極振りで挑むシャングリラ・フロンティア   作:愛憎愛華

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空を舞う大盾、地に墜ちる道化

「玲!めちゃくちゃ強い敵の場所とか無いかな!」

 

「…いきなりどうしたの?」

 

「えっとね〜…玲になら話してもいいかな〜」

 

 

 

 

「セツナさんと…ウェザエモン」

 

「うん!来月…夏休みまでに強くなりたいの!」

 

「そっか…わかった。私もできる限りサポートするよ」

 

「ホント!ありがとう玲〜」

 

「ふふ、想像以上に楓がハマってるみたいだからね」

 

「…え、えへへ」

 

「それで、めちゃくちゃ強い敵だよね…楓が居るサードレマから次の街に行った先…エイドルドへ向かう道の途中…私達トップクランでも手を焼く(・・・・・・・・・・・・・・)ヤバいのが居るよ」

 

「そ、そんなに…?」

 

「うん。足場の悪い場所でとてつもない集団で来る…それだけでも脅威なんだけど、何よりもやばいのは…」

 

「や、やばいのは…」

 

「…Lv100以上なの。種族単位で全部」

 

「…えっ?それってつまり…足場の悪い場所でLv100以上の集団を相手にする…ってこと?」

 

「そう。しかも湧き速度が異常で…一体倒しても五体湧くこともザラにあるんだよね」

 

「…それ、倒せるの?」

 

「かなり厳しいと思うよ。実際素材を持ち帰った人は数える程しか居ないし。でも、楓にはうってつけだと思うよ」

 

「その理由は?」

 

「シャンフロのスキル入手はレベルアップだけじゃないの。購入する物もあれば、条件で手に入るものもある。そして何より…自分の行動がスキルに反映されるんだよ」

 

「行動?どういうこと?」

 

「例えば、縦横無尽に走り回れば移動系のスキルが手に入るし、ガンガン攻撃を当てたりすれば攻撃系のスキルが手に入る。楓は大盾の防御特化なんだよね?いつ聞いてもそれでソロやれてるのすごいと思うけど」

 

「ふふん、どんな強敵でも攻撃を受けなければ勝てるんだよ」

 

「それが出来る人がどれくらい居るか…まあそれは置いといて。受け型が手っ取り早く強くなるにはとにかく強い敵を相手に防御しまくるのがいいと思うよ」

 

「なるほど…わかった。そういえばそのヤバいモンスターってなんなの?」

 

「あ、言ってなかったね。悪名高い水晶巣崖(すいしょうそうがい)に住まう災厄…その名は水晶群蠍(クリスタル・スコーピオン)

 

「水晶、群蠍…」

 

 


 

 

よ〜し!とりあえずフォステシアに向かうために今日は森を踏破しよう!

そしてそして…玲ちゃんに売却機能を教わったからDEXが実質0から1に増えた!……あんまり変わらないのはご愛嬌。

 

「この森の素材を含めてだいぶ売ったから懐も潤ったよ〜」

 

それに〜!遂に新しい盾を購入しました!まあ、大盾はあまり人気じゃないのかオーダーメイドになっちゃったけど。

気になる性能は〜これ!

 

・紫紅の大盾

様々な色彩を放つ大盾。

千紫万紅の樹海窟のモンスターの素材から作られたそれは他者を守る者に力を貸してくれるだろう。

他PC・NPCを守る際VITに1.2倍の補正。

 

ソロの今はそんなにだけど、いずれは玲ちゃんともやるしその時に輝きそう!

ついでに致命の大盾と包丁も修理してもらいました。これでまた暫くは耐久値を考えなくて済みそうで助かる〜

 

————————————

PN:メイプル

LV:27

JOB:騎士(大盾使い)

12,000マーニ

HP(体力):30

MP(魔力):10

STM (スタミナ):10

STR(筋力):1

DEX(器用):1

AGI(敏捷):1

TEC(技量):1

VIT(耐久力):190(8)

LUC(幸運):1(5)

スキル

・シールドアタック

・大防御

・絶対防御

・致命の防御

・挑発

・蛇鱗

・蛇睨み

・シールドプレス

・甘い香り

・司令

 

装備

左右:致命の大盾 致命の包丁

頭:皮の帽子 (VIT+2)

胴:皮の服(VIT+3)

腰:皮のベルト(VIT+1)

足:皮の靴(VIT+2)

アクセサリー:無し

————————————

 

ふっふっふ…大盾を買った時から試してみたかったことがあるんだけど…上手くいったみたい!

 

「防御司令!よっこいしょ」

 

名付けて「空飛ぶ大盾」!エンパイアビー・ナイツ6匹に盾を持ってもらって、私が乗ることで空を飛ぶことを可能にしたのだ!

 

「よーし!エリアボスだろうと速攻で倒してあげる!」

 

お〜!流石エンパイアビー!レベルは下がってるのに全くそれを感じさせない速さだよ!

 

「よ〜し!このままエリアボスのところまでゴーゴー!」

 

————————

—————

——

 

さて、ここのボスはどんなのかな〜?

 

「……居ない?」

 

この広さで居ないなら…上とかぁ!?

 

「絶対防御!シールドアタック!」

 

あぶ…危なすぎるでしょ?!

 

「落石の殺意が高すぎる…やっぱり上に居るんだ」

 

前までならすごい時間をかけて登らないとだったけど…今はみんながいる!

 

「いくよみんな!防御司令!」

 

落下物は私が弾く!

 

「シールドアタック!シールドアタック!」

 

少しだけど、ノックバック効果のあるシールドアタックなら更に弾ける!

 

「シールドアタック!シールドアタック!見えた!」

 

クラウンスパイダー…道化の蜘蛛ってことかな?

 

「蜘蛛の巣に当たらないように気をつけないとね…いくよ!」

 

シールドプレス!

 

「ふぬぬぬ…どりゃあ!」

 

決まり手、押し出しってね!

うわぁ…痛そう。モンスターもちゃんと落下ダメージ負うんだね。

 

「…これ、吊るされてるの全部落下物だ」

 

…ちょっと試してみようかな。

 

「攻撃司令!頑張って切って!」

 

1、2、3…4回針で切れば落ちるみたいだね。

 

「蜘蛛さんは…うわぁ」

 

落下物に押し潰されてる…ちょっと可哀想だけど、ボスだから手加減は無粋だよね。

 

「よーし!みんなやっちゃえ!」

 

 

数分後・・・

 

 

ひたすら可哀想だった…登るための糸がたまたま待機させてたナイツに当たって相打ち&落下ダメージというね…。

 

「最後くらいは私の手で!防御司令!」

 

着地!絶対防御は切れてるし…どうせなら

突進に合わせて…ここ!

 

「シールドアタック!からの頂きま〜す!」

 

ん、ちょっと酸っぱいかも?

 

「ごちそうさまでした」

 

スキルは…あった!

 

・飽食 Lv1

食したモンスターのレベル分のMPを体内に蓄える。最大値はLv×10

 

おお!なら今まで以上に食べるのを意識しとこう!




エンパイアビー達は原作のシロップの立ち位置でもあったんですね。
ちなみに今の速度はサンラクと会った時のオイカッツォくらいです。99になれば蠍と殺り合う前のサンラクくらいになります。
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