極振りで挑むシャングリラ・フロンティア   作:愛憎愛華

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君は、重力を信じるか?

「ふふふ〜ん♪初めての街、凄い綺麗だな〜!」

 

う〜ん…何から始めよう。今の私に必要なのは…

・出来る限り防御力の高い装備

・HPを回復する手段

・現状の私で繰り返し可能な金銭確保手段

こんな感じかな?

 

「HPの回復は多分あるポーション系のアイテムで補えるとして…装備を買うにしてもお金が必要になるよねぇ」

 

確かこの街…名前はセカンディルだったっけ?は鉱石が取れやすいそうだけど…

 

「握れないよねぇ…ツルハシ」

 

圧倒的に攻撃力(STR)が足りない!かと言って今更振ったところで絶対防御は確実に使うから、そうなると振った分無駄になっちゃう…

 

「今は何とかなってるけど…簡単な魔法くらいは覚えないとかも」

 

出来れば状態異常系がいいな。自分を巻き込むやつでも私は蛇鱗で軽減できるから一方的に相手に押し付けられる!しかも定数ダメージなら守っていれば勝てる!

 

「そうなると毒や炎…作品によっては電気とか塩とかも含まれるよね」

 

そう考えると今の私に必要なのはスキルかもしれない。

蛇鱗のパターンを考えると『食べる』ことで倒すのはスキル取得に関して結構重要な気がする。「血族を喰らうもの」って、それって上位種がいるってことだもんね。

 

「もしかしたら、ゆくゆくは龍の鱗になったりするかも!」

 

まあ、龍を倒せるかって聞かれたら…難しいけど。

だってだって!作品によっては火炎弾とか出してくるし!今の私は遠距離でチクチクされると無力なのだ…ダメージは多分ないけど。

 

そう考えたら、この街よりも次の街に行った方がいいかも!確か次の街近くには昆虫が居る森があったはず…そう、毒蜂や毒蜘蛛を捕食すれば毒に関するスキルが手に入るかもという算段だ!

 

「そうと決まれば、今日は休憩。明日!次の町へ行ってスキル集めをしよう!」

 

 


 

 

「も〜、楓ってばどこ行っちゃったのさ」

 

「ごめんってば〜!楽しくってついやりこんじゃって…」

 

「そっかぁ。まあ、楽しんでくれてるならよかったよ」

 

「うん!すっごい楽しいよ!」

 

「まあ、まさか最初の街をすっ飛ばして次の街行っちゃうなんてね」

 

「うぐ…その節は大変ご迷惑を…」

 

「いいの。普段はあんまりギルドの人以外と動かないからむしろ丁度いい運動になったよ」

 

「ふぐぅ…そ、それはともかく!例の彼はどう?」

 

「ら、楽郎君は…その、まだ例のゲームクリアしてないのかうわ言みたいに呟いてたよ…」

 

「なるほど、それで話しかけれなかったと」

 

「う、うん。疲れてそうだし、余計な心労はかけたくないから…」

 

「だよねぇ…じゃあ、今のうちに彼が来た時に備えてシュミレーションしておいたら?」

 

「しゅ、シュミレーション?」

 

「うん!例えば、初めて会った時気づいて貰えるようアピールする方法を決めるとか、一緒にプレイするのに誘うために何かしら手軽に行けるイベントを探しておくとかさ」

 

「な、なるほど…」

 

「私ももう少し進めたら玲ちゃんに合流するからさ、それまでは自分で頑張ってみよ!」

 

「わ、わかった!」

 

 


 

 

学校も終わった!課題も終わらせた!

 

「いざ、新天地に向けて出発!!」

 

……

 

「……進行が遅い!」

 

これに関しては本当に仕方ない!だってただでさえ低い速度が沼によってさらに遅くなってるんだもん!

 

「気分はまるでナメクジやカタツムリ…」

 

対策方法もなかったから自力で何とかするしかない、そして何とか出来なかったから突撃しているのだ!

 

「でも!1歩1歩でも!進んではいるよね!」

 

ぐぬぬぬ…唸れ私の足!

ボス!まで!もう!ちょっと!だから!

 

「来た!名前は…泥掘り(マッドディグ)?」

 

もぐらとか…そんな感じかな?

 

「とりあえず、バトル開始だ!」

 

「シァァァァァァァァァッ!!」

 

いきなり?!てか…頭は鮫なのに身体がおかしいような…。

 

「って、戦闘に集中しないと!」

 

早速身体を沈めて突進してきてる!

 

「シールドアタック!」

 

グググ…この質量の突進、私以外なら耐えられなかったかもね。

 

「でも、私なら正面から…勝てる!蛇睨み!」

 

そんでもって1発、てや!

 

「HPポーションもいくつか用意したし…得意の持久戦だよ!」

 

何千回と突っ込んでこようと、全部跳ね返してあげる!

 

————————

—————

——

 

「シールドアタック!」

 

これで残り…20%ってところかな?

 

「さあ、次…わわ?!」

 

じ、地震?!しかもこれ…足が、動かな…

 

「こ、これもしかして…特殊行動みたいな…」

 

この音…下からか!

 

「絶対防ぎょぉ!?」

 

まさかの打ち上げ?!

 

「わあぁ?!?!」

 

ダメージは…無い。でも、これもしかしなくても…落下ダメージあるよねぇ!?

 

「どっどうしよう?!落下ダメージって防御力高ければ軽減されるかな…」

 

落下ダメージを減らす方法は…

 

「いや、それよりも…」

 

泥掘りは油断してるのか身体を露出してる…これなら!

 

「シールド……アタックッ!!」

 

盾を投げる!普通の投擲なら毛ほどもダメージは無いけど…重力の加速で威力が上がればその限りじゃないはず!

 

「いっけぇ!!!」

 

「シギィィィィィィィァァァァァァア!?」

 

撃破!!ぐへぇ

 

「いたた…ぼ、防御力で減る仕様で良かった…」

 

……あ!今回泥掘りのこと食べれてない!

 

失敗したなぁ。スキルは…あれ?増えてる?

 

シールドプレス-自身の防御力を参照し、攻撃力に変換し攻撃する。クールタイム1分。

 

……さ、最強だ…!まるで私のためにあるようなスキル!取得方法は…自分より3倍以上体格のあるモンスターに対して頭上への一撃で撃破する…い、一応出来なくはない…かな?ただ、私より低防御でこれをやるのは難しいかも。絶対防御もないわけだし。

 

「レベルも21に上がったし!早速サードレマにしゅっぱーつ!」

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