地獄ペルソナ~地獄でバトルロイヤルする8人のペルソナ使いたち~ 作:XX(旧山川海のすけ)
目が覚めて、ミルファが裸身で同衾してる状況に気づいた。
夢のような気分だった……。
……昨日。
俺は彼女と結ばれた。
最初は上手く行かなくて。
だいぶ彼女にリードしてもらったんだけど。
いざ本番となったとき……すぐ終わってしまって。
情けなくて落ち込みそうになったら、彼女に
「まだできますよね?」
って言われて。
2回目は前よりは上手く出来た気がした。
……でも
今度は彼女が満足していないことが気になった。
未経験でもそれぐらい察せるし。
だから3回目は絶対に満足させるって思ったんだけど……
「ちょっと痛いです!」
……怒られた。
多分、彼女はだいぶ我慢してて。
でも俺がそこに気づかないから言われたんだ。
それで俺は反省はしたけど、正解を引けているのか気になった。
気になったけど……
彼女に痛い、気持ち良くないって言われたのは。
彼女が俺と本気でやりたいって気持ちの現れなんだよな。
……これがただのサービスなら、彼女はそうは言わないはずだ。
だから、彼女がもっと好きになった。
そしてその後。
何とか彼女を満足させてあげたいって思ったけど……
俺が疲れ果てて眠りに落ちるまで。
どうも、彼女が満足した確信が持てなかった。
俺の傍で寝ている彼女をそっと抱き締めた。
素肌から、彼女の体温が伝わって来て。
愛しさが込み上げてくる……
すると
「あ……おはよう。マサフミ君」
俺の腕の中でミルファが目を覚まし。
起き抜けに、そのままキスをしてくれて。
チュッ、チュッと互いの唇と、舌の感触を確かめ合っていると
「……昨日はとっても素敵でした」
そんなことを言われた。
えっ、と思う。
「でも、ミルファ。君は絶対に満足して無いんじゃないの?」
明らかにお世辞に感じたので俺がそう訊ねると
「……私にとってのセックスは、それ以前の問題だったんです」
昨日、はじめて好きな男の人と私はセックスできたんですよ。
ありがとう。マサフミ君。
……そんな返しをされて。
彼女の気持ちを想い、俺の胸は締め付けられたし。
現世で彼女を買った男たちに、何だか嫉妬心のようなものを覚えてしまった。
俺の本能の部分が、今の彼女を性のパートナーとして保有しているのは自分だ。
そう言ったんだろうか。
衝動的に俺は彼女を抱き締めて。
その耳元で
「……ここで2人で、永遠に暮らそうよ! ミルファ!」
言ってしまった。
そんなことを。
だけど
「……それは駄目ですよ」
彼女は「はい。そうしましょう」とは言ってくれなかった。
俺は
「どうして!? 松山さえ倒してしまえば、おそらく嶽下は放置してても危なくない!」
理由は簡単。
嶽下は不意打ちで一方的に勝つ戦い方を好まないからだ。
だから油断してても問題無いんだ。
戦う運命なら、どのみちそうなるのだし、そうしてても別に問題にはならない!
だったら俺たちが一緒に居ることを阻むものは何も無いだろ!?
そう思った。
本気だった。
「ミルファの罪状で地獄送りなんてどう考えても重すぎる! ここに来たのもここで俺と一緒に幸せになるために来たのかも……」
彼女に同意してもらいたくて。
俺は説得するための言葉を並べ立てようとした。
思いつくまま
だけど
「マサフミ君」
ミルファは俺の胸を押し返し。
俺の目を見つめた。
……とても、真面目な目で。
そして話し始めた。こんな話を……
ヒロインは主人公に何を話すのか?
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