Q.それはなんだ? A.○○です。   作:ものため

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色々と忙しいため投稿が次から遅くなると思われます


A.ショートショート5です

【クソゲー】

 

「び、B級ランク戦 第1戦終了……」

 

 無事……ではないが、どうにか三雲隊の初戦が終わった。

 

「棒で魔王に挑む光景ってこんな感じなんだろうなって思った」

 

「……え?俺って今後、あの惨劇を産み出した元凶扱いされんの?」

 

「は、ははははは」

 

 目の前の光景に解説席の朝日、出水、佐鳥の反応がこれである。この試合を見に来た観戦組のB級の面々は頭を抱えている。一応見に来ていた香取と木虎は泡を吹いている。

 

「ていうか……あのヴィザお爺ちゃん……じゃなかった!ヴィザ隊員は本当に何者なんですか!?というかB級ランク戦に居ていいんですか!?」

 

「くそ強老人枠。あとランク戦に居るのは、東がB級になった時に特別A級とかにしなかった上層部の怠慢を三雲が利用した結果だよ」

 

 東隊が解散し東がB級で活動すると聞いた時に、もっと上層部を説得するべきだったなと朝日は思う。

 

「やっぱりクソゲーマスターとか言われるの違うと思うんですよ朝日さん!?だって俺あんな風になるような教え方してないです!?」

 

「例えそうだとしても、三雲はきっと出水先輩の教えの賜物ですとか言うよ。てか、二宮もクソゲー寄りだから師匠やってたお前はクソゲーマスターであることは間違いないよ」

 

「くそっ!?俺の弟子クソゲーしかしてねぇ!?」

 

 トリオンの多いシューターはもれなくクソゲーであろう。ドンマイ、クソゲーマスター。

 

~~~

 

【レッドは俺だ】

 

「「レッドは渡さん!」」

 

「……朝日さん、これはどういう状況ですか」

 

 三雲が研究室に入ると太刀川、日浦、香取、諏訪、出水が居た。

 

「戦隊トリガー作るかもしれないって話したらレッド誰がやるかで揉め始めた」

 

「急にどうしたんですか」

 

 本当に急である。

 

「そろそろ戦隊だけでも作るかなーと思って」

 

「これ結局ロボ作りたくなって作るやつですよね」

 

「作るなら何にするか」

 

「止めましょうよ。前に戦隊ロボ小さいのは違うとか言ってたじゃないですか」

 

 三雲が朝日を止める。……まぁ、このアホは止めた所で作るのだが、

 

「そもそもなんで戦隊ロボは小さいの違うとか言うんですか」

 

「パトストライカー小さすぎて公園の遊具みたいになっちゃったの。最低でも普通車サイズは欲しい」

 

「車サイズにしたら結構大きそうですね……」

 

 パトストライカーの全長は28Mのため、普通車サイズでも小さい方だろう。

 

「でも、大きすぎると気軽に遊べなくなんだよなぁ。戦艦作って改めて思ったわ」

 

 朝日からすると遊びやすさは重要なポイントである。

 

 そんな話をしていたらレッド争奪戦の話が進もうとしている。

 

「てか、戦隊のレッドは男じゃね?」

 

「多様性って知らないの?そもそも、あんな続いてるんだから1人くらい女性レッド居るでしょ。ね、朝日さん」

 

「シンケンジャーに居たよ」

 

 一応、姫シンケンレッドがいる。まぁ、メインキャラかと言われると疑問だが。

 

「いや、別にお前らレッドでもいいけどよ……。その場合、戦隊によっては誰かが女装する事になるじゃねーか!?俺巻き込まれた挙げ句に女装とか嫌だぞ!?」

 

「いや、トリオン体だから女装どころか性別ごと変わるよ」

 

「ならもっと嫌だわ!?」

 

 諏訪の指摘に朝日が答える。巻き込まれた挙げ句に女体化とか勘弁してくれと諏訪は頭を抱える。暇してたら変な奴等に腕を引っ張られた結果である。

 

「改めていうけど、作るかはまだ決めてないよ」

 

「そういえば何で今まで戦隊には手を着けなかったんですか?」

 

 日浦が朝日に疑問をぶつける。確かに、この男が戦隊を作ってないのは謎である。

 

「いやさ、そもそもボーダーが戦隊みたいなもんじゃん」

 

「「「あー……」」」

 

 考えてみれば確かに似たようなポジションである。

 

「ぶっちゃけロボが無い以外は戦隊欲が満たされてるからさ。……ここ改造して変形ボーダー本部ロボにするか」

 

「上層部が全員倒れてボーダーが機能しなくなるから止めてください。全員倒れない程度なら好きにしていいんで。まぁ……玉狛支部ぐらいなら大丈夫じゃないんですか?」

 

「それ止めてはないからなクソゲーメガネ!?ボーダー基地変形ロボは止めろよ朝日さん!?」

 

 結局、諏訪の説得により、ボーダー本部ロボは一旦ストップする事になった。後日、その話を聞いた上層部の面々は各々で諏訪にお礼の品を送った様だ。思い出の場所が巨大ロボにされかけた旧ボーダー組は特に感謝した。

 

 まぁ、あのアホは止めたところで止まるわけ無いのだが。

 

~~~

【トリオンバルーン】

 

 個人の研究室で、朝日は新しい装備を作っていた。

 

「よーし実験終わり、アプデしちゃお」

 

「何作ってたんですか?」

 

「トリオンバルーン」

 

 朝日はいつも技再現とかの装備を作ってるため三雲は珍しい物を作っているなと感じる。

 

「まぁ、シンプルにデコイだよ。レーダーを騙す効果もあるよ」

 

「…………ッ!?幾つか確認したいんですけどいいですか!」

 

 この時、三雲の脳内に電流が走った。

 

「いいよー」

 

「まず、幾つ出せて何分持ちますか?」

 

「数は無制限、時間は込めたトリオンによって変わるけど基本3分は持つよ。あとトリオン消費も低い」

 

「バルーンの色って変えれますか?」

 

「変えれるよ透明にも出来る」

 

「攻撃性能はありますか?」

 

「一応あるよ。ある程度のトリオンがバルーンに残ってれば小さい爆発が起きるよ」

 

「バルーンが消える条件はありますか」

 

「威力のある攻撃をされなきゃ消えない。後は任意で起爆出来るよ」

 

「グラスホッパーで飛ばせますか?」

 

「飛ばせる。なんならトリオン体なら投げるだけでも遠くに飛ぶよ」

 

「もうスピブレで使えますか?」

 

 スピブレ。トリオンフレーム(トリオン兵)を操る朝日の作った対戦ゲームである。

 

「さっきアプデしたから使えるよ」

 

「ちょっとスピブレしてきます」

 

「……ほどほどにね」

 

 三雲はスピブレをしに向かうのであった。

 

~~~

 

 数日後、朝日はスマホでクソゲーメガネスレPart16を覗く。

 

・なんかクソゲーメガネのレーダー反応が分裂したんだけどアレ何!?

 

・クソゲーメガネを見つけたと思ったけど居ないから探したら透明なバルーンがあった件

 

・舐めやがってと思って近づいたら爆発したんだが!?

 

・新しく追加されたトリオンバルーンだな。レーダーを誤認させる機能があるみたいだ

 

・戦闘リプレイ見たけど、最初に何個か作ってバッグワーム着るのか

 

・わざと本体とバルーンを重ねてるのか、トリオン反応が重なるからバルーンが何個あるかが分からなくなるな

 

・目の前にスポーンしたからよっしゃと思ったらバルーンばら撒かれたし、どかそうとしたら爆発して吹き飛ばされるしクソ。しかも本体はバッグワームを着たり脱いだりしまくるし

 

・レーダー見るにバルーン結構な早さで移動してる時ない?

 

・グラスホッパーで飛ばしてるっぽい

 

・スラスター抜いてグラスホッパーにしたのか

 

・クソゲーメガネ強化パッチじゃねぇか!?

 

「……これ暴れてるなー」

 

 なお、対面に来た香取はもぎゃったらしい。

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