ボーダー上層部が集まる会議室……そこに、とある男が召集されていた。
「朝日隊員……」
「はい」
呼び出された者の名は朝日 昇。ボーダー所属のエンジニアだ。助手の面々もいっしょだ。
「そろそろホワイトベースの件に触れないとダメか」
「そろそろ触れましょうか」
「……触れたく無いんだがなぁ」
上層部の面々は億劫な気持ちになっている。
「というわけでペガサス級強襲揚陸艦のホワイトベースです。ギリギリまでホワイトベースにするかアークエンジェルにするか迷った結果、中に大浴場あります」
「何しとんだ本当に」
テンションマックスなど、いろいろな要因があって速攻で仕上げたのである。
「決定打はあれでした」
「あれなら仕方ないか……」
「何の話をしてるんだ!?」
鬼怒田の同意に根付がツッコム。
「え?根付さん見てないんですか?他の上層部の面々も助手達も見てますよ」
「嘘だろう!?」
「ポップコーン美味かった」
胃痛で早退してた結果である。ハブられたとかではなく、体調悪い人誘うのもなぁという心遣いである。
「まさかなぁ。あの展開はなぁ」
「どこを誰が書いたかが一瞬でわかったよな」
「まさかあの男がなぁ」
「えぇ?本当に何を見たんです貴方達?」
何というか、これが俺のガンダムだ!といいながら殴りに来たというか何というか。
「正直とっとと見に行って欲しい」
「気遣う側の気持ちになって欲しいのは分かるな」
「何で私が悪いみたいな感じになってるんだね!?」
アンタ以外はこの部屋にいるヤツ全員見てるからである。
「そんなわけなんで後で行きましょうね。俺は3回目になりますが」
「行くならわしも見たいから行くとするか。特典も欲しいし」
なんか見に行く様である。
「で、作った理由なんですけど……最初はトレミーの予定だったんですけど、ハロ居るし操縦とかでは困らないんで大きくてもいいやと思った結果です」
「いや、普通に大き過ぎるだろ。あれ、どうやって隠してたんだ」
「こっそり作ったミラージュコロイドかシンプルに宇宙で作ったのか……それは俺しか知らないのである」
「こいつ言う気ないぞ!?」
うやむやにした方がいい時もあるのである。
「こいつ実はマクロス作ってないだろうな……」
マクロスだめと言うならザイレムを作る男であるし、なんならダメと言っても作る男である。……こいつ無敵か?
「で、性能なんですけど……ヤバいっすね。艦自体の戦力も高いので遠征艇とは比べ物にならないです」
「ホワイトベースだしなぁ」
明らかにオーバースペックの遠征艇もとい遠征戦艦である。
「いやー、とりあえず作ろうぐらいだったんですけどね。こいつとコロニー」
「このアホを全力で止めろクソゲーメガネ!?」
「だから無理です!?人類はまだ時を支配することは出来ません!?」
つまり不可能ということである。
「トリオンとか色々使えばサイコフレーム作れるかな」
「止めろばか!?虹の向こうに行く気か貴様!?」
流石にヤバそうだったので鬼怒田は止めようとする。
「……憧れは止められねぇんだ」
「止めろバカ!?絶対に止めろバカ!?サイコフレーム作成だけは意地でも止めろよクソゲーメガネ!?あんな理解不能な物を作られてたまるか!?」
「無理です!?どうせ気づいた時にはT字型のヤツが出来てるのがオチです!?」
朝日は思った、人をなんだと思っているのだろうと。……日頃の行いに決まってるだろう。
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「ココアタイムですぜ!」
朝日はいつもの自販機でいつもの様にココアを買っていた。
「そういえばなんですけど」
「どうしたん」
「このココアタイムって何ですか?研究室にもココアありますよね?」
「「……ッ!!??」」
「誰も疑問に思っていないのか……」
まさかの質問である。朝日だけはヤレヤレといった感じだ。
「あのな三雲……缶で飲みたい気分な時だってあるんだよ」
「理由ないんですね」
理由は特にないのである。