Q.それはなんだ? A.○○です。   作:ものため

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A.スペシウム光線です。

 ボーダー上層部が集まる会議室……そこに、とある男が召集されていた。 

 

「朝日隊員……」

 

「はい」

 

 呼び出された者の名は朝日 昇。ボーダー所属のエンジニアである。おまけに助手達もいる。……そもそもの話だが、助手達を連れて来る必要はあるのだろうか?

 

「君が専用のトリガーではなく、ノーマルトリガーでスペシウム光線を撃っていたという情報が入った」

 

「スペシウム光線撃つ時はバックステップしながら前屈みになるとそれっぽくなりますよ」

 

「聞いとらんわ!?」

 

 急にスペシウム光線撃つ際の姿勢について話しだす朝日にキレる鬼怒田である。

 

「いや、聞いてくださいよ……。そろそろシューターにも何か寄越せと出水に言われまして」

 

 描写されないだけで、割りと色々増えてはいるのだが、描写されていないという事はそういう事である。

 

「廉価版螺旋丸作ったけどシューターに使われてないんすよね。あたればレイガストごとぶち抜けるのに」

 

「そもそも、シューターは近距離に入りたくは無いだろうから相性悪いだろ」

 

 むしろアタッカーの方が螺旋丸の採用率が高いらしい。……いやまぁ、原作からしてそうだろうよ。

 

「なので廉価版八つ裂き光輪ぐらいしかシューターの奴らは使って無いんですよ」

 

 単発射撃かつ、八つ裂き光輪は連射は出来ないが、ある程度は対象に誘導される上に威力がアステロイドより高く、ヒットすればシールドごとぶち抜けるため、フィニッシャーとして優秀なのであった。

 

「あれ盾代わりにもなるから割りと人気なんだってな」

 

「あと、地味に近距離戦でも使えます」

 

 その結果、アタッカーにも採用される時があるらしい。

 

「まぁ、話を戻しましてスペシウム光線なんですけど、プラスのトリオンとマイナスのトリオンをスパークさせる事により「まて」」

 

 発言を遮る鬼怒田を、なんですか?といった顔で朝日が顔を向ける。

 

「しれっと言ったが……プラスのトリオンとマイナスのトリオンってなんだ!?そんなの知らんが!?!?」

 

「え?初代マントリガーから俺が利用してる技術ですが」

 

「ウルトラマン系統などの一部のトリガーは貴様が厳重にセキュリティを掛けてるせいでブラックボックスとなっとるんだ!!何かやたらと火力が高かった原因はそれか!?」

 

 光をトリオンに変換するとか、特殊なトリオン体だとかに夢中になるばかり、やたらと火力が高い事はスルーしていたのだ。

 

「まぁ、とにかく廉価版ではありますが、ノーマルトリガーでスペシウム光線が撃てる様になりました。当たれば集中シールドごとぶち抜けます。メインとサブの両方でスペシウム光線を起動すると溜めが必要ですがギガスペシウム光線を撃てます。フルガードもぶち抜けますぜ」

 

 ここまで聞くと普通に強そうである。

 

「あと射程と弾速が早いのでちょっとしたスナイパーみたいな真似も出来ます」

 

「それ今度は狙撃手が使うんじゃねぇか」

 

「狙撃手は俺が作った物の恩恵を結構受けて強化入ってるから使わないんじゃないっすかね」

 

 ツインバスターライフルだったりサテライトキャノンのデータが反映されているため、狙撃手のトリガーは大分強化されているのだ。

 

「問題は両手が必要な事、腕をクロスする必要があるので両手が使え無くなる事、どう足掻いてもスペシウム光線なので、問答無用でウルトラマンごっこしてる奴になることです」

 

「二宮あたりがやると絵面やばそうだな」

 

 スーツ姿でウルトラマンごっこしてる奴の完成である。

 

「あと、トリオン量が威力に影響するので、……雨取の出番です。何かもう凄かったです」

 

「えへん」

 

 えへんとしている雨取である。間合いに入ったと思ったら武器を捨てて急に腕をクロスし、全てを消し飛ばす雨取が爆誕してしまうかもしれない。

 

「さす千佳と言わざるを得ないな。てことはクソゲーメガネは役に立っとらんな」

 

「朝日さんトリオン量を100ぐらいにする事出来ませんか」

 

「自力で頑張ってクレメンス」

 

 なんで三雲はこうなったのだろうか。

 

~~~

 

「スペシウムココアタイム」

 

 いつもの自販機でいつもの様にココアを買い助手達に渡す朝日である。

 

「あら、朝日さんじゃない」

 

「加古じゃん。久しぶり」

 

 朝日達が駄弁っていると加古隊の隊長である加古 望が現れた。

 

「クソゲ……三雲隊の皆もいるのね」

 

「今、クソゲーメガネ隊って言おうとしました?」

 

 三雲よ、お前がクソゲーメガネなのは事実だからしょうがないだろう。

 

「ところでなんだけど、三雲くん加古隊入らない?」

 

「露骨に話を変えましたね。……いや僕のイニシャルはMですが」

 

 加古はイニシャルに拘りがあるのか、イニシャルがKの才能がある人材を積極的にスカウトしているのだ。しかし、加古はどうしてか、三雲をスカウトする。

 

「クソゲーメガネだからKよ」

 

 そんな事だろうと思ったよ。

 

「その理論で行くとルナティックメガネとかもあるから無限のイニシャルあるぞ三雲は」

 

「三雲なのでMだけです!?」

 

 この後、加古は昼飯(手作り炒飯)に朝日達を誘うが、朝日達は、汚い中華屋の海鮮レタス炒飯食いに行くからとパスと言い、その場を去るのであった。……なんで炒飯を炒飯で断ってんだよ。

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