デジモンたちとアドベンチャー ~キズナノチカラ~ 作:みかん@
「陸~!サマーキャンプに遅れるわよ!」
「今行くよ!」
俺は雨宮陸。
普通ではない小学四年生だ。というのは前世の記憶があるからだ。
なんとなくこの世界がどんなところなのかはわかっているが、何をして良いかはわからない。
この世界はデジモンの世界なんだろう。
前世で読んでいた小説で言うところの、異世界やアニメの世界などの転生なのだろうけど、正直アニメを見たこと無いんだよね。
何年か前の夜に、デジモンが暴れていたのを見たことがある。ゲームにはハマっていたから覚えはある。
デジモンは二体いて、片方は緑色をした巨鳥型デジモンのパロットモン。
もう片方は、最初は爬虫類型デジモンのアグモンでその後進化し、恐竜型デジモンのグレイモンになった。
正直、進化したところで完全体のパロットモンと成熟期のグレイモンじゃあ勝負にならないだろうと思ったが、アグモンの時でも技で怯ませていたし、グレイモンの時は互角だった。いや技では圧倒していたがやはり完全体相手ではきつく負けていた。グレイモンは倒れ、戦いは終わったと思った。
だが、グレイモンの近くにいた男の子は笛を鳴らした時、グレイモンは目を開け起き上がった。
グレイモンの必殺技『メガフレイム』を放たれパロットモンに当たった時、眩しい光に包まれ見えなかった。
再び目を開けると、そこには二体のデジモンはいなかった。
翌朝になると騒ぎになり、その出来事は「光が丘爆弾テロ事件」として扱われた。
正直、デジモンの世界だと判ったときは触れ合いたいと思ったが、自分から行動することもなく今に至る。
いつか関われる時が来るだろうと幾何年。
「まあなんとかなるか」
今は、夏を楽しもう!。
「んで、何で雪が降り注いでるんですかね?」
「ほんと不思議よね」
「二人とも、緊張感ないですね」
今現在、猛吹雪にさらされ中ナウ。
キャンプ地について自由行動の時間中に吹雪が発生。
たまたま見つけた祠に急いで避難したんだ。
祠の中には既に何人か避難しており、すぐ匿ってくれました。
中にいたのはサマーキャンプに来ていた知り合いでした。
クラスメイトの光子朗と幼馴染のミミちゃんがいてよかった。
知り合ったばかりだと陰キャにはキツイもん。
しばらくすると吹雪はやみ、外に出てみた。
一時間もしないのに一面真っ白に染まってました。
半袖だから肌寒いけど、子供は風の子。
「せっかくの雪だから雪遊びしようぜミミちゃん!」
「ええ!私、おっきな雪だるま作りたい!」
「こんな異常気象なんですから大人たちの所へいきましょうよ!」
至極常識的な意見をした光子朗をよそに、一緒にいた数人で遊ぼうと駆け出しました。
「みんな!あれを見て!」
一つ上の学年である空さんが指を指した方向を見てみると、なんとオーロラが発生しているではないか。
おー初めて見た。
「うわー!綺麗ー!」
「お兄ちゃん!とってもキレイだね!」
「ああ。綺麗だな」
「こんなの異常ですよ!日本のこんなところでオーロラなんて」
「ん?なんだあれは!?」
同じく一つ上の学年である太一さんが叫ぶと、
皆が驚いているのをよそに、
「なんだこれは?」
拾ってみると、何かのデバイスであった。いうなればスマホである。
何でスマホが落ちてきたのか分からない。この時代にはスマホなど存在していない為なんて説明していいか分からない。
そんな時である。
大波が襲ってきたのだ。
突然現れた波にもちろん逃げれるわけもなく、そのまま波に皆、襲われてしまった。
なのに落ちていく感覚がするのは何でだろう?
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目が覚めたらそこは森の中でした。
「いや、何処よここ…」
よく見てみれば、見たことのない植物だらけで興味深いですね。
そんなことより直前までにいた皆を探さないと。
「「「見つけたーー!」」」
「ん?なんか聞こえたか…」
遠くから聞こえてきた声は誰のものだろうか?
集まっていたメンバーにこんな声をした人いたかな?
「「「見つけた!陸!!」」」
「な、なん、どへぃ!?」
それらは思いっきりのしかかってきた。
毛むくじゃらの奴二体とハチみたいな奴一体だ。
流石に耐え切れず仰向けに倒れこんでしまった。
「痛てて。なんなんだよ」
「んふふふ♪」
「お前たちは誰だ?」
俺は転生者でデジモンのことは知っているけど、全種類を把握しているわけではない為、今目の間にいる三体のデジモンが分からない。
「僕、バウモン!」
「俺、ドリモン!」
「私、プロロモンです!」
こうして、僕たちの冒険が始まったのであった。