに言われても…どの個体だか言ってくれないと分からないし…ってミサカはミサカは少し困ってみる」
あーそうなのか…そいつは俺も分からねぇしな…。
「じゃあ昨日、第三位と会った個体ってのはわかるか?」
「それなら…えーっと、10032号、かな?」
「そいつはどこにいる?」
「分からない。なんか意識がないみたいで…ってミサカはミサカはまたまた困ってみたり」
ふりだしか。
「すまん。じゃあ俺は行くから」
「待て」
一方通行に呼ばれて振り返った。
「俺も行く」
「はぁ?」
「イイから。さっさと連れてけ」
「? お、おう」
こうして、魔王が仲間になった。