Q.それはなんだ? A.○○です。   作:ものため

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A.写輪眼です。

ボーダー上層部が集まる会議室……そこに、とある男が召集されていた。

 

「朝日隊員……」 

 

「はい」

 

 呼び出された者の名は朝日 昇。ボーダー所属のエンジニアだ。またかよ。

 

「ここ最近静かだったから念のために呼び出した。何かしてるなら報告しなさい」

 

「酷すぎひん?」

 

「日頃の行いだバカモン」

 

 今回は何もしていない様だ。

 

「何かあったかなぁ。アークエンジェルはまだ作ってないし…………あっ」

 

「何を思い出した貴様!? 言え! 何を作ろうとしている!?」

 

 しれっと戦艦を作りだそうとしているが気にしたら負けだ。

 

 朝日がポケットをまさぐると球体が出てくる。

 

「写輪眼作ったんすよ」

 

「目玉をポケットに入れるなバカモン!?」

 

 まさぐったポケットから目玉が出てくるとか恐怖でしかないだろう。

 

「いや、聞いてくださいよ鬼怒田さん。これ動体視力あげるために作ったんですけど」

 

「なんだ」

 

「東で試したんすけど、通常時とあんま変わらないんすよ」

 

「それは試す対象が問題だろう!!」

 

 デフォで壁抜きし、砲撃を落とす男で実験するなよ。

 

「ちなみに太刀川で試したら気持ち悪い動きでシューターの弾を全部躱せるようになりました」

 

「対象が対象だけに何とも言えないが十分強くないかね?」

 

 出水が太刀川の避ける姿を見て「うわ、きっしょ」と言うレベルの動きだったらしい。

 

「まぁ、特製のトリオン体が必要になるのと、使用時にかなりトリオン使うんで改良が必須ですけどね」

 

「このデザインなら噂が広まってもカラコンで通せるか?」

 

 根付は既に情報の規制で頭がいっぱいな様である。

 

「しかし割りとまともな物が出てきたな」

 

「身体能力上げる類いの物が無かったので試しに作ってみました」

 

「正確にはトリオン体の時点で十分向上するから後回しにされていた、が正解だけどな」

 

 がやがやと面々が話出すが喋らない男がいる。城戸である。じっーと朝日を見つめている。

 

「朝日隊員……一応確認するが……」

 

「なんですか?」

 

「それは万華鏡写輪眼になったりしないだろうな」

 

 写輪眼には強化形態の万華鏡写輪眼がある。

 

「須佐能乎はトリオン不足で無理でしたね。天照も駄目でした」

 

「流石に厳しかったですね……。まだ月光蝶のが作れそうです」

 

「作れる可能性あるのか月光蝶」

 

 流石にファンタジー過ぎて再現が難しかったようだ。

 

~~~

 

「トリオンを燃やせる炎擬きとかなら作れるかねぇ」

 

 朝日はいつもの自販機でいつものココアを買っている。

 

「しかし、今度は何を作ろうか……」

 

 朝日は自分が何を作りたいのか考える。

 

「やはり木虎アサルトバスターしかないか」

 

 そんなん作るなら普通にV2ガンダム作れや。

 

「朝日さん何してるんです?」

 

「綾辻か。何作ろうかなーって思って」

 

 ココアを飲みながら考えていたら綾辻がやって来る。

 

「木虎アサルトバスターも嵐山ヘビーウェポンシステムも根付さんに止められててなー」

 

「何でうちの隊員をおもちゃにしようとしてるんですか?」

 

「嵐山隊なら許されるかなって」

 

 嵐山に対するその信頼は何なんだ。

 

「うーん……、初心に帰ってロボットでも作ってみたらどうですか?」

 

「……それもそうか。取り敢えず作ってみて考えるか」

 

 取り敢えず何か作るかと、朝日は研究室に戻るのであった。

 

 なお、この取り敢えずで苦労するのは上層部である。

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