極振りで挑むシャングリラ・フロンティア   作:愛憎愛華

3 / 16
致命兎は盾に屈さず

「うぅ…酷い目にあった…」

 

まさか、20体のゴブリンに同時に襲われるなんて…ダメージが無いのはいいけどちょっと怖かったぁ。

 

「それにしても、さっきのレベルアップで貰えたスキル、絶対防御…しばらくの間攻撃力が0になる代わりに、防御力を2倍にして盾で防ぐのに補正が掛かる…か。うん、使ってて凄いスキルだと実感出来たよ」

 

取得条件が攻撃を100回連続でパリィして撃破してレベルアップだからかな。凄い強力なスキルが手に入ったし結果的には良かったかな!

 

「う〜ん…地図を見るに、最初の街から随分と離れちゃったなぁ。もうこのまま次の街に行っちゃおうかな」

 

そうと決まれば早速…って

 

「草むらの音…何か居るのかな?」

 

鬼が出るか蛇が出るか…!

 

「……うさぎさんだ!!」

 

え〜!すっごい可愛い〜!

 

「もっと近…く、っ!」

 

えっ、速…!

 

「ぜ、絶対防御!」

 

ま、まさかモンスターなの?!あんな可愛いうさぎさんが?!

…なんか真っ赤なナイフ持ってる!!

 

「シールドアタック!シールドアタック!うぅ…うさぎさんが身軽すぎてパリィが意味を成してないよぉ」

 

ど、どうしよう…こっちの攻撃を当てる前にうさぎさんが攻撃してくるし、パリィは効かないし。

それに、初期武器も耐久値があるみたいだから、長時間粘るのは危険すぎる…

 

「何とかしないと…シールドアタック!」

 

「……!」

 

「わぁ?!」

 

いたた…ダメージ?!

もしかして、急所に攻撃されると防御貫通とか?!

 

「ぜ、絶対防がないと…シールドアタック!」

 

攻撃は当たらずじまい…ど、どうしよう…

…そういえば、うさぎさんの攻撃する場所って大体上の方だよね。

 

「…よし、出来るか分からないけど、やってみよう!」

 

チャンスが来るまでしっかり守って…いける!

盾で防ぐのが無理なら…

 

ふぉっふぁ!(取った!)

 

口で取る(・・・・)

 

「…!」

 

ふぃーるふぉあふぁっく(シールドアタック)!」

 

もう1発!

 

「はぁ!うう、ほんのりと鉄の味がする…」

 

正常な味覚じゃないのは不幸中の幸いかなぁ。

ナイフは…

 

「っと、まだバトルは終わってなかったね」

 

ナイフがないから素手に切り替えて来たけど…武器じゃないならパリィが出来る!

 

「シールドアタック!」

 

ま、まだ削りきれないの!?もしかして徘徊ボスだったりするのかな?

 

「シールドアタ…っわ!」

 

嘘…狙いを変えてきた?!さっきまで執拗に上を狙ってきてたのに…

流石シャンフロ、行動パターンの修正くらい自動でやれるってことかな。

 

「むぅ、ダメージは無いけどこれ以上長引いて盾が無くなるのは困るなぁ」

 

何か突破手段は…あ、そろそろ絶対防御が切れちゃう。

 

「…そうだ、これならいけるかもしれない」

 

まずは絶対防御が切れるまで耐久!

 

「シールドアタック!ふふん、フェイントもだんだん見切れるようになってきたよ!」

 

そろそろ切れるね…よし!

 

「ふふっ、かかったね!うさぎさん!」

 

「!」

 

うさぎさんの速度でこっちに向かってきたら、障害物(自分のナイフ)があっても避けきれないよね!

 

「これで…終わり!」

 

30分に及ぶ激戦…勝てた〜!

 

「は〜…楽しいなぁ、シャンフロ」

 

ああ、ちょっと…眠く…

 

「スヤァ」




Q.真剣口刃取りって出来るものか?

A.普通なら無理。でも、モンスターの感情すらリアルに表現したシャンフロだから出来た。ようは口で得物咥えられて動揺したから成功した。しなかったら攻撃力の関係で普通に奪い返された。

Q.行動パターンの変化が自動で行われるのは水晶蠍と矛盾しないか?

A.単純にメイプルの勘違い。行動パターンの変化ではあるけど、剣を無くしたウェザエモンが大時化使うタイプの変化。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。