地獄ペルソナ~地獄でバトルロイヤルする8人のペルソナ使いたち~ 作:XX(旧山川海のすけ)
「マジなのかッ!?」
「マジですよ!」
俺の言葉に即座に返してくる。
上空のミルファは少し興奮気味だ。
曰く、ミルファの位置から見える砂漠を彷徨う悪魔は。
闘牛士に似た格好をしているらしい。
マタドールって闘牛士のことだしな。
だったら、可能性はすごく高い。
「私、行きます!」
そう言ってミルファは手綱を引いた。
そしてスレイプニルの腹をふくらはぎで蹴る。
「見失ったら事です!」
そのまま彼女はすっ飛んで行った。
相当なスピードだ。
あっという間に遠くに行く。
さすが神の馬。
外見はメカだけどな。
俺たちも早く追わないと。
そう思うけど……
なんか、ミルファ1人で良いんじゃないかなという気がしないでもない。
でもまぁ、ミルファの彼氏として。
ミルファに丸投げはやりたくないなぁ。
そんなの、ミルファを便利な道具か何かみたいにしてるようで。
嫌だ。
なので
「明智さん、急ぎましょう」
「ああ、間に合うといいね」
……明智さんも駆け付ける頃には終わってると思ってるのか。
正直なところ。
そして
俺たち2人が砂漠の砂の上を走り出そうとしたとき。
ホッホッホ……
どこからともなく
女の声がしたんだ。
……悪魔か?
そう思った瞬間。
砂漠の砂が大きく盛り上がった。
多量の砂をかき分けて、地中から何かが現れて来る。
それは……
黒い大蛇。
10メートル超の大蛇。
その大蛇の頭の部分に、美しい女の顔がついている。
……というか。
女の黒い髪の毛が、生え際から大蛇の身体になってんだな。
女の顔の下には、かなりグラマラスな女の身体がくっついていた。
身に着けている衣装はどこか中華風。色は赤。
ただし、丈は短くて。
ふとももがほとんど剝き出しで、目のやり場に困る姿だ。
そんな、女悪魔が俺たちを見回し
「運が無かったのぉ……亡者共」
そのまま、くねらせた大蛇の蛇体を椅子代わりにして腰掛け。
酷く残虐な笑みを浮かべる。
瞳の色が金色で。
その様子から、こいつが会話できる相手ではないことが一目で分かってしまった。
「妾たちは亡者を見たら殺すことを使命に仰せつかっておるでな」
俺たちを虫か何かのように見る目で見つめ、その両の手に稲光と輝く冷気を立ち上らせた。
電撃と氷結系の魔法を使うのか……?
「妾は地母神ジョカ……」
ジョカ……?
確か……中国の創世神話に出て来る女神の名前だよな……?
そんなビッグネーム……
弱い悪魔なわけが無い……!
俺の中に緊張が走った。
そして
「悪く思うんではないぞ。楽に死にたければ足掻くのはやめることじゃ」
ジョカはそう言い放ち。
俺たちに向かってその両手のひらを向けてきた……。
真5のジョカって、デザインすごく良いと思うんですよねぇ。
本作を読んでいただき感謝です。
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