地獄ペルソナ~地獄でバトルロイヤルする8人のペルソナ使いたち~ 作:XX(旧山川海のすけ)
「魔人を狩ろう」
サブペルソナを揃えて。
地獄食堂に食事に行ったとき。
俺は水畑さんに提案した。
「魔人ですか……でも、遭遇するのが難しいのでは?」
テーブルを挟んで。
俺の向かいでA定食……白米系の日替わり定食……それの味噌汁を啜りながら、水畑さんは俺の提案に意見を出す。
魔人。
それは倒しても256時間後に再度復活する、外のエリアを徘徊している5体の悪魔。
この地獄にそれぞれただ1体しか存在せず、倒すと強力な魔法の杖を落す。
「うん、基本はそうなんだけどさ……」
1体だけ、遭遇が比較的簡単な魔人が居るんだよな。
それは……
魔人ゴーストQ。
倒すと
「魔人ゴーストQを狩って、
俺のそんな提案に
「手に入れて、鴨志田の弱点を探るんですか?」
水畑さんが、食べ物を飲み込んでから返す。
俺は
「いや、違う」
そんなの、訊いた時点での弱点だ。
その後に鴨志田がサブペルソナを揃えて、修正することは可能なわけだし。
訊くことによる意味合いが低い情報だと思う。
それに、上手く行ったところで鴨志田1人。
敵はまだ、他にあと5人居るのだし。
すると
「だったら何を?」
魚の身を食べながら、水畑さん。
俺は彼女に
「魔人マタドールに遭遇する方法を訊ねるんだよ」
魔人マタドール。
コイツが落とすのが「
その効果は……「多人数で発動させる魔法<合体魔法>の使用」
何度も使えるうえ、切り札という手札が増やせる優れもの。
組んで戦っている俺たちには、うってつけのアイテムだ。
他の魔人も色々な杖を落すんだけど、継続性や実現性を考えると、一番手頃なのがこれだと思うんだよね。
「ああ……!」
その手があったか!
そんな顔をする水畑さん。
多分、このためにゴーストQだけ遭遇が比較的容易なんだと思う。
「まいどありホー! また来てホー!」
ヘルタック商店で。
魔人ゴーストQをおびき寄せるためのアイテムを買った。
その名もスペシャルキャンディー。
1000マッカ。
見た目はぐるぐるキャンディー。
あまり現実では見ないタイプの飴。
これを、魔人ゴーストQが徘徊しているエリア「廃墟」に放置しておくと、ゴーストQが食べにくるらしい。
そこを仕留める。
これさえあれば、それなりに広い廃墟エリアを探しまくらなくても良いんだ。
向こうから来てくれるんだから。
……ただまあ。
このキャンディーを使った場合。
魔人ゴーストQがパワーアップするらしいけどな。
「じゃあ、早速明日行きましょうか」
水畑さん。
俺はそれに頷いて
「今すぐ行きたいところだけど……魔人は甘い相手じゃないはずだしね」
休息は大事だ。
万全の状態で挑まないと。
ワンワンパニック。
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