Q.それはなんだ? A.○○です。   作:ものため

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A.ショートショートその3です。

【顔合わせ】

 

「というわけで、新メンバーの空閑くんとレプリカです」

 

「どうもどうも、空閑遊真です」

 

『レプリカだ。これからよろしく頼む』

 

「随分と急ですね……」

 

 空閑の処遇を決めた会議の翌日である。行動が早い。

 

「ぼくは三雲修です」

 

「あ、雨取千佳です」

 

「あー、それで空閑のことなんだけど……」

 

 朝日は空閑について詳しい説明する。空閑の育ちやこれまでの経緯、そして身体の状態だ。

 

「というわけで、所属はうちで玉狛支部に住むことになるんだけど……、凄くイタズラがしたい。修とか雨取は噂にはなってるだろうけど、小南が戦闘ログを見てなきゃ顔は割れてないだろう」

 

「また変な事を……」

 

 この後、クソゲーメガネ隊に空閑を入れた動きの練習をし、玉狛支部に向かった後に、適当に小南を煽り、小南VS三雲&雨取妹&空閑を行った結果、小南は真っ白に燃え尽きた。流石に1VS3は厳しかった様だ。それを見た朝日はニヤニヤしていた。

 

~~~

 

【ラッド】

 

「というわけで、アッガイ索敵型などが発見したトリオン兵です。索敵と門を開くのがコイツの役目っぽいですね」

 

「説明無しに急に呼び出されたら、とんでもない物を発見してる!?」

 

 前に索敵型の機体を適当に散歩させてたら発見したのだ。

 

「集めてたらバカみたいな数になりましたけど、こっそり作ってたテスタメントガンダムのウイルス送信システム(強化)で全部乗っ取った上に幾つか逆に送り込んでやりましたよ。本当なら数匹泳がせたかったんですけど門開けるのは問題になるので止めました」

 

「手が早いな……。いやテスタメントガンダムだと!?なにしれっと作っとるんだ!?」

 

 しれっとテスタメントを完成させている朝日である。なお、テスタメント再現により、複数のトリガーが後に作られ、クソゲーメガネと風間隊に強化が入ることになる。

 

~~~

 

【実況メガネ】

 

「久しぶりにスピブレ見に行こ」

 

 スピブレ……、正式名称トリオンフレーム スピードブレイク、朝日が製作したトリオンフレーム(トリオン兵)を操る対戦ゲームだ。

 

「朝日さぁぁぁぁん!?実況が取られちゃいました!?」

 

「どいうことだ武富!?」

 

 ボーダーの実況者武富桜子である。

 

 何が起きているか確認するためにまず、プレイ画面とプレイヤーを見る。

 

「トゥ!トゥ!ヘァー!」

 

「やっぱ戦争は白兵でねぇとなぁ!!」

 

「誰であろうと、私を超えることなど不可能だ」

 

 王子、林藤、弓場である。何があった?何を頭にインストールした?あと、全員機体が赤い。

 

 続いて対面を見ると、

 

「落ちろカトンボ!!」

 

「美しい戦場だ」

 

「GNメガランチャー……撃つ!」

 

 根付、冬島、生駒である。機体は空飛ぶ茄子みたいな機体とエレガントな機体とプレイアブル化してなさそうな機体である。例のごとく何かがインストールされている

 

「うーむカオス。で、実況取られたって……」

 

 ふと実況を聞くと聞き慣れた声がする。このクソゲーしてそうな声は

 

『赤チームは相手が自陣と比較して遠距離寄りの構成だと判断して無理やり距離を詰めに行ってますね。しかし、対面もそれに気づいて迎撃の姿勢。根付さんがミサイルで撹乱し、動きが鈍った所を冬島さんと生駒さんが砲撃で追撃!しかし、赤チームも負けていません!バレルロールしつつ距離を縮めた林藤さんが根付さんの機体の肩にあるミサイルポッドを叩き切った!どうにか逃げれましたがミサイルが減った事で赤チームが動き易くなり……』

 

「ずっとあの勢いで喋ってるんですよクソゲーメガネくん!」

 

「大会の実況任されてから上手くなってやがる……」

 

 クソゲー防止のため、大会の実況をちょくちょく任されていた三雲は実況能力が上がっていたのだった。

 

~~~

 

【もはや準レギュラー】

 

 ここは香取隊の隊室

 

「もぎゃあああああああああああああああ!?」

 

「また挑んだのか」

 

「……はい」

 

 東に師事した香取はスナイパーを習得し、クソゲーメガネ三雲、バグトリ雨取妹、新メンバー空閑のクソゲーメガネ隊に挑んだが、

 

「たどり着くまでにオレ達がやられちゃって……」

 

「ヨーコ1人で3人を相手することに……」

 

 タコ殴りにされたのである。スナイパーで抜こうとしても固いレイガストとトリオン38のシールドで守られ、どうにか近づいたら新メンバーの空閑により首を落とされるのだ。

 

「もぎゃあああああああああああああああ!!」

 

「どうにか近づいて三雲くんを倒せそうと思ったら雨取さんがメテオラで自爆して全員ベイルアウトしたの納得いかないって言ってます」

 

「染井、翻訳ありがとう」

 

 ここ最近もぎゃあで何を言ってるか分かる様になってきた染井である。

 

「俺たちがもっと強ければ……!」

 

「いや、あれは理不尽の類いだから、三雲と雨取を突破するには強さとか弱さじゃなくて、クソゲー突破できる発想力とか戦術の問題だと思うよ。空閑は知らんけど」

 

 みんな対戦ゲームしてるのに、クソゲー隊だけ死にゲーさせられるのである。

 

「まぁ、育成環境は今後の為にある程度整え始めてるから俺が何か言える事はないかな。ま、コツコツ積み上げて最終的にあのクソゲーを攻略すればいいと思うよ。いくらでも戦えるのがボーダーの強みだしね」

 

「なるほど……」

 

 珍しくなんか良い事を朝日が言ってる気がする。

 

「あの……一つ確認したいことが……」

 

「どうした?」

 

 染井が朝日にたずねる。

 

「あの……クソゲーメガネ隊というか三雲隊ってランク戦出るんですか?」

 

 部屋が冷たくなる。その可能性を誰も考えてもいなかったのだ。

 

「オペレーター居ないからどうだろ?あ、宇佐美がオペレーターしてくれるって話も出てたな」

 

「もぎゃあああああああああああああああ!?」

 

「積み上げる時間ないじゃないと言ってます」

 

 とうとう、もぎゃあしか喋らなかった香取である。

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