ボーダー上層部が集まる会議室……そこに、とある男が召集されていた。
「朝日隊員……だな?」
「……」
呼び出された者の名は朝日 昇。ボーダー所属のエンジニアと助手……の筈だが、そこにいるのは白い体に金色の装飾の異形と黒い体に金色の装飾がある異形
「ン・ダグバ・ゼバとクウガ アルティメットフォームか」
「もっと僕を笑顔に「黙りなさい」はい」
平成一期のヤバい奴らである。原子操作ってなんだよマジで。
「てなわけで、ダグバとクウガです。クウガは空閑です」
「どうもどうも」
空閑がクウガであった。ちなみに三雲と雨取は今回はいない。
「絶対に空閑だからクウガにしただろ貴様」
「……ッ!?」
「これ図星くせぇぞ」
顔が分からぬとも、反応でアホの思考は読めるのだ。
「……もっと強くなって、もっと僕を「その台詞で誤魔化せると思うなよ!?」」
図星だったため朝日は誤魔化そうとしたが、鬼怒田には効果が無かった様だ。……いや、中身が分かってる時点で効果のある奴なんぞおらんだろ。
「今回はトリオンの操作に特化させました。例えば……相手のトリオン体を問答無用で武器に変換できます」
「無法が過ぎる!?」
流石は平成最初の最強形態とラスボスである。
「なんならリミッターついてますけどトリオンに対して超自然発火能力の使用も可能です。これから毎日近界を焼こうぜ」
「やめろよ!?マジでやめろよ!?」
林藤が全力で止める。なんなら唐沢以外の上層部の全員が冷や汗をかいている。むしろ唐沢は何なんだろうか?
「ちなみに瞬間移動も出来ますし、リミッター外せばトリオン以外の物も……」
「そのリミッター絶対に外すなよ貴様!!??」
なにとんでもない物を作ってるんだと上層部は一瞬思ったが……別に今さらという話だ。
「……一つ聞きたいんだがね」
「どうしました根付さん」
根付が朝日に問う。いったい何だというのだろうか?
「空閑くんというか……なんでクウガの目は黒いんだね!?本当に怖いんだが!?」
なんと空閑クウガはダークアイ……理性の無い生物兵器と化した姿である。
「いやだって……五代クウガじゃないし。なんなら小野寺クウガでもないし」
「こ、こいつ割りとクウガに対して強火だぞ!?」
朝日はクウガが好きである。好きなライダーのTier表を作るとしたら取り敢えずSランクに置くほどには好きである。
「ジオウで出ねぇかなぁとか思ったんですけどねぇ。いや、ゲストは凄いんですけどね!?凄く驚きましたけどね!?いや、でも五代クウガが戦うのは……」
「こいつ割りと所か結構強火だぞ!?」
五代クウガが戦うのは見たいけど、それはそれとして戦って欲しくはないという矛盾を背負い続けるのがクウガファンなのである。
「あと空閑の体の改造に成功しました。それじゃ」
「「「まてまてまてまてまて!?!?!?!?」」」
止める上層部をスルーし、アホと空閑はそのままの姿で自販機に向かうのだった。
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「スーパーヒーローココアタイム」
いつもの自販機でいつもの様にココアを買う朝日である。空閑にも買ったココアを渡す。
「普通に成功したね改造」
「まぁ、別に失敗する要素ないし。トリオン便利過ぎだし」
一切の描写も無く、空閑の体は改造され怪我は治されていた。……こんな事あってもいいのだろうか?
「でも何で急に改造したの?突然するって言われて流石に焦ったよ」
「漫画読んでたらテンション上がっちゃって」
ちなみに読んだ漫画は医療漫画である。何だこのアホは?……というか、どうして医療漫画見てからの行動がショッカーなんだ?
「法律がどうこう言ってたけど大丈夫なのか」
「今の法律が適用されるの地球上だしトリオン関連の技術の法律なんて無いから平気じゃね。そもそもどんな事をしたのか明かすつもり無いし」
例え問題があったとしても唐沢と根付がもみ消すので問題は無いのである。……本当に問題ないのか?
「お、誰か居る……ラスボスの集い!?!?」
やって来た出水がガチビビリして、今回の話は終わりである。