ボーダー上層部が集まる会議室……そこに、とある男が召集されていた。
「朝日隊員……」
「はい」
呼び出された者の名は朝日 昇。ボーダー所属のエンジニアだ。まーただよ。
「一応聞くが……その姿はなんだ……」
黒いボディに真赤な目、その姿はまさしく
「俺は太陽の子!仮面ライダーブラ「黙りなさい」はい」
仮面ライダーBLACK RXである。……もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな。
「とうとう作りおったか!?」
「作っちゃいました。ちなみに、いつも通り本家程の性能はないです」
「あってたまるか!?」
本当にあったらどうなっていた事か。
「ただ、なんかリボルケインっぽい感じには再現できました、トリオン合金のおかげでロボライダーも再現出来ましたし、なんかゲル化も再現出来たんでバイオライダーもいけます」
割りと再現出来てやがる。3形態あって面倒くさかっただろうに……
「ちなみに量産無理です。ウルトラ戦士再現トリオン体ばりにコストが高いです」
「だろうな」
3形態の切り替えと武器が必要なため、コストが高いのである。
「しかしクオリティ高いな。ロボライダー見せてくれよ」
「ういっす」
BLACK RXの身体が眩く光ると、
「哀しみの王子! ロボライダー!」
ロボライダーにフォームチェンジしていた。
「おーすげぇクオリティ」
「感心しとる場合か!?」
こっちはこんなに胃を痛めているのにと気楽そうな林藤に鬼怒田が怒る。
「あと、ロボライダーってハッキング出来る出来ないの論争あるじゃないですか」
「あったなそんなの」
コンピューターリンクうんぬんが拡大解釈されているのか、本当にあるのかは謎である。
「もう面倒なので付けました。トリオン体とかトリオン兵に触れれば問答無用で制御奪えますぜ」
「なに、とんでもない物を作ってるんだ!?」
だって、そっち方面の技術がザルだったからと朝日は思うが口には出さなかった。別にいいかと思ったのである。
「あ、それとバイオライダーのゲル化は通常トリガーでも使えます。広範囲を消し飛ばしたりする攻撃には弱いですが」
「いや、相手の攻撃をほぼ確実にいなせる時点で強いだろ」
この後、誰かしらにゲル化トリガーを実験的に使って貰う事になった。
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「いや、散弾あたんねぇけど!?」
「これはすげーな」
朝日は訓練室にたまたまいた、太刀川と諏訪にトリガーの実験に付き合って貰っていた。
「これクソゲー過ぎだろ!? なんも当たらん!?」
「いや、使ってる時のトリオンの減りが尋常じゃないから割りとトントンだぞ」
「やっぱり減りが気になるかぁ」
ゲル化トリガーは尋常じゃないレベルでトリオンを消費してしまうのが現状の弱点であった。
「ウルトラマンとかBLACK RXには光をトリオンに変換する特殊なシステム積んであるから気にならないんだけどなぁ」
おい、なんかコイツ凄いこと言ってないか? いろいろな問題が1発で解決しそうな事を言ってないか!?
「……朝日さん、そのシステムって鬼怒田さんとか知ってるか?」
「知らないんじゃない? 言ったことないし。解析されないように色々してるし、何より積んだの最近だし」
「鬼怒田さんに報告してこい!?今すぐ!?」
この後、鬼怒田が酸欠で倒れたとだけ記しておく。