Q.それはなんだ? A.○○です。   作:ものため

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A.エンカウントです。

 助手の2人が帰り、朝日が個人研究室の掃除をしてた時の事である

 

「ふふーん♪……ん、ブリッツが何かを見つけたな」

 

 まだ作った事がバレていないブリッツガンダムが危険区域で何かを発見した様だ。

 

「白髪の子供……例のか」

 

 ……少し考えた朝日は近くにあったウルトラアイ(トリガー)を取ると

 

「デュワ」

 

 ウルトラセブン(コスプレ)に変身し、

 

「デュワ!」

 

 ボーダー本部から飛び出した。

 

~~~

 

 数日後

 

「というわけで、日本人もどきor近界民もどきの空閑くんです。旧ボーダーの創立メンバー空閑有吾さんの息子ですって。横の黒い炊飯器みたいのはトリオン兵のレプリカ」

 

「どうもどうも、空閑遊真です」

 

『遊真共々よろしく頼む』

 

「「「まてまてまてまて!?」」」

 

 急に呼び出されて何が起きてるか分からない上層部の面々(一部を除く)は、いきなりの報告に戸惑う。城戸は声こそ出さなかったものの頭を抱え、唐沢はニヤニヤしている。

 

「何が何で何なんだ!?とりあえず日本人なのか近界民なのかハッキリさせろ!?」

 

「どちらでもあるとしか言えないっすね。学校行く気だったらしいので、唐沢さんに調べて貰ったところ色々とあるっぽいです」

 

「何で唐沢営業部長には報告してるんだ!?」

 

「いや、だって……」

 

 朝日はため息を吐く。

 

「こっちが色々と調べてる間に変なことされたら困りますし」

 

「ならせめて、私に話通すとか」

 

 忍田が自分に話を通せばいいというが、

 

「いや、忍田さんに話した場合は同じく派閥トップの城戸さんと林藤さんに話さないといけなくなるじゃないですか。とすると、城戸派とはいえ唐沢さんにだけ話すのが後腐れないんですよ。あと、どうせトロッコ問題くんは知ってるだろうし」

 

 なお、朝日はどこの派閥でも無いが、強いていえば城戸派よりである……だって物を作る大義名分ができるから。

 

「迅は知ってるのか」

 

「知ってるんじゃないですか?だって……」

 

~~~

 

 2週間ほど前

 

「朝日さん!?白髪の子供が危険区域に居ても初手サテライトキャノンは止めてね!?マジで止めてね!?色々と大変な事になるから!?」

 

「あいよー。ところで飯食いに行かね?しゃぶしゃぶの気分だわ」

 

「話し聞いてるよね!?」

 

 この後、メチャクチャしゃぶしゃぶ食べた。

 

~~~

 

「って事があったんで、初手サテキャしなかったんですよね。いやー危なかった。黒トリガーが生命維持装置でもあるっぽいんでサテキャでまとめて消し飛ばしたら照射でそのまま……」

 

「迅よくやった!?本当によくやった!?」

 

「あっぶねぇぇぇ!!??」

 

 忍田と林藤が本当によかったと大声をあげる。城戸は平然としている様で、内心めちゃくちゃ冷や汗をかいている。

 

「というか生命維持装置の役割を持つ黒トリガーだと!?」

 

 鬼怒田が驚く、黒トリガーが製作者の思いが反映される事があるとはいうが、ここまでピンポイントな物は初めてである。

 

「話を聞いた感じ、生命維持目的で黒トリガーになったらしいですしね空閑有吾さん。あ、彼の着けてる指輪が黒トリガーです」

 

「……そうか、その黒トリガーは有吾さんなのか」

 

 忍田が遊真の黒トリガーを見つめる。

 

「なぁ、朝日さん。サテキャってなんだ」

 

「この建物消し飛ばす威力の砲撃。製作俺」

 

「おー、玄界は進んでますな」

 

「いや、ソイツがおかしいだけだからな。ソイツいなきゃ多分トリオン技術全然進んでないだろうからな」

 

「否定したいのに否定出来ん……」

 

 林藤の否定に鬼怒田がため息を吐く。バカの遊びで強化されている地球のトリオン技術に憂いているのだ。

 

「ていうか生命維持はいいとして、黒トリガーの能力はどんなのなんだ?」

 

「コピーですね。レッドバレットとかもコピー出来てましたよ」

 

 強力なトリガーではあるのだが……

 

「……似たのもうあるよなぁ」

 

「見稽古搭載のトリガーですね。トリオン量は流石に下でしょうけど、トリオン合金を使用した特殊トリオン体ですのでフィジカルは上です。戦闘力はトントンぐらいじゃないですか?」

 

「なんで黒トリガーレベルの物をそんなに作ってるの?」

 

「趣味」

 

 一応、分析型の物がどうして黒トリガーとトントンの戦力なのだろうか。

 

「確認するが、彼がここに来た目的は何なんだ」

 

「親父を元に戻したくて」

 

 空閑が地球に来た目的を話すと部屋は静まりかえる。

 

「戻せたとして死んでるかもしれないし、何より外したら死ぬぞとは言ってるんですが、それでも戻したいとの事でして」

 

「……」

 

 重い話により、再び部屋が静かになる。

 

「なんで、身体を治す事などを条件に黒トリガーを元に戻す研究をするって感じで話しは纏まりました」

 

「治せるのか!?」

 

 まさかの致命傷を負っている身体を治すという朝日の発言に上層部は驚く。

 

「トリオン合金などを使った改造手術ですね。昭和ライダー的な」

 

「それはそれで問題ないか!?」

 

 倫理観などの問題である。

 

「近界で処置を行えば法律もクソもないですよ」

 

「おいおいおい!?」

 

 凄い事言い出したぞコイツ!?と上層部はビビる。倫理観どこやった。

 

「とりあえず、面倒なんで俺の助手にして、いろんな権限でB級にして状況によってS級としても動ける様にもしましょう。林藤さん衣食住は玉狛支部でお願いします。本部は城戸派の総本山なんで、バレた時危ないんで」

 

 朝日は一息で話してごり押しで話を通そうとする。

 

「あー……、もうそれでいいか!?分かった!うちで面倒見るわ!!」

 

「「異議なし……」」

 

 最後なげやりだが、上層部(唐沢以外)は疲れてしまったので許してやって欲しい。

 

 なお、疲れきって開発室で少し休もうとしてた鬼怒田の元にレプリカのデータを持ってやって来た朝日のせいで休めなかったらしい。

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