ボーダー上層部が集まる会議室……そこに、とある男が召集されていた。
「朝日隊員……」
「はい」
呼び出された者の名は朝日 昇。ボーダー所属のエンジニアだ。助手達は学校に行っている。
「リオレウスが空を飛んでいるんだが?」
「リオレウスが空を飛んでますね。ワールドツアーってやつです」
「何しとるんだ貴様!?」
リオレウスがボーダー本部周辺をワールドツアーしている映像が写っている。
「いや、俺思ったんですよ」
「何をだ?」
どうせしょうもない事をいうのだろうな。と上層部は内心ため息を吐く。
「ここ最近のリオレウスってワールドツアーしねぇなって……」
「割りとストレス要素強いから消されたんじゃね。ハッキリいって時間の無駄だし」
「やっぱそれですかね。飛んでる姿は嫌いじゃないんですが……」
「本当にしょうもない理由で作ったな貴様!?林藤支部長も何を分析しとるんだ!?」
普通にゲーム談義し始めた朝日と林藤に鬼怒田が怒る。
「で、今回の実験で分かった事として……リオレウス現実だとあんな飛べねぇって事が分かりました。羽だけだと厳しいっすわ」
「まぁ、ファンタジーもファンタジーだからな」
「耐久を考えると飛べないし、耐久無視するとハンターに一撃でやられそうなほどに脆いしでどうしようかと」
「どうしようも何もそもそも作らないでくれないか!?」
そもそも作るなと根付がツッコム。
「まぁ、最終的に色々と考えるの止めて原作に近づけた結果、大きいからか思ったより強くなりました。次はガノトトスを作りたいです」
「なぜガノトトス!?ていうか作るな!?」
何ともいえないチョイスに、困惑してしまう鬼怒田である。
「いや……そろそろ蛙でガノトトス釣りたくないですか?あと、チャナガブル」
「特に釣りたくないわ!?」
え?釣りたくないの?といった顔で鬼怒田を見る朝日である。
「先にジンオウガとか作ろうぜ。ユクモ装備であの頃の思い出に「林藤支部長は黙っていろ」」
「ガンランスあるんで、次は太刀のトリガー作るのもあり「孤月で我慢しろバカモン」」
発言を城戸と鬼怒田に止められる林藤と朝日であったとさ。
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「アルティメットココアタイム」
会議が終わったあと、いつもの自販機でいつも通りココアを買う朝日である。
「朝日さんお疲れ様です」
「嵐山じゃん。お疲れ様、佐鳥どうよ」
「いまだにハロっていってます」
「ハロは佐鳥にどんだけの影響を与えたんだ」
そんなハロは佐鳥なんて気にせず、朝日の研究室でコロコロと転がっている。
「そういやさ、エクストリーム嵐山 type-レオスII Vs.とか呟いたら根付さんがキレてシロッコみたいになってさ」
「ははは、根付さんも心配性だな」
嵐山よ、お前のために根付はキレてるんだからな、あの人のお陰で嵐山ヘビーウェポンシステムとか嵐山TYPE-Fとかが防がれてるんだからな。マジで感謝しとけよ。
「そいやさ……俺って木虎と話した事ほぼねぇや」
「あー、実はライバル視してる節がありまして」
「なんで?」
なんでこんなアホをライバル視しているのだろうか?
「コスプレとかで割りと目立ってるんで」
くっそしょうもない理由であった。
「えぇ……。てか、それ三雲もじゃね」
だって大会の実況者してるし。と朝日は思う。
「彼の事もライバル視してますね。しかも、最近なんか酷い目にあったようで」
「何を……されたんだろうね」
助手チームに香取&木虎&諏訪という即席チームで挑んだ結果、普通に三雲にクソゲーされたり、勝てそうな試合も雨取妹の自爆(三雲の指示)で引き分けになったりしたらしい。木虎よ止めとけ……香取と同じ道を進むことになるぞ。