これ実質アルター能力だ!   作:ロッカー先輩

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初めて書いた小説なのでおかしな点が多いと思いますがよろしくお願いします。


目覚め

 

 

目が覚めたらそこは一面瓦礫の廃墟だった、しかも俺は全裸。

 

「うぉぉぉぉ!?!?」

 

手術台のような場所から飛び起き、驚愕のあまり叫び声を上げるがその声は妙に高く自分の声ではないようだった。

 

 違和感を覚え自分の身体を見てみると、そこには元々はなかったはずの膨らみが存在しており、大切な相棒は消滅していた。それにより、自分が女になっていることを嫌でも認識させられる。

 

 目が覚めたら全裸だし女になってるってどういうことだよ。昨日は自分の部屋で寝ていたはずだぞ。

 

 自分の身に起こったことを理解することを脳が拒んでいると頭の中に情報が流れ込んでくる。

 

 記録の中の全身白ずくめの男達曰く自分は『名もなき神々の王女』そのプロトタイプに当たる存在で、キヴォトスという都市を取り戻すための尖兵として設計されたそうだ。

 彼らの求める能力自体は水準まで達したが、この体にプログラムされた意思が思うように機能しなかったため廃棄されたと・・・

 

 いや、何一つわかんねぇよ!ついさっきまで女になったと思って騒いでたらそんなのがどうでもよくなるレベルだわ。なんだよキヴォトスを取り戻すための尖兵って・・・俺はそんなことするの嫌だぞ。

 

 とにかく今は衣食住が先だ。このまま素寒貧の状態じゃ飢え死にしてしまうからな。ここがどこかはわからないが外に出れば人に会えるかもしれないしな

 

 

 瓦礫の山をから抜け出して俺はこの場を後にした。

 

 

 廃墟の中を探索する途中でこの体についてわかったことがある。

 

 この体、身体能力が滅茶苦茶すぎる。道を塞ぐ瓦礫をダメ元で動かせないかと試したら、軽々と持ち上げることができた。そこで調子に乗って無理に瓦礫をどかしたときに落ちてきた破片が頭にぶつかったが怪我一つ無かった。そんな普通の人間にはあり得ない力にドン引きした。

 

 もう一つは、頭をぶつけてから瓦礫を動かすのがちょっぴり怖くなって心のなかで「瓦礫が勝手に消えればな〜」なんて呟くと、目の前の瓦礫が虹色の輝きに包まれ、一瞬で消滅したと思うと崩れた通路が元通りになっていた。

 

 もうなんでもアリかよと思っていると頭の中にまた情報が流れ込んでくる。どうやらさっきの現象はこの体に備わった能力によるものらしく、『プロトコルATRAHASIS』という周囲のデータを収集して分解、再構築し、任意の物体を作り出す、物質変換機構らしい。

 

 その説明を聞いて思った・・・これって実質アルター能力じゃね?

 

 アルター能力について簡単に説明するとスクライドという作品に登場する人々がもつ超能力で、周辺の生物以外のあらゆる物質を原子レベルで分解・再構成して特殊能力を操る物体を生み出すことができ、それを使って彼らは戦っていた。

 

 様々なアルター能力者がいる中で、俺は主人公であるカズマの自分を貫き通す生き様に憧れた。

 

 元の身体に戻れる見込みはなく、元いた場所に帰れる可能性も無い。それならもういっその事、彼のように自分を貫き通してこの世界を精一杯生きてやる!

 

 「へくちっ!」

 

 やべ、まだ全裸だったの忘れてたわ。

 

 




この小説でスクライドに興味を持ってくれたら嬉しいです。
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