ボーダー上層部が集まる会議室……そこに、とある男が召集されていた。
「朝日隊員……」
「はい」
呼び出された者の名は朝日 昇。ボーダー所属のエンジニアだ。今回は助手達はいない。だって訓練中に太刀川に絡まれたから。
そして、呼びだされたアホの姿を見ると白い胴着に赤いハチマキ……
「……リュウか」
「俺よりも強いやつに「黙りなさい」はい」
ストリートファイターのリュウのコスチュームを着ている朝日がいた。
「もう亀仙流あるじゃないか!?」
手から気功波を出せるのはあるだろうという意味で根付がツッコムが、
「いや、手からビーム的なの出るからって同じにするのはどうかと思うんですよ」
「知らんわ!?同じだろう!?」
「根付さん手から何か出るやつは全部ウルトラマンかドラゴンボールと同じって言う気か!?違うに決まってるでしょう!?」
「逆ギレ!?」
なぜか逆ギレされる。かわいそうに……
「ちなみにV仕様です。理由は6を買っていないから」
「えぇ」
格ゲー……というかストリートファイターが想定外に流行もとい復活して驚いた今日この頃である。
「てなわけでリュウです。今回は持ってきてないですがガイルとダルシム仕様のトリガーもあります。現在、エドモンド本田を作成中です」
「作成するなバカモン!?」
そんなもの増やすなと鬼怒田が怒る。
「すでに他のもあるのかよ……なんかクソキャラ寄りのが多くね?」
待ち続けるガイル、なんかリーチがおかしいダルシム、初心者殺しエドモンド本田……確かにクソキャラと言われてもおかしくないメンツだ。
「取り敢えず、初期頃から居た有名寄りのキャラから作ろうとした結果です」
「ガイルもダルシムも本田もスト2の頃には居たな」
割りと濃い奴らが初期から居た様である。……割りとというか、かなり濃いな。
「あと普通に作ってもあれなんで……」
突如、朝日の頭の上に緑色のゲージ、足元に赤いゲージと青いゲージが現れる。
「体力ゲージ(トリオン残量)とEXゲージとVトリガーゲージが相手から見える様になってます」
「「それただの弱体化だろうが!?」」
相手からこっちの状態が丸見えという究極のデバフに鬼怒田と根付が怒声をあげる。
「相手の状態も分かります」
「「じゃあ、強いか?」」
問答無用で相手の体力が分かるのは強いのかもしれない。……相手にも見えるが。
「ていうか……格闘ゲームなんてこんなもんじゃないですか」
「そうだとしても、そんな機能を付けるなバカモン!?」
そもそも何故、格闘ゲームの機能を現実に持って来ようとしたのだろうか?……アホだからに決まってるか。
「これEXゲージとかってどうやってためるんだ?」
「トリオン吸収機能を改造して触れた相手のトリオンを吸収する方向に特化させました。人造人間19号ごっこが出来ますよ」
「せんでいいわい!!」
この後、特化型の吸収機能のプレゼンをし、会議は終わるのであった。
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「なにこれぇ」
太刀川に絡まれてるであろう助手達にココアを差し入れようとした朝日であったが……
「なんでアイツら組んでるの……?」
クソゲーメガネ隊VS太刀川&二宮&当真&風間というドリームチームが争っている。
東はどうしたって?ドリームチーム断ってモニターの前で次のランク戦に備えてクソゲーメガネ隊を分析してるよ。
「あー、東どういう状況なの?」
「クソゲーメガネ隊と戦いたい太刀川がその場にいた奴らの前で駄々をこねた結果だな」
「えぇ」
要するに、このドリームマッチは太刀川に巻き込まれた哀れな奴らである。二宮と風間はどうやって仲間にしたって?無理やり訓練室に押し込んだだけである。
この後、A級チームは即席のため、かなりの苦戦を強いられたが、太刀川がヴィザを押さえている間にクソゲーメガネ隊の他の面々を残りの面々がどうにか処理し、満身創痍ながらヴィザに勝ったのであった。
後に、ドリームチームの面々(太刀川を除く)は二度と戦いたく無いとこぼすのであった。