地獄ペルソナ~地獄でバトルロイヤルする8人のペルソナ使いたち~ 作:XX(旧山川海のすけ)
ヘルタック商店。
お金が貯まったのでやって来た。
ドアを開くと
「いらっしゃい。何にするんじゃ?」
所狭しと並んでる武具類。
瓶や石。
そして奥にあるカウンターに、背の低いすごい髭面の、ずんぐりした体型の男性が居た。
……あれ、ドワーフなんじゃ無いのか?
耳がちょっと尖ってるし。
俺は頭の片隅でそんなことを考えながら
「刀と飛び道具ってありますか?」
そう訊ねた。
すると
「……オイ」
「任せろホー」
ドワーフっぽい男性の言葉に応じて。
奥から、青い頭巾を被った2等身の雪だるまと表現するのが一番適当な悪魔が出て来たんだ。
そして俺たちの前に出て来て
「刀と飛び道具が欲しいホ?」
「ああはい。……彼女は近接武器は厳しいかな、と」
そう、思うところを口にしたんだけど
雪だるまは
「飛び道具はモノにするのがあまり楽では無いホ。やめといた方が良いホー」
……そんなことを言って来た。
そうなのか……?
でもまあ、プロ? が言うことだしなぁ……
ちらりと後ろを見た。
彼女は頷き
「ならばおススメは何ですか?」
そう訊ねた。
すると
「斧か槍がいいホ」
……槍は兎も角……
斧ぉ?
意外だったんだけど。
説明を聞くうちに「確かに」と思うに至る。
斧は誰が使っても「喰らったらまずい」一撃になるから、だと。
で、結局。
俺は無銘の刀を
水畑さんはロングスピアを購入。
それぞれ1200マッカ、800マッカ。
その他、毒消しのディスポイズンだとか麻痺回復のディスパライズなんていう魔法の薬。
あと、精神力を回復させるチューインソウルを買い込む。
それで合計、3000マッカほど使用した。
俺は腰に吊るした刀の鞘を弄って。
少し、俺が手に入れた無銘の刀を抜いてみた。
刃の輝き。
……真剣だよ。
震えてしまう。
怖さじゃないんよな。
……興奮してるんだよね。
実戦は、ゾンビ狩りで一応経験はある。
でも、本体である俺ではまだ戦って無いからな。
実際に使うのは明日以降になるけど……
こっちにも慣れないとな。
……俺のライバルたちは、きっと平気でこういうものを使える奴らだと思うし。
そして俺が、鞘から半ば抜いた、その刃に見入っていたとき。
「これもいただけますか?」
「アタックナイフホ? ナイフなんて最終手段ホ?」
「だからこそ欲しいんです」
……なんか水畑さんが買い物をしていた。
何を買ってるんだろうか?
そう思ったので、何気なく視線を投げたら
ギョッとした。
というか、ドキッとした。
……水畑さんが、制服のスカートを捲り上げて、右の太腿にナイフケースを装着していたんだ。
あれだ。
女スパイとか、殺し屋がやるみたいな。
慌てて目を逸らしたが、目に焼き付いていた。
水畑さんの生足と言うか、太ももはスッキリしてて。
綺麗なラインだったんだ。
俺は動揺しつつ、言葉を心で吐いた。
……何してんだよ。全く。
恥ずかしく無いんだろうか……?
ヒロインに羞恥心は無いのでしょうか?
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