「うぅ…酷い目にあった…」
まさか、20体のゴブリンに同時に襲われるなんて…ダメージが無いのはいいけどちょっと怖かったぁ。
「それにしても、さっきのレベルアップで貰えたスキル、絶対防御…しばらくの間攻撃力が0になる代わりに、防御力を2倍にして盾で防ぐのに補正が掛かる…か。うん、使ってて凄いスキルだと実感出来たよ」
取得条件が攻撃を100回連続でパリィして撃破してレベルアップだからかな。凄い強力なスキルが手に入ったし結果的には良かったかな!
「う〜ん…地図を見るに、最初の街から随分と離れちゃったなぁ。もうこのまま次の街に行っちゃおうかな」
そうと決まれば早速…って
「草むらの音…何か居るのかな?」
鬼が出るか蛇が出るか…!
「……うさぎさんだ!!」
え〜!すっごい可愛い〜!
「もっと近…く、っ!」
えっ、速…!
「ぜ、絶対防御!」
ま、まさかモンスターなの?!あんな可愛いうさぎさんが?!
…なんか真っ赤なナイフ持ってる!!
「シールドアタック!シールドアタック!うぅ…うさぎさんが身軽すぎてパリィが意味を成してないよぉ」
ど、どうしよう…こっちの攻撃を当てる前にうさぎさんが攻撃してくるし、パリィは効かないし。
それに、初期武器も耐久値があるみたいだから、長時間粘るのは危険すぎる…
「何とかしないと…シールドアタック!」
「……!」
「わぁ?!」
いたた…ダメージ?!
もしかして、急所に攻撃されると防御貫通とか?!
「ぜ、絶対防がないと…シールドアタック!」
攻撃は当たらずじまい…ど、どうしよう…
…そういえば、うさぎさんの攻撃する場所って大体上の方だよね。
「…よし、出来るか分からないけど、やってみよう!」
チャンスが来るまでしっかり守って…いける!
盾で防ぐのが無理なら…
「
「…!」
「
もう1発!
「はぁ!うう、ほんのりと鉄の味がする…」
正常な味覚じゃないのは不幸中の幸いかなぁ。
ナイフは…
「っと、まだバトルは終わってなかったね」
ナイフがないから素手に切り替えて来たけど…武器じゃないならパリィが出来る!
「シールドアタック!」
ま、まだ削りきれないの!?もしかして徘徊ボスだったりするのかな?
「シールドアタ…っわ!」
嘘…狙いを変えてきた?!さっきまで執拗に上を狙ってきてたのに…
流石シャンフロ、行動パターンの修正くらい自動でやれるってことかな。
「むぅ、ダメージは無いけどこれ以上長引いて盾が無くなるのは困るなぁ」
何か突破手段は…あ、そろそろ絶対防御が切れちゃう。
「…そうだ、これならいけるかもしれない」
まずは絶対防御が切れるまで耐久!
「シールドアタック!ふふん、フェイントもだんだん見切れるようになってきたよ!」
そろそろ切れるね…よし!
「ふふっ、かかったね!うさぎさん!」
「!」
うさぎさんの速度でこっちに向かってきたら、
「これで…終わり!」
30分に及ぶ激戦…勝てた〜!
「は〜…楽しいなぁ、シャンフロ」
ああ、ちょっと…眠く…
「スヤァ」
Q.真剣口刃取りって出来るものか?
A.普通なら無理。でも、モンスターの感情すらリアルに表現したシャンフロだから出来た。ようは口で得物咥えられて動揺したから成功した。しなかったら攻撃力の関係で普通に奪い返された。
Q.行動パターンの変化が自動で行われるのは水晶蠍と矛盾しないか?
A.単純にメイプルの勘違い。行動パターンの変化ではあるけど、剣を無くしたウェザエモンが大時化使うタイプの変化。