極振りで挑むシャングリラ・フロンティア   作:愛憎愛華

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現在のメイプルの見た目
焼き魚サンラクのように全身に軽くヒビが入り、所々に蛇の特徴を兼ね備えている。言わばゴルドゥニーネの眷属の如く(全く違う)


親分兎と愛され大盾の邂逅

「う、ん…ここ、は…」

 

確か、ゴルちゃんと最後話して…それで、

 

「よう、目ぇは覚めたかい?」

 

「!?っは、はい!?」

 

えっ…誰ェ!?

 

「おうおう、そんなに萎縮するな。おめぇさんがあのゴルドゥニーネと殺り合って倒れたとこを見かけたんでなぁ。ちょいと俺等の住処に連れてきたんだ。あいつを相手にするたぁ、中々ヴォーパル魂あるじゃねぇか」

 

「あ、ありがとうございます」

 

ぼ、ヴォーパル魂?会話的に勇気とかそこら辺の意味なのかな…?

 

「にしても…」

 

「…えっと、私に何かあります?」

 

「いや何、あいつ(・・・)が初めて呪った(愛した)人間なだけあって、随分と苦難の道を進んでやがるな…ってな」

 

「は、はぁ…」

 

苦難の道…あ、防御極振りのことかな?

…ん?てことはこの人…人?うさぎ?は私のステータスとか見えてるってこと?……もしかして、相当重要なイベント踏んだ…?

 

「おめぇさんは良くわかってねぇようだが…あいつが自分から呪うってのは前代未聞なんだ。少なくとも俺等(おいら)ぁは知らねぇ…」

 

「そうなんですか…?」

 

「…そうだな、おめぇさんに1つ忠告してやろう」

 

「ちゅ、忠告…ですか」

 

「ああ。あいつから呪われる(愛される)ったぁ茨の道にまともな服もなしに進むようなもんだ。あいつの呪いはおめぇさんの進む道を、照らす光を、自分の横に立つまで呪う…そんなものだ。それでも、おめぇさんは進むってのか?」

 

「…ええ、ゴルちゃん…ゴルドゥニーネに宣言しましたから。『いつか必ず前に立ち、再び挑みに行く』…と」

 

「後悔はしねぇか?今ならまだ引き返せるぜ」

 

「しません。私から叩きつけた挑戦状です。撤回なんてしたら、それこそゴルドゥニーネをガッカリさせますから」

 

「…そうかい。なら俺等ぁ止めねぇよ」

 

…とりあえず、乗り切ったかな?

良かったぁ。『俺の獲物を横取りするたぁふてえ野郎だ』とかそういう感じじゃなくて…

 

「…しかし、そこまでのヴォーパル魂を持つおめぇさんを野放しにするのは少々勿体ねぇな」

 

ん?なんか流れが変わったような…

 

「どうだい?おめぇさんの時間、俺等に預ける気はねぇかい」

 

『ユニークシナリオ「兎の国からの招待」を開始しますか?』

 

…も、もしかして!強化イベント?!

そうだよね!ゴルちゃんとか蠍さんとか真正面から勝つにはレベル上げだけじゃ足りないって思ってたんだ!!

 

「是非!是非お願いします!先生!」

 

……あれ?なんか反応が返ってこないような…

 

「うはははははははははは!!そうか、そうだよなぁ! 教えを請う以上俺等が教師でおめぇさんが生徒か!うはははははははははは!!」

 

えっと…何かツボに入ったみたい?

 

「気に入った!俺等ぁヴァイスアッシュってんだ。ヴァッシュと呼びな、俺等が認めた奴にゃそう呼ばせてんだ」

 

「あ、…はい!ヴァッシュ先生!」

 

「本来なら俺等の息子か娘に案内を頼むんだが…おめぇさんの呪いはそれを許さねぇからな。俺等直々に案内しちゃる。ついてきな」

 

「はい!ありがとうございます!」

 

 

 

 

 

 

「ここが鍛錬場だ。おめぇさんの得物じゃ、ちっとばかしやりずれぇと思うがな」

 

「…そうですね。あまり対人間を考えていないので…というかやる機会もなかったので。まだ旅を初めて間もないですし」

 

「それでゴルドゥニーネに挑むってんだから気に入られたんだろうな。あいつにも、俺等にもな」

 

「あはは…ありがとうございます」

 

「そんでここがおめぇさんの個室だ。好きに使って構わねぇ」

 

「おお!ありがとうございます!」

 

「とりあえず案内はこれくらいだな。俺等の息子や娘が商いしとるとこもあるからな、良くしてやってくれや」

 

「はい!」

 

「それと…こいつをやる」

 

「はい?えっ、わわ!?」

 

く、首に巻きついてきた!?

 

 

・致命魂の首輪

致命兎の王が作り出した戒めの首輪、王の許可なくして外れることはない。

取得経験値が半分になる代わりにレベルアップの際に獲得するポイントが2.5倍(小数点切り捨て)になる。

弱者が強さを得るためには、尋常ならざる苦難が必要であるが故に。

 

 

「な、なるほど…より強くなるためにはより強い苦難が必要と…言い得て妙ですね」

 

「それが世の理ってもんだ。ヴォーパル魂を忘れるべからず、だ」

 

「はい!」

 

レベル上げも効率良い方法考えないとかなぁ…あ、でもスキル増やすためにも単純作業よりは激戦をくり広げた方がいいのかも?…つくづく良くできたゲームだと思うよ、ほんと。

 

「おう、それと言っといてやるが」

 

「はい?」

 

「おめぇさん…そんなボロ切れみてぇな防具で冒険に行くたぁ死にに行くのと同じだぞ」

 

「……あ」

 

そ、そういえばゴルちゃんに左手やられたわけだしそりゃあ破損するかぁ…

 

「防具や武器作るんなら俺等の娘が継いだ鍛冶場がある、そこんとこ寄りな。タダじゃねぇがな」

 

「そうですね。いい腕を奮ってもらうにはそれなりの対価が必要ですから…知人の言葉(ゲームの知識)ですが」

 

「良いこと言うじゃねぇか」




ちなみにこれ内部処理とんでもないことになってて

本来ゴルドゥニーネと戦うには新大陸かラビッツ経由しか出来ないけど新大陸なら兎の国からの招待を通ってるしラビッツ経由も同じく。
でもメイプルはそこら辺を全部ランダムテレポートですっ飛ばしたせいで『兎の国からの招待なしでヴァイスアッシュに会う』とかいうバグも真っ青なことしたせいで上の神様達は阿鼻叫喚としてます。
そしてどれだけランダムでもラビッツ近くには1度行かないと選ばれないようになりました。でもメイプルが兎の国からの招待受けてないのには変わらないのでヴァイスアッシュはめちゃくちゃファインプレーをしています。流石ですぜ兄貴!!
戦犯はランダムテレポートでゴルドゥニーネの穴選んだ神代の機械。
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