ボーダー上層部が集まる会議室……そこに、とある男が召集されていた。
「朝日隊員……」
「はい」
呼び出された者の名は朝日 昇。ボーダー所属のエンジニアだ。おや、今日はどうやら三雲以外もいるぞ。
「青い正八面体が危険区域をゆっくり飛行していた。ラミエルだな」
「正確には序の方として作ったので第6の使徒ですね」
「知らんわ!?どっちでもいい!?」
映像にはふよふよ浮いてる第6の使徒が飛行している姿が写し出されている。いつもの様に本家に比べるとかなり小さい
「まぁ、理由の前に新メンバーもとい、うちで保護する事になった雨取千佳です。実験にも付き合って貰ってるんで助手その2でもありますね」
「あ、雨取千佳です。よろしくお願いします」
癒し枠の登場である。
「そういえば訳があって保護したい子がいるとは聞かされてたな」
検査してから報告するので色々と先に許可を出してくれと朝日は先に上層部の面々に話を通していた。
「いやー、どうせ呼ばれるから、その時に雨取の報告も一緒にしようと」
「とうとう、この呼び出しをいいように使い始めおった」
だって上層部がそろってるから話を全員に通すとき楽なんだもん。と朝日は内心思う。
「なんで雨取を保護したかというとですね。この子トリオン38(仮)です」
「38(仮)!?」
二宮でさえ14だぞ!?なんなら黒トリガー装備したヤツより上だぞ!?とまさかの事に驚く上層部。
「今後は三門市ではトリオンの測定する機会を何かしらの形で実施する事を進言します。第2の彼女を生み出す事だけは避けなければいけません。県外スカウトなんてしていないで、先にそっちに金をかけましょうよ」
「その件は早急に会議を行おう」
城戸も雨取妹というイレギュラーが市内で発見されたため、市内のトリオン測定は必須事項と判断した。
「今回、第6の使徒作った理由としまして……雨取が狙われたら第6の使徒のコアの部分に引きこもれば、どうにでもなるなという判断からです。トリオン38とトリオンドライブによりチャージされた砲撃も強力無比です」
「火力が過剰過ぎないか?」
それでも本部の上で待機しているGXビットよりましである。
「このトリオン量の人間なんて意地でも拐いたいでしょうから、ここまでやっても心配なぐらいです。現にアメイジングズゴックとデスサイズヘルを護衛にしてますし」
怖いから一応護衛つけるねと雨取妹に許可を取りアメイジングズゴックとデスサイズの2機を護衛にしたのだ。
「おいまて!?その2機について聞かせろ!?」
「あ、やることあるんでまた今度で……では!!」
「ではじゃない!? 待て貴様!?」
朝日は颯爽と会議室から出ていくのだった。
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「ココアタイムのお時間ザマスよ!!はいどうぞ」
「ありがとうございます」
「あ、ありがとうございます」
いつもの自販機の前で三雲と雨取妹は朝日からココアを受け取り飲み始める。雨取妹は逃げて来ちゃったけどいいのかなと思っている。
「お、朝日さんとメガネくんじゃん」
朝日が声の方を向くと迅がいた。
「人生トロッコ問題くんじゃん。おひさ。こいつは人生トロッコ問題くんだ。未来見えるせいで常にトロッコ問題してる哀れな男だぞ」
「は、はじめましてトロッコ問題さん、雨取 千佳です」
「トロッコ問題さん違う。俺は迅 悠一よろしくね」
自分の名前を迅 悠一と訂正するトロッコ問題くんである。
「あ、未来見えた………………よしっ!朝日さん自分が思うがままに動いていいよ!!ヤバそうなら俺が止めてって連絡するから!!!」
「OK!!!!」
迅はどの未来でも上層部(一部除く)の胃はヤバいだけで済んでいるので、どうでもいいかと切り捨てたのであった。だからトロッコ問題くんなんだぞ。