ドルフロ世界日本と日本がつながったら 作:Japan Defense Force
正史側
アメリカ合衆国,ワシントンD.C.,ホワイトハウス
「どうかね?」
そう言うのは、この家の家主、
リチャード・D(デイヴィット)・トランプ大統領であった。
「はい、CIAからの報告では、あの装置は日本が造った物では無いそうです。」
大統領補佐官はそういった。
「まあ、そうだろうな。当時の状況や派遣した部隊からしてもそう推測できる。
・・・では、次にアレは何なのかね?
とてもSFチックだがワープゲートだとでも言う気か?」
「そうです。」
「は?」
彼は、いつもと違い気の抜けた声で言った。
「いやいや、そんなはず無いだろう。
ああいうものは、創作や論文レベルのものだ。
そんな物が出来たのなら我が国の安全保障に深刻な・・・」
「大統領、落ち着いて下さい。別世界から開いて来たのです。」
「なおのことじゃ無いかね・・・はぁ。話を進めよう、何故そう断定出来るのかね?」
「はい、あり得ない磁場・重力が発生していること、
ワープホールに関する論文と似通った部分があることから研究者は、
別世界や遠くに繋がっていると判断しました。」
「・・・情報源は?」
「一部が自衛隊から共有されましたがその他は、CIAやNSAを使って」
「そうか。」
「あの装置に使われている精密機械も素材も
分からない元素や現在の技術では造れない物があるとのそうです。
それと日本製ですね、別世界の。」
「・・・わかった。」
「いずれにせよ、アレを守らなければなりません。
技術レベルは、数段上です。慎重になるべきでしょう。」
「それくらい分かっている。補佐官、 CIAの日本支局長に伝えろ、
『日本を援護しろ』とな」
「分かっています。」
「いいか、もし仮に、あの装置が予想通りなら中華等の東側に渡り解析されてはならんぞ。
何時何処でも大軍を展開できる、ノーリスクの戦略兵器に化けるぞ。
我が国の安全保障に深刻なダメージが入るのだ。
明後日の一部予定を変更し、国家安全保障会議を行う。
軍人とCIAに準備をさせておいてくれ」
「分かりました。それでは失礼します。」
「ああ、頼んだ。」
バタン
大統領執務室の扉が閉じると電話が入った。
電話の相手は、ラングレーからだ。
「私だ。」
「お忙しい中すみません、大統領」
電話の相手はCIA長官だ。
「早く要件を言ってくれ」
「はい、日本支局から緊急報告が来ました。」
「内容は?」
「日本の各省庁、特に防衛省、総務省、外務省で大きな動きが確認されました。
内通者から上級官僚が数日後の予定を全て変更になったと。
目的地は、ゲートのある東千歳駐屯地です。」
大統領の口角が上がる。
「ほう、理由は?」
「現在調査中ですが、外務省では、国交についての緊急会議が開かれており、
何らかの接触があったと思われます。」
「そうか。」
「いかが致しますか?」
CIA長官が今後の対応を聞く。
「静観だ。渦中の栗は日本に押し付ければ良い。
だが、他国に先を越されてはならん。
我々は日本が動きやすいよう援護だ。
頼んだよ。」
「分かりました。」
カチャリ
受話器を戻す。
「全く、あんな劇物を抱えることになるとは、日本も難儀だ。
だが、活用すれば我が国の再生に使えるやもしれん。
最終的に利益を得るのは、我が合衆国だよ。」
中華人民共和国,北京,中南海
華 錦濤
「アレは、何だと思う?主席補佐官?」
「私の考えでは分かりませんが、国家安全部や統一戦線が入手した情報から
科学者達が『ワープホールに似ている』と面白い回答が返って来ました。」
「はっ!彼らも面白いことを言うじゃないか。その根拠は?」
「情報やあの装置に使われている素材からこの世界で作られたものでは無いと」
「では、向こうに人がいると?」
「はい、確実に」
「そうか、では我々の友人達(移民爆弾)を向こうに送り込まねばいかん。」
「はい、それと日本の外務省で動きがありと同志から報告が来ました。」
「ほう、どのような?現在調査中です。申し訳ございません。」
「まあいい、分かれば直ぐに報告しに来てくれ。」
「分かりました。」
その3日後、報告を受けた国家主席は、日本での活動を強化させた。
ロシア連邦,モスクワ,大統領官邸
ウラジーミル・メドヴェージェフ
「補佐官、君の懸念は分かるが、我々の問題も山積しているのだよ」
「し、しかし、」
「くどいぞ、君も分かっているだろう。ウクライナの作戦で噴出した、我が国軍の問題を
早急に解決せねばならんのだ。」
「・・・」
「あの作戦で我々は国内問題を一部解決できたと言っても過言では無い。
我が国にいる少数民族の自治や独立をあの作戦で男手を少なくし同化を促進するために
前線で酷使したり、国内産業の保護、経済の自立化を達成し、経済制裁を受けても、
我が国だけで、経済が回るようにしたが、あの作戦で被った被害は想像以上なのだよ。」
「ドローンですか、、、」
「そうだ、だがあの国の大統領が反対を押し退けて、反抗作戦を実施してくれて助かっているよ。」
「・・・ああ、兵士人数ですか」
「そうだ。
我が国の兵士は、他国から(主にアフリカや中央アジア)の義勇兵のおかげで予備役は、
余り前線へ投入していない。
我が軍の総兵力は約150万人、現実的な予備役含め約1000万人。
ウクライナへの我が軍の投入兵力は、現役兵士約50万人、そこに義勇兵含め約100万人だ。
一方のウクライナ側は、現役兵士約20万人、予備役含め約100万人だが、
以前の反抗作戦で多くを失った。
全く、嬉しい誤算だよ、あのコメディアンには感謝せねばなるまい。」
「・・・」
「君は軍隊に関する物をを読むかな?」
「いいえ。」
「なら、攻撃三倍の原則は?」
「聞いたことはあります。」
「なら覚えておくといい。攻撃を行う際は、相手の三倍の兵力が必要である。
あとは、、ああ、これがあった。
死者1に対して負傷者は3だ。これに不衛生な塹壕戦の環境などが加わると
1:5まで上がるんだ。その3〜5の内の2は、手足切断などの復帰困難者だ。」
「だ、だからですか。。。」
「ああ、そうだ。
兵力が十分でないまま、攻撃を行なってくれたことに感謝しているのさ。
確か、イギリス軍によると兵士の総死者数が約20万人と発表していたな。」
「ええ、、」
「あの、20万の数字はどこから来たと思うかね?」
「えぇと」
「ウクライナ軍の損害情報からだよ確認できる限りのね」
「確認できる?」
「そうだ、一部は生き埋めだったり、死体すら残らないことでわからない場合もあるからな」
「・・・」
「では、あっちの損害は、」
「兵力約二〜三十万人が死亡、復帰困難者は、約六〜七十万人だ。
我が軍は、初期から約三十万人が死亡したが多くは義勇兵、
復帰困難者は、あちらの初期対応の遅さから塹壕戦などの環境に因るものは少ないとの報告だが
実態は分からん。軍部には油断はするなと釘を刺しておいたから大丈夫だとは思うが。
これから増えるだろうな。
・・・何かあれば更迭させれば良い。
さっきの事だが極東管区に警戒と情報収集(領空侵犯)を強めるよう命令しておく、SVRにもだ。」
「・・分かりました。」
「君の不安もわかるが我々も目の前の問題を放置出来るほどの手腕を持っていないのだよ。」
欧州各国
各国首相・大統領官邸
首相又は大統領
「静観だ、それより国内の移民問題を解決しなければならん。
全くEUに加盟したら政治力を奪われてしまう事になるとは、、
目先の利益より未来を見据え、、、
マーガレットサッチャーの言ったことは正しかったようだ、
決定権は、
EUに奪われ強制的に移民を受け入れなくてはならないのだから」
各国補佐官「ですな。」
ドルフロ側
アメリカ合衆国ワシントンD.C.ホワイトハウス
ジョン・W(ウッドロー)・ルーズヴェルト大統領
「ふむ、日本で何かが起きていると?」
補佐官
「はい、毎年行っている本州解放作戦の一部かと思われましたが、
本州と北海道間の通信量の変化は見られない事から現在、
北海道で何があったのか確認させています。」
「わかった。警戒は怠るなよ。」
「はい。」
新ソ連,モスクワ,カリーニン総書記
「勢力圏の東欧諸国へ技術・再開発・生活支援を打たなければ・・・」
欧州諸国
「「「「「はぁ、、復興いつ終わるのかな・・・」」」」」
正史側のロシアの発言に関しては、露宇戦争での戦況や軍事行動から推測した物です。