ボーダー上層部が集まる会議室……そこに、とある男が召集されていた。
「朝日隊員……」
「はい」
呼び出された者の名は朝日 昇。ボーダー所属のエンジニアである。そろそろ三雲も慣れて来ている。
「……朝日隊員はシルバーチャリオッツで三雲隊員は……エコーズACT3か」
「YesYesYes!」
「やかましい!?」
「本当にすいません……」
ネタを挟むなと鬼怒田がキレる。
「城戸司令詳しいですね」
「……昔読んでたんでな」
「へー、アニメ見ました?」
「オマエが作ったから全員で見たわい!?」
皆で鑑賞会をした様です。楽しそうに見えるけど見てる方はいたってマジメです。
「で、まず今回は久しぶりにちゃんと作った理由がありまして」
「そういやここ最近無かったな」
朝日はここ最近、適当にそれっぽい理由をつけて作りたい物を作ってただけである。本来は契約もあるので、とやかく言われる筋合いは無いのだが……まぁ、上層部の愚痴に付き合ってやろう。
「トリオン体で戦いながらトリオンフレーム(トリオン兵)のリアルタイム操作が可能か?という実験です。これ出来れば問答無用で2VS1にもなりますし」
「なるほどな……それデザインそれにする必要あったか?」
「ないですね」
「てへぺろ。ぶっちゃけGXビットの改造でもよかったぜ!」
「おい!? クソゲーメガネも必要無いと思ったら止めろ!?」
鬼怒田が止めろとキレるが止めれるヤツなんて存在しないのだ。……てかクソゲーメガネと呼ぶな。
「で、実験の結果ですけど……太刀川の評価は使えるヤツが使えば強いとのことでした。出水と那須はバイパーのリアルタイムが出来るので試しに使って貰ったら、……なんかもうスッゴい。あと三雲は香取を泣かせてた」
「だから出来る事をしただけなんですよ」
「何があったというんだ」
スタンドを前出して裏からバイパーというクソゲーをしていたとここに記す。三雲? 三雲はクソゲー突破したヤツをエコーズで動けなくして置き玉で仕留めてたよ。香取は泣いたよ。
「まぁ……普通にAI積んで勝手に援護しろでも十分なんですけどね。こっちの良さは、人間の思考を読み取って思った通りに戦ってくれるんで連携が取りやすい部分です。あとスタンド側の視界共有も出来るのも良い点かと」
「ほう」
ある程度は思った通りに戦ってくれるため、戦いながらでも操作はしやすい様だ。
「ただ悪い点として、情報量は増えます。細かな指示とか視界共有とかしなくちゃなんで、三雲も最初は戸惑ってました」
「視界共有が慣れないと辛かったですね。2つの光景が頭に出力されるので違和感がすごかったです。自分が見てる光景なのかスタンド側の光景なのかで戸惑う事もありました」
「あー、そこがネックかぁ」
「ま、使いこなせれば強いですよ。間違いなく」
そこからはエコーズの能力の再現の話をし、会議は終わるのであった。
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「ココアタイムの時間ですわ。はい三雲も」
「ありがとうございます」
いつもの自販機の前でココアを飲む2人。三雲も支給されるのがココアだけという事に慣れてしまっている。
「朝日さんとクソゲーメガネくんじゃん。お疲れ様」
「米屋じゃん。お疲れ」
「お疲れ様です。僕はその名前で固定なんですね……」
メガネよ勝てるからとクソゲーをしてるからそうなるんだぞ。
「だってなぁ、スピブレだけならともかく、個人戦でも陣地作ってアステロイドでちまちま嫌がらせして、キレて陣形に突っ込んで来た奴を本命の置き玉で仕留めてるじゃん」
「逃げ方がレイガストのスラスターなのも嫌がらせポイント高いよね」
トリオンも個人戦とかゲームとか朝日といろいろやった結果、多少は増えたのにもかかわらず、やってることはクソゲーのメガネであったとさ。