※この章では『英雄伝説 天の軌跡』に登場するオリジナルキャラクターについて紹介致します。ネタバレを嫌う方はブラウザバックを推奨いたします。
※この項目では主人公の周辺人物のオリキャラについて紹介致します。
※キャラのMatrixに関しては話数が進むにつれて追加される可能性があります。
追加された際は活動報告、Twitterにて通知、そして前書き下記にて追記・修正場所を載せていきます。
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■シオン
【性別】女性(そもそも神性存在なので雌雄どちらにもなろうと思えばなれる)
【年齢】???(本人すらも覚えていない)
【身長/体重】???cm/??kg(身長体重は自由自在なので、その日の気分で変化している)
【髪色/瞳色】金色/翡翠色
【一人称】
【所属/役職】レイ・クレイドル/一等級式神
【異名】特になし(遥か昔は様々な異名で崇められていた)
【武装】特になし(決まった武装は持たない)
【投稿者】筆者
【元ネタ】(『東方Project』八雲藍+『Fate/』玉藻の前)÷2
【イラスト】
【Matrix:No.1】
主人公、レイ・クレイドルが従える唯一の”意思持ち”の式神。階級は一等級。レイの事は「
式神という形に収まってはいるものの、本来であれば式神操作や使い魔制御に特化した呪術師や
因みにレイはシオンとの契約を継続させるために常に体内呪力の7割方を持って行かれている。おいそれと儀式規模の呪術を行使できないのはこれが原因。
【Matrix:No.2】
基本忠臣らしく振る舞い、レイの命に応える形で独自に動き、各地に飛んでいる事もある。「仕事をしている時」は大変優秀で、名実ともにレイの相棒と呼んでも差支えはない。
だが、平時の彼女は好奇心旺盛な上に他者にちょっかいをかけてその反応を見て楽しむなどの悪戯心があり、人の生き様を飄々と傍観する殿上人じみたところもある。
だが主であるレイに対しては飄々と接しながらも時に甘えるような仕草も見せ、傍からはペットのように見えなくもない。だが甘やかしすぎると調子に乗って何かをやらかすので、甘やかす→調子に乗る→制裁→土下座というサイクルを繰り返している。ちなみに今のところ懲りている様子は一切ない。
また、そもそもヒトではないせいか、アルコールの摂取上限が無限大であり、軌跡シリーズ最強酒豪として名高い遊撃士協会ロレント支部受付アイナ・ホールデンとの三日三晩続いた酒盛りの末に勝利したという伝説を打ち立てた。
【Matrix:No.3】
その正体はレグナート、ツァイトと同じく《
彼女に課せられた使命は《
だが彼女曰く「別に嫌な感じはしなかった」らしく、特に抵抗らしい抵抗もしなかった事から、当初はレイを警戒させたほど。
【Matrix:No.】
彼女が本来下級生物に当たるレイを慕っている理由は、その生き方そのものに惚れ込んだというのが一番である。
元より他の聖獣よりも奔放な性格を与えられていた彼女は、神の祝福などどこにも無いかのような凄惨な人生を歩みながらも、それでも自暴自棄にならずにひたすら前を見て歩き続けるレイを見続けて愛着が湧き、いっそ自分のモノしてしまおうかと接触したものの、敗北を喫してしまった。その際に”人間という存在の限界のなさ”を実感した彼女は、なるべくヒトと同じ目線で物事を見るために人型になる事が多くなった。
レイに対して”恋愛感情”を抱いているわけではないが、式神となった後、本人曰く「つい出来心で」レイの童貞を奪った過去を持つ。
【Matrix:No.4】
彼女は平時は”一尾”の状態で活動しており、これでもただの人間では束になっても傷一つ付けられない程度には強い。これが徐々に力を解放し”二尾””三尾”となると、もはや準天災級の力を出す事ができるようになり、”四尾”から先は完全に神性存在の力を解放していくようになる。とはいっても、レイの封印術と契約術式の影響で”四尾”以降の力の開放は原則禁止されている。
基本的に自分の力で生み出した金色の神炎を使って戦闘を行うが、その他にも神炎で作った剣などで近接戦闘なども普通に行える。Ⅶ組の”対戦略型兵器指導官”でもあるので、存分に恐れられていたりもする(そもそも彼女の指導を受けた後は、砲撃程度ではあまり驚かないレベル)。
【筆者コメント】
グランドキャスター(割とマジ)。”九尾”状態なら神霊玉藻と真正面から戦り合える。
悪ふざけから生み出されてしまった
金髪和装狐耳美女とか完全に使い古されたキャラですが、自分が書くとなれば話は別。ヒロインではないというのに主人公の童貞をヒロインたちよりも先に食った辺り、ある意味一番の勝ち組と言えなくもない。
■サクヤ・アマギ
【性別】女性
【年齢】28歳(享年)
【身長/体重】162cm/42kg
【髪色/瞳色】黒色/紫色
【一人称】私
【所属/役職】なし/薬剤師
【異名】なし
【武装】なし
【投稿者】筆者
【元ネタ】特になし
【イラスト】
【Matrix:No.1】
レイの実母。元々は極東の島国に拠点を置き、後に勢力争いに敗れて大陸に渡ってきた呪術者一族「
しかしとある時、武芸者であったレイの父と出会い、互いに惚れ合った二人は駆け落ちをする。そうして逃げて来たカルバード共和国領内の村で、一人の男の子を出産する。それがレイであった。
【Matrix:No.2】
彼女は極東でも高名な呪術師の一族の末裔として生を受けながら、呪力をほとんど有しておらず、幼少期の頃からより優秀な「アマギ」の子を産むためだけの胎盤としての価値しか認められていなかった。
彼女はその閉鎖的な環境を嫌って好いた男に着いていく形で出奔するという思い切ったことをやってのけたが、本人は長らく一族内でしか血の交わりを行っていないが故に引き起こされた劣性遺伝の影響を強く受けてしまい、それほど体は丈夫な方ではなかった。
しかし、彼女自身は体が弱い事を全く引け目に思っておらず、性格も好奇心旺盛で囲われていた頃から外に興味を持ち続けるなど、閉鎖的なコミュニティの中に育っていたのにも関わらず奇跡的なまでに前向きな女性だった。
レイが生まれると程同時に夫とは死別してしまったが、再婚をしようとは全く思わなかったほどに、夫の事を深く愛していた。
それと同じくらい、自分のたった一人の息子であったレイの事も深く愛しており、時に優しく、時に少しだけ厳しくしながら、その子が真っ直ぐに生きられるようにと育てていた。いつかこの子が、自分の意志で自由に生き方を決められるように、と。
【Matrix:No.3】
生まれつき呪力は貧弱であったが、彼女にはその欠点を補って余りある才能があった。
本来は儀式呪術であるアマギの《天道流》呪術を、術式の再構築から呪力の込め方、詠唱に至るまで理論を全て見直し、より効率良く術を発動できるように術式を圧縮構築するという偉業をたった一人で、それも数年という短時間で果たした天才であったのだが、古くからのしきたりを重要視していた一族の老人たちはそれを忌み嫌い、終ぞそれが採用される事はなかった。
お蔵入りしたその画期的な術式はしかし、本人にとっては望まない形で時代の「アマギ」へと受け継がれていったのである。
【Matrix:No.4】
カルバード共和国領内クァルナ村で呪術師であった頃の知識を生かして薬剤師を営みながら一人息子のレイを育てていたサクヤだったが、突如村に襲来した《D∴G教団》が放った魔獣の凶牙にかかり、命を落とす。その直前に彼女は、一人遺して行ってしまう息子に本来であれば受け継がせるつもりのなかった、自分が構築した《天道流》の術式を”記憶”という形で託し、息子の波乱万丈な人生の―――その最初の”後悔”になってしまう事など露知らず―――「あなたの母でいられて幸せだった」という言葉を遺し、この世を去ってしまった。
【筆者コメント】
レイ・クレイドルという少年が数多抱える”後悔”。その一番最初が”母の死”でした。
「自分がもしもっと強ければ、失う事なんてなかったかもしれないのに」―――強迫観念とも取れるレイの行動の起源は、間違いなくそこにありました。誰よりも自分を愛し、誰よりも自分を理解してくれたであろう人が幼い時分に自身の目の前で凄惨な形で死んでしまう。そりゃ、トラウマにもなるってものでしょう。
もし教団の連中が来なかったら、破滅的な道を歩んでいなかったら。多分レイは母の跡を継いで薬剤師になっていたか、あるいは母の言葉だけでしか知らない父の強さの在り方に憧れて真っ当な遊撃士になっていたか。……ここいらへんはif話としても良く分かりません。
レイは今でも、母と一緒に撮った写真が入っているペンダントを大事に持ち歩いています。陽の差さない場所で生きていくことを決めた時に何度も忘れようとして、しかしやっぱり忘れられなかった彼の優しさがそこにあったのです。
―――まぁ、別の話(『天は歩む。桃源郷へと』)を書いた時は、片手間にグリムグリード抹殺する超アグレッシブなお母さんになっちゃいましたけどね‼
■
【性別】不明
【年齢】???(精霊体のようなものなのでそもそも年齢など存在しない)
【身長/体重】???/???(そもそも測定した事すらない)
【髪色/瞳色】
【一人称】ボク
【所属/役職】所有者はレイ・クレイドル
【異名】なし
【武装】なし(存在自体がそもそも武装)
【投稿者】筆者
【元ネタ】『東亰ザナドゥ』レム
【イラスト】
【Matrix:No.1】
結社《身喰らう蛇》に存在する《十三工房》の一つ、《
レイ・クレイドルが《執行者》に就任した際に《盟主》より賜った刀であり、その時から常にレイの相棒として傍に在り続けてきた。
【Matrix:No.2】
どのようなコンセプトで鍛えられたのかは全く不明だが、他の”外の理”の武器とは違い、明確な意思を有している。基本的に精霊体である「天津凬」は刀の主であるレイにしか視認する事はできず、彼女(?)も普段はレイの深層心理の中に佇んでいる事が多い。
ヒトではなく、実態も有していないのでヒトらしい感情表現や倫理観は薄く、一見タブーと思われる事も情け容赦なく口にする。本人に悪気は一切なく、ただ自身に蓄積された知識を元に正論を口にしているだけなのだ。
とはいえ、特性の影響で刀身が劣化する事はないのにも関わらず日々欠かさず手入れをし、相棒として感謝を込めて扱ってくれているレイには人一倍の愛着があるようで(表情には出ないが)、レイが認めていない人物の手に自分が渡ろうものならばとんでもない事(規制案件)を引き起こす。レイはこれを「癇癪」と呼んでおり、機嫌を直すためにそれなりの誠意を見せなければならないとか。
【Matrix:No.3】
「天津凬」に付与された特性は大きく二つある。
一つは『不毀』。どれ程乱暴に扱っても、どれ程無茶な扱い方をしても決して刃毀れ一つ起こさないという、剣士にとっては垂涎の特性を有しており、実際レイもこの能力に幾度も助けられているのだが、彼自身は前述の通りそれを「当たり前」と思う事を良しとせず、感謝の意を込めて毎日刀身の手入れを怠らない。
もう一つは『浄化』。不死属性を持っている魔物などを浄化できるなど、それだけでも優秀な特性であるのだが、その特性の大半は常にレイが右目に宿している《
【筆者コメント】
どう見ても斬〇刀です。本当にありがとうございました。アニオリの「斬魄刀異聞篇」みたいに具現化して敵対化したら地味に怖い。だって特性の影響でダメージ受けないんだもん。
本来長刀で抜刀術なんて無理ゲーは誰もやらない(そもそも抜けない)のだが、二次元では誰も彼もやってるんだよなぁ。
ヒロインじゃないんだけどヒロイン以上に主人公の事を理解していたりする。
■アスラ・クルーガー
【性別】男性
【年齢】21歳
【身長/体重】183cm/73kg
【髪色/瞳色】紫色/赤色
【一人称】俺
【所属/役職】クルーガー一門/現当主
【異名】《死拳》
【武装】拳
【投稿者】漫才Ⅽ- 様
【元ネタ】『シルヴァリオ ヴェンデッタ』アスラ・ザ・デッドエンド
【イラスト】
【Matrix:No.1】
カルバード共和国内に拠点を構える暗部一族、クルーガー一門の本家当主を務めている人物。シャロンの義弟であり、レイとは義兄弟の契りを結んだ仲でもある。一時期は《結社》の執行者No.Ⅻ《死拳》として活動していた過去も持つ”達人級”の武人。
若いながらも当主としてそれなりに優秀だが、本人としてはやる気はないらしく、自分が籍を入れるような頃合いになったら分家の優秀な人間に当主の座を渡そうとも考えている。
【Matrix:No.2】
元々次代のクルーガー一門の当主として英才教育を受けていたアスラだったが、そんな折に義姉のシャロンがとある少年に敗れてその組織に身を寄せたと聞き、「姉を倒した人物を見てみたい」という理由だけで小うるさい父をOHANASIでのして《結社》にまでやってきた。その際、まだ心を完全には開こうとしていなかったレイと仲良くなり、自身の言葉づかいを真似させるなど、現在のレイの人物像に影響を与えた兄貴分。
しかし、シャロンが《結社》を去り、その後にとある事件に巻き込まれて自暴自棄になりかけていたレイが見ていられなくなり、「俺がお前の兄になってやる」「お前を一人にはしない」と言って、義兄弟の契りを交わした。そしてクロスベルで再開した際には、「窮地に抗う人物がいたら手助けしてやってくれ」という義弟の言葉に笑顔で頷いた。
【Matrix:No.3】
性格は細かい事をあまり気にしない大らかなものであり、前述の通り年齢に見合わぬ頼もしい部分を持ち合わせている為兄貴分として慕う者も多い。無頼漢のような振る舞いをする時もあるが、少なくとも自分が気に入っている人物に関しては、相手が裏切らない限り自分から裏切る事はない。
情熱的な一面がある一方、自分の関わった出来事がたとえ意にそぐわない結果に終わったとしても「そうなったのならしょうがない」と言えるほどの達観した思想も持ち合わせている。単騎戦闘が得意なのは言うまでもないが、大局的な観点からも物事を見る事ができるので、指揮官としても実は有能。しかし本人曰く「本職には敵わない」らしい。
また、面倒見が良い事から自分が気に入った人間に対してはアドバイスを送るなどという事もするが、当人が気付かなければ成長しないと判断した時には敢えて何もせずにさせるがままにするなど、ただ頼りがいがあるだけの人間でもない。
【Matrix:No.4】
戦法は祖父、コリュウ・クルーガーより直々に手解きを受けた、拳を使っての肉弾戦。
凡そ”暗殺者”らしくない戦い方だと傍からは思われているが、人体の急所である”経絡秘孔”を的確に突く事により外傷無く即死させることが可能であるなど、やろうと思えばそこいらの暗殺者よりも暗殺者らしい仕事ができる。基本的に型などは重視せずにその場の判断で戦いたいように戦うので、弱点を探るなどの対処法は意味をなさない。
だが本人は全力で、真正面からぶつかり合う戦闘を好んでいるらしく、”氣”を自由自在に練り上げて己の肉体の身を頼りに戦う姿は、まさに武人の在るべき姿といったところである。
《執行者》に着任した時に《盟主》より《イルア=グランベ》という名の手甲を授かったが、「素手の方が戦いやすい」との理由で好んでは使っておらず、レイに続くように《結社》を脱退した際に返還した。
【Matrix:No.5】
リーシャ・マオと出会ったのは、《結社》を抜けて少しばかり立った後であった。最初は自分とマトモに戦り合えそうな奴が欲しいという、ただそれだけの理由で彼女に襲撃を促し続けていたのだが、次第に諦め悪く襲撃し続けてくる姿にどこかしら特別な感情を抱くようになり、慌てた際の言動の端々から滲み出る根本的なお人好し具合も含めて、リーシャの人格に惚れ込んだ。
その容貌から女性に言い寄られる事は少なくなかったアスラだったが、この時初めて本気で異性に惚れ、年齢差など全く気にせずに結婚を前提に付き合って欲しいと無骨に告白。リーシャ自身も慌てながらもそれに応えた事で恋人同士となった。
ちなみに自分自身が恋愛という事柄そのものに不器用だという事は重々承知しており、自分ができる範囲で誠実であろうとしている好青年でもある。
【筆者コメント】
元ネタのキャラの尖り具合は一体どこのゴミ箱に捨てて来たんだと言わんばかりの完璧兄貴分キャラへと変貌してしまったけど一切後悔してないんだよなぁ。いつかこの姉弟が何気ない一日を共に過ごす番外編を書きたいものである。彼の存在を以てして、この作品の世界内でのロイド・リーシャルートは完全に消滅しました。おめでとうございます。
多分コイツ、《結社》に居た頃は日常的にヴァルターと殴り合いという名の手合わせしてたんじゃないかなぁ。これでもまだ”達人級”の中ではぶっ飛んでない方という衝撃の事実。ぶっ飛んではいないけど使徒博士が造ったアイオーンの機械人形の一体くらいは一人で破壊しそうな勢い。