地獄ペルソナ~地獄でバトルロイヤルする8人のペルソナ使いたち~ 作:XX(旧山川海のすけ)
そして俺たちは
沼地エリアの中央に存在する教会にやって来た。
……場所は嶽下が知っててさ
ミルファの提示した案を実行に移す際
「ああ、知ってんぜ。意外に変に見えねえぞ」
そう言って、場所を教えてくれた。
……まあ、その当の嶽下は外に居るんだけどな。
待ち伏せをするために。
ミルファの案は
「松山が、こっちに自分から襲撃を掛けて来て、そこから戦闘に持ち込む方法を杖に訊く」
相手は襲撃を掛けて来るわけだから、勝つつもりで来る。
ということは、いきなり逃走を選んだりしにくい。
ちょっと目論見から外れたからと、すぐ諦めたりはしないだろ。
わざわざ、良い大人が計画立てて来るんだし。
何度も言うが、襲撃してくるわけだし。
つまりこっちは防御側に回るから、不利ではあるが……
まともに戦闘に持ち込む方法はこれしかないというか。
他に思いつかなかった。
そして杖に訊ねたら
「今から24時間後に、沼地エリアに存在する教会で結婚式を挙げるといい。松山はお前たちを必ず襲ってくる」
すると。
杖が消失した。
じゃあ、言ったとおりに行動したら、確実に襲って来るな。
前にミルファを助けるために使用したとき、丁寧に道案内をしてくれた。
この案での襲撃が確定した未来で無いとするなら、多分消えないだろ。
そういう、無責任なことはしないはず。
で……
俺たちは2人、教会にいた。
俺は白いタキシード。
ミルファは純白のウェディングドレス。
2人で着用し、教会の奥に進み出て。
本来なら神父か牧師が居る場所で、立ち止まり。
……俺は隣を見た。
ミルファは
目を潤ませていた。
自分にこんなことは訪れない。
そう思っていたのかな。
だから俺は
「
誓いの言葉の最初を俺の口から言おうとした。
雰囲気で言うから正しいかどうか分かんないけど。
だけど
「
……彼女に即座に言い直しを要求される。
顔は微笑んでいたけど、目が笑っていない。
ああ……
そっちの意識無かったから、つい彼女の名字はそのまま呼んでしまったけど。
彼女にしてみれば、自分の両親に感謝なんて無いわけだし。
自分の名字、捨てたいだろうな……
言い直す。
「
正しいのかな?
マジで分からん。
だけどま……
「誓います」
……大事なのはこれだよね。
口に出して永遠の愛を誓うのが大事なんだから。
形式は別に良いだろ。
そして
「
今度はミルファが同じことを言って来た。
無論、俺の答えは……
「誓います」
これ以外無いし。
本心だ。
俺の奥さんはミルファ以外嫌だ。
そして俺たちは……
自発的に、誓いの口づけをした。
そっと抱き寄せ、唇を合わせる。
彼女の喜びを感じ取れた気がした。
そのとき……
この教会の中に焦げ臭い匂いが漂って来て
俺はこの教会が火を付けられたことを悟り。
ミルファに
「外に出るぞッ!」
身を離し
言いながら、右手の亡者の腕輪に触れ
「テミス! 霜剣乱舞で教会ドアを吹っ飛ばせ!」
『承知だ』
テミスを召喚し。
その通り、その吹雪の剣でドアを吹き飛ばして炎を消し
「スレイプニル! 駆け抜けて!」
ミルファも亡者の腕輪に触れて自分のペルソナを召喚。
あなた、乗って! って言葉に従い
俺はミルファのスレイプニルに2人乗りし、そのまま外に飛び出した。
決戦開始。
外の様子は……?
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