地獄ペルソナ~地獄でバトルロイヤルする8人のペルソナ使いたち~ 作:XX(旧山川海のすけ)
明智が殺し屋……
多分、正しいな。
開田を倒した手腕を考えると、説得力があり過ぎる。
モテ過ぎて不誠実で、それで女性に殺されたってのは作り話で。
本当は殺し屋。
言ったのは久保だけど。
久保自身は全く信頼できないけど。
ただ、それだけの理由で切って捨てるべき情報じゃない。
「私……多分、本当だと思います。明智さんが殺し屋だっていうのは」
水畑さんもその結論に至ったみたいだ。
まぁ、そう思うよね。
……だったら
「明智には気をつけよう……」
不意打ちが恐ろしいよな。
殺人が普通に選択肢に入ってる、人殺しに慣れてる相手が敵ってさ。
……ふとそこで
だったらグループメンバーを増やすべきでは?
そんな考えが浮かんだけど。
久保を思い、それを即座に打ち消した。
信頼できない人間をグループに入れるのは危険すぎるだろ。
敵に、こっちの情報を売るかもしれないんだぞ……?
久保は無い。
絶対にない。
食堂で食事を終えて、外に出る。
食事を楽しむ雰囲気ではなかったな。当たり前だけど。
……現行で、出会った亡者は
俺、水畑さん、鴨志田、開田、久保、明智……
6人。
あと2人、出会っていない亡者がいる。
その2人と接触して、共闘出来そうなら……
まず明智を倒すために手を組むんだ。
今はそれしかない気がする。
でないと、熟練したプロの不意打ちで、やられてしまうかもしれないじゃないか……!
残り2人、どこにいる……?
この街エリアは、学校の敷地くらいの広さなので。
意識して人を探そうとするのは出来ないことは無いと思う。
色々と人が居そうな場所を探した。
ジャアク堂書店とか。
ヘルタック商店とか。
あと……
サキュバスの館も
「いらっしゃいませぇ」
背中に蝙蝠の翼を生やした、ボンテージ姿の綺麗な女性たちが出迎えてくれる。
「お客さんたち、この店は初めてェ?」
「初めてなら料金システムを……」
「あ、いや」
群がって来る悪魔の女性たちを手で制して
「……中を見るだけって出来る?」
「それは出来ないわぁ」
俺の要求はあえなく却下された。
……サキュバスの館は。
嬢つきで5000マッカ。
嬢なしで700マッカ。
嬢って何だ? って言うほど、俺はおこちゃまではないので。
嬢なしで700マッカ支払い、中に入れて貰う。
ちなみにこの700マッカは部屋の使用代金なので、1人が払えばそれでいいらしい。
制限時間は3時間で。
部屋は空いてたらどこを使ってもいいと言われた。
いい加減だな。
まぁ、都合良いけど。
「中は綺麗ですね」
「そうだね」
廊下を歩きながら。
水畑さんの言う通り、内装はちゃんとしてる。
掃除も行き届いてるし。
ピンク色の壁紙も、薄汚れていない。
建物の規模としては、そんなに大きくないけど。
客である亡者が最大8人しかいないから、そんなもんなのかね。
……実際、8部屋しかなくて。
うち1つが使用中だった……!
主人公、ラブホイン
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