ボーダー上層部が集まる会議室……そこに、とある男が召集されていた。
「朝日隊員……」
「はい」
呼び出された者の名は朝日 昇。ボーダー所属のエンジニアである。どうせコイツが何かしたのだろう。
「君が、夜な夜な杭を運んでいたという噂が出ている。どうせパイルバンカーだろうから早く報告しなさい」
「クソっ!? 実験が終わったからAC作る気だったのに!?」
「もうロボはいっぱいあるだろ!?」
朝日はガンダムしかりジムしかりゲッターしかりをトリオンの技術で色々作ってるのだ。
「一部武器は隊員でも使える様にするから!!」
「そもそも隊員だけ使える武器でいいだろ!?」
「頑張ってロボット倒したら中からクソ強い隊員が出てきて第2ラウンドとか良いと思うんすよ」
「強そうだが!! 強そうだがな!! それだと色々違うだろうが!?」
いったい何が違うのだろうか?
「もう最悪ACだろうと何だろうといいとして、デザインだけ変えてくれ」
「え? スティールヘイズ作りたいんで嫌です」
「作るならハングドマンも頼む」
「林藤支部長は黙っていろ」
何故かハングドマンを求める林藤である。
「じゃあスティールヘイズだか何だか知らんが、じゃあ、それ以外はデザイン変えてくれ」
「はぁ……」
朝日はわかってねぇーなぁ。という顔で根付を見る。
「根付さん、俺は出たキャラとかロボを作って個人でコスプレとかごっこ遊びがしたいのであって、別にオリジナルが作りたいわけじゃないんですよ。オリジナルはそっちで何とかしてくださいな」
「これだから質が悪いんだ!?」
根付が青筋をたてながらぶちギレる。スルースキルは向上したが、対処出来るなら対処はしたいのだ。
「まぁ、それはおいといてパイルバンカーの話をしましょう」
「何か疲れたからとっとと話を進めようぜ」
「そうだな……」
上層部はみんな疲れている。
「というわけでパイルバンカーです」
「なんで初手でロマンに全振りしたんだ?」
忍田が疑問を口にする。
「とっつき嫌いなやつなんて存在しないからです」
「そもそもとっつきを知ってる奴が少数だろ」
「言ってはいけないことを……」
鬼怒田の正論が朝日を襲う。
「で、まずは三輪に試して貰ったんですけど」
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「これ普通に杭を飛ばせる様にならないんですか?」
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「と言われました」
「だろうな!」
三輪の発言にはまぁ、うん……、トリオン量が少なくてもそこそこの回数使えるから……と返したとここに記す。
「次に困った時の木崎に頼んだんですよ」
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「これってレイガストのスラスターを付ける事って出来ますか?」
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「なんか凄い事を言ってました」
木崎がロマンに走るのか!とまさかの事態に驚く面々。
「あーでもレイガストパンチとかしてたしなぁ」
やる前兆はあった様だ。
「途中から片手レイガストで片手パイルにしてましたね。両方パイルにして、ダブルパイルの木崎って名乗らない?っていったら断られました」
「なぜ、更なるロマンを求めてるんだ貴様!?」
「あと、何かいた生駒には……」
「なんかいたって何だ!?」
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「月光はないん?」
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「まだ作ってないって言ったら落ち込んでました」
「そ、そうか」
本当に何故居たのだろうか?
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「ナスカレーうめぇ」
「せやろ」
朝日は食堂でカレーを食べていた。何故かいた生駒と一緒に
「朝日さん斬魂刀作ったらしいやん」
「パチもんだけどね」
「使わせてくれい」
「エエで」
何か緩い会話を繰り広げていた。
「人斬り抜刀斎再現オプションってのあるけど試す?」
「試すわ」
緩い会話をしながらカレーを食べる朝日であった。