Q.それはなんだ? A.○○です。   作:ものため

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A.ハロです。

 ボーダー上層部が集まる会議室……そこに、とある男が召集されていた。

 

「朝日隊員……」 

 

「はい」

 

 呼び出された者の名は朝日 昇。ボーダー所属のエンジニアだ。朝日は黄緑の球体を三雲はオレンジの球体を持っている。

 

『ハロハロ』

 

「ハロか」

 

「ハロです。……ハロはかわいいですね」

 

『ハロ!?』

 

「やめんか!?」

 

 ボンドルド卿は既に上層部のトラウマとなっている様だ。

 

「今回はサポートAIに戦闘の補助をさせようという実験です。あとかわいいからメンタル回復にもなるんじゃねと。ほら大規模進攻で人的被害は少なかったとはいえ、家壊されたりは普通にあったじゃないですか」

 

「まぁ、そういうのも大事だわな」

 

 ウルトラセブンのコスプレしたバカが、オリジナルのトリオン兵(戦闘救助用)を引き連れ大暴れしているため、被害はかなり少ないのである。

 

「初手から動きの速すぎるアタッカーのサポートは厳しいと判断してスナイパーから試しました」

 

「妥当だな」

 

 アタッカー陣営はグラスホッパーやら朝日の作った物やらで足回りなどが強化されているので、サポートは厳しいと判断されたのだ。

 

「ひとまず佐鳥に試して貰ったんですよ」

 

~~~

 

『ナンナントウからアシオト ナンナントウからアシオト』

 

「アッブナ!? ありがとう!!」

 

『ハロハロ』

 

 

 背中にハロを背負っている佐鳥はツインスナイプでターゲットを撃ち抜いた。

 

~~~

 

「最終的にメチャクチャ欲しがってました。嵐山隊の子にするーって離さねぇのなんの」

 

 離すのに苦労したわと朝日は笑う。

 

「無理やり引き剥がそうとしたらクソゲーメガネとか腹黒メガネとか言われました……」

 

 ボロクソに言われる三雲だが、こいつはね……。

 

「メディアに出せないデザインだからダメだ」 

 

 根付は本気で勘弁してくれと頭を抱える。

 

「で、荒船にも試して貰いました」

 

~~~

 

『ターゲットがチカイ ターゲットがチカイ ホクホクトウ ホクホクトウ』

 

「おう!!」

 

 荒船は敵が来る方向に狙撃銃を構えた。

 

~~~

 

「家の子にするって離しませんでした」

 

「どいつもこいつも魅了されおって……」

 

 かわいいからね、しょうがないね。

 

「で、最後に東に試して貰ったんですよ」

 

~~~

 

『東、ドコネラッテル ドコネラッテル。ソコはカベ ソコは……へ?』

 

「まぁ、そこにいるよな。……どうしたハロ?」

 

 東は壁ごと敵を貫いた。ハロは何が起きたかわかっていない。

 

『ナンデモナイ ナンデモナイ。ソラからメテオラ ソラからメテオラ ニゲ……へ?』

 

「とりあえず迫って来てたのは打ち落とせたか」

 

~~~

 

「ハロがドン引きしてました。多分あれが初めての恐怖だったと思います」

 

「東さんには何が見えてるんしょうか……」

 

『コワカッタ コワカッタ ホントウニコワカッタ』

 

「そ、そうか」

 

 心なしか鬼怒田には黄緑のハロが震えている様に見えた。

 

「あ、あと三雲、オレンジを鬼怒田さんの前に置いて」

 

「はい」

 

「……なんだ?」

 

 鬼怒田の前にオレンジのハロが置かれる。

 

「プレゼントです。……君に託す」

 

「いぬ猫の類いか!?いらんわ!?」

 

 まさかのプレゼントである。鬼怒田はいらんと一掃するが

 

『ハロイラナイ? ハロイラナイ?』

 

「ぐッ……?」

 

 つぶらな瞳?でこちらを見てくるハロに怯む鬼怒田。数分見つめあった後、

 

「ええい!? わかった!? 開発室で面倒みるわい!!」

 

『ハロ ハロ』

 

 鬼怒田元吉、オレンジの球体に敗北するのであった。

 

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