「正義の定義は人それぞれさ。他人を簡単に否定しちゃあいけないよ――きみにとっては悪党だったというだけさ」
by 忍野メメ(傷物語)
真紅の中で眠るモノがいた。
何者にも知覚され得ない紅の牢獄の中で眠り続けていた”ソレ”は―――長きに渡って閉じられていたその双眸をゆっくりと開いていく。
「嗚呼……」
その声は美しく、艶やかで、麗しい。
だがその声は、
「”鬼”の仔が
全身に纏わりつく神性封じの呪符から齎される激痛の中で、女は不敵に口角を吊り上げる。
まるでそれは、獲物を見つけた
「蒐集の魔人に封じられ続けるのも飽いた。―――さぁ鬼子よ、果たして貴様は、余の喉の渇きを癒す傑物の原石足り得るか、否か」
血が滴る。―――そう見えたのは、彼女の双眸が鮮血が滲んだかのように怪しく妖しく輝いたからだ。
「事によってはその魂、我が”愛し仔”のそれと共に愛でてやろう」
囚われ、手足どころか指の一本たりとも動かせない身の上で、しかし女は強欲な言葉を紡ぎだす。
まるでこれから起こる全てが、愉しくて仕方がないと、そう思わせるように。
―――*―――*―――
ザクセン鉄鉱山は北部ノルティエ州内に存在している鉄鉱山ではあるが、その所有権はログナー侯爵家ではないという特徴を持つ。
軍事に力を注ぐエレボニアにとって欠かすことのできない鉄鉱石が大量に埋蔵されているこの鉄鉱山はアルノール皇帝家が所有権を有しており、現在に至るまで皇帝家の直轄領として不可侵の約定が与えられている。
250年前―――艶福家としても知られていたヴァリウスⅤ世の逝去と共に幕が上がった皇位継承権を持つ皇子らによるエレボニア史上最大の内戦、《獅子戦役》に於いてはこぞって支配下に治めんとした軍勢によって屍の山が築かれるという惨劇があった事は余り知られていないが、それでも今日に於いてもザクセンがエレボニアの生命線である事は周知の事実である。
ルーレ市内からザクセン山道を登り続ける事約2時間。途中で妨害などが一切入らなかったことが余計に一同の不信感を煽ったが、それでも前に進まずにはいられない。
鉱山の入り口に立ったのは、Ⅶ組A班6名と、既に同行の許可をイリーナから取っていたシャロン。
鉱山内から漏れ出てくる空気がゴウと音を立てる中、リィンは刀の鯉口に手をかける。
「―――行くぞ」
リィンの言葉に全員が頷き、導力灯で照らし出された鉄と岩壁の内部へと身を投じる。
空気の流れが変わり、気温も変わり、変化した環境に体が慣れるまでに要する時間は、今のリィンたちであれば数秒あれば可能だ。
だがその数秒、その間は―――どれだけ気を張っていても注意が散漫になってしまう。
「―――シャロン‼」
「はい」
その刹那、レイの声と共にリィンたちの前方にシャロンが一瞬で作り上げた鋼糸の壁が出現し―――直後奇襲してきた弾丸の雨を受け止める。
「っ―――⁉」
目の前で発せられた跳弾の喧騒に驚愕の表情を浮かべるリィン達を他所に、今度はレイが一歩前へと踏み出して、シャロンが編んだ鋼糸壁の隙間を縫うようにして飛来した”それ”を抜刀の一振りで叩き斬った。
カラン、という乾いた音を立てて落ちたそれは、鉱山の外から入ってきた陽光に照らされて、そこでようやっとリィン達に正体を晒す。
「何だ、これ……針?」
無論、裁縫で使うそれではなく、東方では暗器として暗殺などに使われる代物。
弾丸と同じような速さで飛んできた
「フィー、気配はあるか?」
「……ダメ。もう感じない。相当練度が高い部隊」
「まぁ、そうだろうな」
舌打ちしたレイが気配を探るも、既にかなり遠ざかってしまっている。
入り組んだ鉱山内でこれほど迅速な行動ができるという事は、既に敵は内部構造を把握し、掌握している。土地勘のない人間が単身行動するには危険な状況である。
「アリサ、お前この鉱山の道は分かるか?」
だからこそ、Ⅶ組の中で一番この鉱山に詳しそうなアリサにそう問いかけると、神妙な面持ちのまま一つ頷く。
「一応は、ね」
「なら、この鉱山における”最奥”の位置に心当たりは?」
「……候補は幾らでもあるけれど、整備された道を進んでいけば採掘道の奥には行けるわ」
その解答はレイを頷かせるのに充分であり、周囲を警戒したまま次の指示を出していく。
「お前らはアリサを先頭に一気に内部を突き進め。アリサの護衛にリィン、エリオットの護衛にクロウ、後詰めはフィーだ」
「……レイとシャロンさんは、どうするんだ?」
リィンの尤もな質問に、レイは鉱山入り口の中心地―――地下に向かって掘り進められた巨大な穴の中を覗き見ながら答える。
「地下で手招いてる律儀なド外道がいやがるんでな。……誘いに応じねぇとどうなるか分かったモンじゃねぇ」
「此方の道は
転落防止用の柵の淵に並び、顔だけで振り向いて微笑を浮かべる二人に、リィン達は何も言い返しはしなかった。
恐らく彼らが向かおうとしている場所は、彼らだけにしか理解できない戦場。自分たちが着いて行ったところで足手纏いになるだけなのだと。
それをもどかしいと思う気持ちこそあれど、今回はリィン達が任された任務の方が最優先事項だ。
「レイ、死ぬなよ」
「こっちの台詞だ。……いいかリィン、この場所でお前たちがどんな戦い方をして、どんな結果になったとしても、それは
絶対にだ、と念を押すレイの言葉は、まるでこれから先に何が起きるかを知っているようで。
「フィー、後は頼む。……今のお前なら、守りたいものを守れるはずだ」
「ん。任された」
「お嬢様、ご武運を。ご一緒できなくて申し訳ございません」
「……シャロンも無事に帰ってきて。絶対によ」
「エリオット、今回援護の要なお前がいてくれて助かった。皆を死なせないのが、今回のお前の役目だ」
「っ……う、うん。頑張るよ」
レイとシャロンがメンバーにそれぞれ声を掛けていく中、いつもと同じような声色でクロウが片手で銃を弄びながら口を開く。
「おいおい、俺には何もねぇのかい? 後輩」
「えー、何だか面倒臭ぇ」
「ンだよー、そんな事言うんだったら学院祭の衣装、お前のだけ露出度高めにすんぞ」
「俺の衣装改造して誰が得すんのかは知らねぇけどそれやったら殺すからな」
本気に近い殺気を一瞬だけ洩らしたところで、しかしレイは一つだけ呆れるようにため息を吐いた。
「―――
その言葉にクロウの表情がほんの僅か曇ったのを敢えて見過ごすふりをして、レイは再び口を開く。
「守りたいものを掌から溢したくなかったら、選択を間違わない事だな」
その手の後悔は幾らでもしてきた―――その言葉は吞み込んで、レイは手すりの上から遥か地下へと延びる穴の中へと躊躇なく飛び込んでいった。
―――*―――*―――
『”協力者”の暴挙により、ルーレ分隊は壊滅。至急、応援を求む』
何かに急かされたかのように書き殴られた電文。それが、最大の協力者であった《使徒》の一柱によってルーレに潜伏していた《帝国解放戦線》の構成員が全滅―――運良く最後まで見つからなかった構成員の一人が今わの際に祈るようにして送ったものであったのだと瞬時に気づけた者はいなかっただろう。
だが、それは確かに緊急連絡用の電文だった。それを受け取った同士は、訝しむような表情を見せながらもルーレ郊外の拠点であった洞窟に分隊を送り込み、そこで彼らは異様な光景を目にする。
誰も彼もが死んでいた。《鉄血宰相》に人生を狂わされ、残りの生涯をその復讐に捧げると誓い合った同士が、無残な屍を晒していた。
ただ一人、分隊を指揮していた筈の幹部、ヴァルカンだけがおらず、事の真相を確かめるべく、彼らはザクセン鉄鉱山へと向かった。
エレボニア最大規模の鉄鉱山という事もあり、ザクセン内部への侵入路は真正面以外にも存在する。
分隊一同は山道を迂回して山の側面の非常口から内部へと侵入。ヴァルカンの現在位置は作戦行動中の構成員全員に取り付けてある
エレボニアの軍事の心臓部とも言えるこのザクセン鉄鉱山を占拠する―――当初の予定そのものは結果だけを見れば上手くいっている。
だが、その過程に問題がありすぎるのも確かであり、その事の詳細を幹部であり、生き残っているヴァルカンに訊くのが彼らの役割であった。
「―――第六坑道、クリア」
「第八坑道の一部は崩落したまま放置されているようだ。第十一坑道を経由して目的地まで向かおう」
「了解。……しかし、妙だな」
構成員の一人が呟いたその言葉は、分隊員全員が侵入当初から思っていたことでもあった。
通常、こう言った陽の指さない薄暗い坑道などは多かれ少なかれ魔獣が棲息していることが多く、魔獣除けの灯を所有していない状態でうろつけば接敵する機会が多い。
だが、鉱山内部に侵入してからそこそこ時間が経っているというのに、彼らは魔獣の姿を一度も見ておらず、またその気配すらも感じ取れなかった。
嫌な予感がする―――そう感じた分隊長は増援を求めようと小型通信機に手を伸ばした―――その時。
「―――あ?」
パスッ、という空気の抜けたような音と共に、視界が揺れた。
ふらりともたついた分隊長が違和感を感じて自らの左胸に手をやると、そこには軽装甲を突き破って流れ出していた―――自分の血が。
直後、坑道の暗闇の中から飛び出してきた銃口が眉間に押し付けられ、眼前で放たれた再びの銃弾がその命を容易く刈り取る。
「た、隊長⁉」
目の前で突然斃れた指揮官に僅かに動揺した構成員だったが、すぐにその一人も背後から後頭部に突き付けられた銃口によって前のめりに斃れる。
ある者は背後から体を絞められた状態で喉を刃物で裂かれ、ある者は喉を絞められて声も出せないままに窒息死。
気付けば残った分隊員は一人だけになり、その一人は何に奇襲されたか分からないまま、壁際まで追いつめられる。
しかしその時、坑道の淡い灯りが奇跡的に襲撃者の全貌を照らし出した。
黒と赤に彩られた装甲、重装備で固められた一個小隊の部隊は、
その装甲の肩口部分に刻まれていたのは、”月を喰らう大狼”のシンボルマーク。構成員はその紋様が何を示しているのか、瞬時に理解した。
「ま、《マーナガルム》……っ」
《赤い星座》、《西風の旅団》と並び恐れられる大陸最強クラスの猟兵団。
構成員の人数こそ前者の二つに劣るものの、その質を問うならば勝るとも劣らない。西ゼムリア大陸を中心に幾多の戦場に出没し、戦果を挙げ続ける常勝不敗の強者達。
「可能な限り直接交戦は避けろ」―――幹部勢にそう言われていた事を思い出した時はもう遅かった。
「クリアー」
「周囲に敵影は確認できません。この男はどうしますか? ゲルヒルデ副隊長」
「殺しなさい。生かしておく意味もなし。―――あぁ、だがこれだけは戦利品として貰っていくとしましょう」
そう言って分隊長の死体から通信機を剝ぎ取ったのは、一人だけ武装が異なる女性。
重装備ではなく、寧ろ装甲という重荷を排除したその団服は、《マーナガルム》実働部隊内に於いて隊長格の幹部が纏う事を許されたモノ。
実力は確実に”準達人級”以上。ただの構成員程度が抗ってどうにかなる訳もなかった。
赤銅色の髪を棚引かせ、左目を眼帯で覆った長躯の女。髪色と同じ色の双眸から放たれている鋭利な眼光はまるで―――
「りょ、猟犬……」
「
無情な一言と共に放たれた弾丸が過たず眉間を穿つ。
一言も苦悶の声を挙げることもなく命を奪われた男の死体を一瞥することもなく、女は通信機を操作して
「このまま進みますか? 副隊長」
「退路を確保しつつ前進です。ですが
「例の大将が通っている学院のご学友ですか」
「ちぃと士官学院生にはこの任務は厳しいんじゃないっすかねぇ」
部下のその言葉に肯定も否定もせず、《マーナガルム》
「狩場は譲って差し上げましょう。―――ですが、悠長に遊んでいる余裕は無いと知りなさい」
―――*―――*―――
「レイ様」
「ん?」
「お嬢様方と行動を共にできない事は確かに心苦しくはあります。……ですがそれ以上に、安堵してしまっておりました」
シャロンの言葉を聞きながら、レイは碌に整備もされていない道を、しかし躓く事もなく歩いていく。
常人であれば唸るような大気の震えだけで恐怖を覚えるだろうが、この二人には関係ない。レイの耳にはいつものような、しかしどこか不安を感じさせるシャロンの声が聞こえていた。
「ラインフォルト家のメイドではなく、暗殺者としての
「……本当に、大切な場所になったんだな」
「えぇ、それはもう」
だからこそ、”本業”に立ち戻る事を恐れている。返り血を浴びた醜い自分が、再び同じ笑顔を向けて大切な人の前に戻れるのか、と。
「無論、《結社》に居た頃の時間が軽かったわけではございません。レイ様やヨシュア様、アスラ、レン様方と共に過ごした時間は大変楽しゅうございました」
ですが、と。シャロンは一度言葉を区切った。
「
親の愛情に飢えた姿、シャロン自身それを求めていたかどうかは定かではないが、少なくとも親しい家族が自分の周りから離れていき、それを涙目で見る事しかできなかったアリサに対して義務的な奉仕しかできない程、シャロンは人の心を捨てたわけではなかった。
「ですが、お嬢様も皆様方と出会って変わられました。ご学友と共に学び、過ごし、戦い―――そして何より、心からお慕いできる殿方とお会いできたのですから」
ピタリと、レイが足を止める。
そして振り向くと、そこには頭上のホワイトブリムを取り外したシャロンの姿があった。
「であれば
「無くすかもしれねぇぞ」
「そうなった時は、責任を取って一生貴方の傍に居させて貰います」
「なら、無くしちまうのも悪くねぇか」
ニヒルな笑みを浮かべながらレイがホワイトブリムを受け取った瞬間、シャロンは闇に紛れるようにして忽然と姿を消した。
言葉を交わさずとも分かる。彼女もまた、自分が為すべき”戦場”に赴いたのだ。
「なら、俺も向き合わなきゃな」
靴音を反響させながら漏れ出ている邪悪な気配を辿る事数十分。
辿り着いたそこは、無機質な静寂が支配している空間だった。元は資材置き場か何かとして使われていたようだが、利便性の問題からか廃棄され、荒廃した雰囲気を漂わせている。
”滅び”を表しているかのような場所の中心に、その退廃した雰囲気をより醸し出す男が一人立っていた。
「やぁ《天剣》、幾年月ぶりになるか……再び見えられて嬉しく思うよ」
「よぉクソ爺。次にテメェの面拝む時は死貌だと思ってたが、俺の勘も鈍ったな」
長刀の鯉口付近に添えた左手の親指を動かしながら、レイは敵意を十二分に含ませた言葉を投げつける。
普通の人間であれば耳朶に入れただけで気絶する程の殺気が練りこまれたそれを、しかし―――イルベルト・D・グレゴールは涼風のように受け止める。
「卿は随分と変わってしまったようだ。火に飛び込む愚かな同族を前にして何もできない、翅を捥がれた憐れな羽虫……卿はそうであった頃が一番美しかったというのに」
「テメェの破滅的な美的センスに俺を巻き込むな。……ま、何とかしようと足掻けてる分、火の明りに魅せられて馬鹿みたいに薪をくべ続ける思考停止爺よりもマシだと思うがな」
「輝ける者の魂とは総じて孤高であるものだ。好んで孤高で在り続けるモノ、精神と肉体が強靭すぎるが故に孤高に成らざるを得ないモノ。―――弱者と群れる今の卿は酷く憐れで醜いソレだ」
”弱者”―――それが何を指しているか分からない筈は無い以上、レイの胸中に不快感が込み上げるのは当然であったが、それでも彼はそれを表情に出すことはない。
それは既に、この男を前にした時は敗北と同義だ。大丈夫、既に俺は
「相変わらずテメェの審美眼は穴だらけだな。少なくとも、テメェがあいつらの事を”弱者”と謗る権利はねぇ」
「僅かに撫でただけで壊れる肉袋を弱者と呼ばずにどう呼ぶのかね」
「ほざけよ似非審判者。その程度も理解できねぇから、テメェは壊して奪う以外の
無自覚の内に語気が荒くなるレイの言葉に、しかしイルベルトは苦笑を漏らす。
「あぁ失敬、やはり卿は弱くなったようだ。―――以前までの卿であったならば、この程度の些事を見逃す事もなかっただろうに」
不敵に笑いながら懐から取り出したのは、鉱山内の薄暗さの中でもハッキリとそれと分かる真紅の鉱石。
否、”鉱石”と呼ぶのは些か無粋だろう。何故ならばソレは、自然界には在ってはならない程に―――禍々しく、それでいてこれ以上無いほどに美しく輝いていたのだから。
そしてソレの正体に、レイは覚えがあった。……いや、そういったレベルの話ではない。
”アレ”は間違いなく―――
「……それをどうするつもりだ」
「あぁ、安心したまえ。これは姿形を似せただけの偽物だ。価値があるとするならば―――フム、卿の眼を欺ける程度には出来が良かったというだけの事か」
吐き捨てるようにそう言うと、イルベルトは何の感慨も湧かないと言わんばかりに、ソレを握力だけで粉々に砕いた。
その様子を見て、レイも理解する。それが、本当にただの偽物であったのだと。
だが、この男がわざわざ偽物のソレを見せつけてまで、自分に何を理解させようとしたのか。頭を巡らせること数瞬―――意図が理解できた瞬間、とうとうレイは語気を爆発させた。
「テメェ‼ あいつらに―――リィン達に何を仕込みやがった‼」
「何、それは私が此処で紡ぐ程の事でもあるまい。卿は既にそれを理解している。……敢えて言えば、その程度の謀も逡巡せねば察せない程、卿は愚鈍になったという事だ」
思わず右手がポケットの中にある
否、思い出したのだ。悠長な会話を好むこの男だが、それを許すほど愚鈍ではないという事を。
「卿があの紅檻に封じ込めたのだろうに。私はただ、そろそろ無聊を持て余しておられるであろう狂血陛下に、心ばかりの玩具を贈呈しただけんに過ぎんよ」
「っ―――‼」
親指が動き、白刃が僅かに顔を覗かせて煌めく。
と、そこで漸く自身の心が逸り過ぎている事にはたと気付き、長く息を吐いて精神を整えた。
「―――ただの玩具かどうか、それは結果を見てから言うんだな」
「―――ほぅ」
「俺としては巻き込む可能性は排除しておきたかったが……あまり俺のダチを嘗めてくれるなよ?」
リィン・シュバルツァーが、この程度の障害に屈するものかと、レイは微笑すら湛えてそう断言した。
何せあの伝説にして絶人の武人、《鋼》の試練に打ち克った男だ。であればその魂は、彼の”陛下”に見染められるに足るに違いない。
「俺の役目は、此処で背を見せてあいつらを救いに行く事じゃねぇ。あいつらが全てを成し遂げるまで、此処でテメェを足止めしておく事だけだ」
氷の上を滑るような透明感のある音が響き、白刃の全てが解き放たれる。
それに応じるかのように、イルベルトの右手の中にはいつの間にか一振りの剣が顕現していた。
「遊ぼうぜ、《
「では私は、卿の魂を鍛え直すとしよう。何、
その言葉を皮切りに、両者の足は荒れ果てた地面の上から解き放たれた。
へいどーも。灼熱の下でのコンテナ積み仕事とか軽く拷問だと思うんですがどうですか? 体が疲弊し過ぎてそろそろ疲れが一気に放出しそうな中でお送りしております、十三です。
皆様「閃の軌跡Ⅲ」のサイト見てますか? 僕は見てます。Twitterでのコメントが軽く荒ぶるレベルで興奮してます。主に元・Ⅶ組メンバーで。
クッソ楽しみだなぁ……これと「NieR:Automata」の為にPS4買ったと言っても過言ではないですからね‼ 会社の夏休み使って一気に進めたい。
個人的にフィーの成長具合に鼻血出そう(ロリコンではありません)
え?今回の話の振り返り? いや、前回からあんまり進んでませんしどうこう言う事もないです……強いて言うなら良い具合に地獄の前振りが整ったなぁとしか……。
何だか解き放たれたらイカン人が解き放たれたような気がしないでもないですが……たぶん大丈夫でしょう(曖昧)
今回の提供オリキャラ:
■ゲルヒルデ・エーレンブルグ(提供者:白執事Ⅱ様)
※元ネタは最後の一言で察せる人は察せると思うので敢えて言いません。
追記:
新・水着鯖の為に既に課金のステンバイオーケーの僕。というかサマーイベは本当に楽しいんだけど、獲得素材と使用鯖とイベ礼装の擦り合わせがクッソ面倒くさい。
皆、丸太(iTunesカード)は持ったな‼ いくぞおおおぉぉぉぉお‼