Q.それはなんだ? A.○○です。   作:ものため

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A.日浦はかわいいですね。

 ボーダー上層部が集まる会議室……そこに、とある男が召集されていた。

 

「朝日隊員……」

 

「はい」

 

 呼び出された者の名は朝日 昇。ボーダー所属のエンジニアである。……そろそろ鬼怒田が倒れるぞマジで。

 

「その手に持ってるケースはなんだ。そしてその姿はなんだ」

 

 ケースを持った仮面をかぶりパワードスーツを着こんだかの様な姿

 

「日浦はかわいいですね」

 

 まさしく、ボンドルド卿である。なんかケースを撫でている。

 

「まてまてまてまて!?」

 

 コイツがボンドルド卿の姿で遊んでいたため、わざわざ召集前に映画を見た上層部の面々は戦々恐々する。

 

「てのは冗談で、日浦のトリオンを詰めたカートリッジです。流石に臓器とかは詰まってないです」

 

「お、驚かせおって」

 

「ひどくね? 敵ならともかく、俺ここまで子供には優しくやってるじゃないすか」

 

 何度も言うが、この朝日という男は近界民ならともかく、子供には優しいのだ。普段の行いが悪いので信用されないが。

 

「で、今回の目的はトリオン体の回復です。結果として、実験は成功です。破壊されたトリオン体の回復に成功しました。残機が増えるよ!やったね鬼怒田さん!」

 

「じゃかしい!? 最後の最後で変なもん生やすな!?」

 

 変なネタに走りおってと鬼怒田は怒る。マジメにやった方がバカみるのに……。

 

「ふむ、攻撃力の増強には使えるのか?」

 

「無理ですね。完全に回復にしか使えません。攻撃力は、なのはの方と使い分けてください」

 

 リリカルなのはの方にもカートリッジというアイテムがあるため、なかなか面倒な事になっている。

 

「あと、カートリッジごと破壊されると回復は出来ません。まぁ、トリオン合金製なのでトリオン体より硬いんで、相当な火力じゃなければ破壊は難しいですが」

 

「回復する前に回復アイテム壊されちゃ意味無いわな」

 

 カートリッジが回復アイテムの様になっているが、本来は人間を生きたまま詰めて負荷を肩代わりする物である。……倫理観がゆるキャラ過ぎる。

 

「ある程度量産するのは……C級トリガーにやっとベイルアウトを付けれるようになった組織じゃ無理か」

 

「本当に金銭面がキツイ」

 

 おとなしく国家組織に出来なかったのだろうか?……本当に目的が分からない。

 

「てか金銭面で思い出しましたけど、ゲーセンとかにも置けてよかったですね。ボーダーメカ戦記もとい、トリオンフレーム スピードブレイク」

 

 ボーダーメカという適当な名称を卒業出来たボーダー作のトリオン兵であるトリオンフレーム。

 

 そして10cm程のトリオンフレームを操作するのがトリオンフレーム スピードブレイクなのである。

 

 料金は1プレイ100円。ホームページで機体の装備変更は無料で可能。同じくホームページで改造ないし完全オリジナルトリオンフレーム作製した場合は300円支払うとゲームで使えるようになるぞ! なお、トリオンが少ない子供の場合には筐体側のトリオンが使われる模様。

 

「だいぶ好評だったのと、動画サイトにアップロードしたプレイ、アセンブル、オリジナル機体の作成がバズったからな、案外楽に設置できたよ。好評で連日列があるらしい」

 

 唐沢が嬉しそうに話す。金銭面的にも営業的にもオリジナル人気ゲーム、オリジナル人気商品は強いのだ

 

「結構稼げそうですね。機体のデータも取れて一石二鳥。ランカーのスカウトと結果を残してるオリジナルの実用化うんぬんは任せました」

 

「ああ、こっちでも色々やっておくよ」

 

 この後、取れたてホヤホヤのデータを上層部と眺めたりする朝日であった。

 

~~~

 

「ココア買ったしスピードブレイクの様子見に行こ」

 

 いつもの自販機でココアを買った朝日はスピードバトルの様子を見に行った。ちなみにボーダー本部内の筐体はプレイ無料である。

 

「もぎゃあああああああ!?」

 

「なんか、香取が騒いでらぁ」

 

 1発で誰が騒いでるか分かる。香取隊の隊長である香取葉子だ。どうやらスピードブレイクで負けたらしい。

 

「なに、騒いでんの?クソゲーされたん?」

 

「朝日さん!そう!あのメガネにやられたの!」

 

 朝日は対面の人物を覗く。そこには、

 

「いや、出来る事をしただけなんですが……」

 

「ずるいわよ!? あんなしょうもない待ちゲーして!?」

 

「いろいろ試した結果、あの戦法が一番勝率があるんで」

 

 C級トリオン体のメガネ男子がいた。

 

「……ねぇ、君。どっかに所属してる?」

 

「え? いや、特には……」

 

「じゃあ、君いまから助手ね。隊員も続けていいから、兼任で、あと俺の権限でB級にするからね。大丈夫、結構な権力はあるから」

 

「は? え?」

 

 悲報、三雲 修、頭のおかしいヤツに捕獲される。

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