Q.それはなんだ? A.○○です。   作:ものため

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A.ショートショートです。

【ここ最近、数時間アニメや特撮を見たりゲームするはめになってる上層部】

 

ボーダー上層部が集まる会議室……そこに、とある男が召集されていた。

 

「朝日隊員……」 

 

「はい」

 

 呼び出された者の名は朝日 昇。ボーダー所属のエンジニアだ。三雲はまたクソゲーして香取に絡まれてるよ。

 

「君が作った物の確認のため原作を確認するのはいいが、色々と時間が削れるから作品を絞って欲しい」

 

「嫌です」

 

「だろうな!?」

 

 この後、何故かAC6の話で盛り上がったとここに記す。

 

~~~

【生まれた世界が違う奴等】

 

「時間出来たしスピブレしにいこ」

 

 トリオンフレーム スピードブレイク、通称スピブレ……。ボーダー発のトリオンフレーム(トリオン兵)を自身のトリオンで産み出し操り戦うゲーム。

 

 子供の内からトリオンを使う事で鍛えたり、トリオンフレームのデータ収集に金策など一石二鳥どころではない作品……なのだが、本当は朝日がやりたいから作っただけである。

 

「せっかくならチーム戦がやりたいなー。……ん?」

 

 対戦風景が写されるモニターを見ると、どうやら三雲、香取、出水がチームを組んでいる様だが……。

 

「トゥ! トォ! ヘァー! モウヤメルンダ!!」 (王子)

 

「ところがぎっちょん!動きが見えんだよぉ!」(林藤)

 

「堕ちろ!カトンボ!」(根付)

 

 対面がやベー奴等だった。休憩時間なのか?飯はどうした?俺でも飯は抜いてないぞ?てか、機体はどうした?どっからどう見ても見たことあるデザインしてるぞ?そういうの俺のポジションじゃね? と朝日は固まる。

 

「あ、朝日さん! 何か凄い事になってて!」

 

「あ、武富じゃん」

 

 ランク戦実況者で有名な武富桜子が朝日に声をかける。え? 海老名隊のオペレーター?……知らんな?

 

「これ何が起きてるの?」

 

「えっとですねぇ」

 

 簡単に要約すると、三雲と出水がスピブレをしようとしてたら香取がやってきて色々あって組む事になった→連勝してたら何かがインストールされた様子のおかしい3人組(林藤、根付、王子)が対面になった→いまここ。

 

「うわぁ。クソゲー組は比較的実況しやすそうだけどさ。様子のおかしい組が……。あっちはあっちでガン攻めクソゲーしてるな」

 

「そうなんです!様子のおかしい組の動きが気持ち悪くて!林藤さんの赤い機体はバレルロールしつつ回り込みながら斬ってるし、根付さんの黄色のは堅実そうに見えて隠し腕が何本もあるし、王子さんは変だし!」

 

「王子は元から変だよ」

 

 王子は元から変というかサイコっぽいというか……。

 

「このゲームなぁ、けっこうゲームスピード早いからな」

 

「ゲームだと思って甘く見てたら動きが速いし凄くて」

 

 現状のフィールドがランク戦のフィールドと比べ広くないのも理由であろう。

 

「実況厳しい?」

 

「うぅ、頑張ってみます……」

 

 別に頑張らなくていいだろと思うが、朝日は言わないのであった。

 

~~~

 

【は?】

 

ボーダー上層部が集まる会議室……そこに、とある男が召集されていた。

 

「朝日隊員……」 

 

「はい?」

 

 呼び出された者の名は朝日 昇。ボーダー所属のエンジニアだ。何か様子が変だぞ?

 

「市街地で異様にでかい猫を見たという話がある。……心当たりはあるか?」

 

「????????」

 

「何だその顔は!?」

 

 朝日が口をあけてポカンとしている。

 

「なんですかそれ?でかい猫なんて作ってないです」

 

「「「は?」」」

 

「定期的に普通のに戻さなかったアッガイ索敵型と市内を散歩してますけど、隊員以外のトリオン反応もないですしマジで心当たりないです。てか実験するなら危険区域でしますよ」

 

「……今すぐ索敵型トリオンフレームを出せ!?」

 

 なお、探索の結果、ただのクソでかい猫が脱走してただけとここに記す。

 

~~~

【アニメ鑑賞】

 

朝日はポケーっとアニメを見ている。部屋は暗めだ。よい子は明るくしてみよう。

 

「こんな暗い部屋でテレビを見おって……」

 

「お菓子持ってきたよ朝日さん」

 

 鬼怒田と寺島がボーダー内にある朝日の個人研究室にやってくる。三雲はどうしたって?また香取に絡まれてるよ。噂じゃトリオン増えたらしいよ。ずっとスピブレしてるからかな?

 

「お? ちょうどいいね、今ギルティクラウン見始めた所だよ」

 

「別にワシは長居する気は無いんだが」

 

「息抜きも必要ですよ鬼怒田さん」

 

 そういうと鬼怒田と寺島はソファーに座る。

 

 数話ほど見終わったころ。

 

「王の能力三雲計画とか考えてたけど……。改めてギルティクラウン見ると、これ黒トリガーみたいで色々あれだな」

 

「俺も思った」

 

「王の能力を再現は無さそうで良かったわい」

 

 朝日は一息つけるため、部屋を明るくしココアを飲む。

 

「朝日さんって黒トリガーとかには全然触れないよね」

 

「興味ないというか、あれ怖いじゃん」

 

 黒トリガーが怖いという朝日に寺島は驚く。この謎メンタルしてる男が怖い?

 

「だってさ、中身どうなってるか分からないじゃん。風刃もそうだけど、生きてるのか、死んでるかも分からないし」

 

「あー、そういう」

 

 朝日が黒トリガーを弄る気になれないのはそこだ。中身の状態がどうなってるか分からなくて怖いからである。

 

「とはいえ、トロッコ問題くんには、俺が黒トリガーより強いのあるし必要なら風刃を見せてとは言ってるんだけどね」

 

 どうやら、黒トリガーを元には戻せるとは朝日は思っている様だ。てか、改めて思うが黒トリガーより強いのを作るなよ。世界観バグるだろうが。

 

「……それで元に戻せた、もしくは中身を取り出せたとして悪い結果ならどうするの」

 

「手厚く埋葬する。静かに寝かせてやろうよ」

 

「……道理だな」

 

 朝日がまともな事を言ってる。

 

「なにより、黒トリガーは気持ち良く遊べないから嫌だ。いや、武器とか作るのに命が必要でもいいよ別に……でも俺はせっかく作るなら気持ち良く遊べるのがいい!遊んでる時に中身とか気にしたくない!」

 

「そういう事だと思ったわい」

 

「朝日さんっぽい理由で良かった」

 

 結局こういうオチのようです。

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