2日後、魔法使い昇級試験がいよいよ開幕する。参加人数156名という多人数の中、春香は試験官として、メイトは魔法使いとして挑む様子を見せるのだった………
開会式を終えた後、エリハが受験者達の前へ登壇すると………
エリハ「それでは、これより私から一次試験の内容を説明します」
彼女が一次試験の内容説明を行う事を語る。
エリハ「一次試験は特別な結界に覆われたこの建物内の大広間以外全てをバトルフィールドとし、1時間生き残れた者は一次試験合格となります」
エリハが語った一次試験は1時間耐えるサバイバルであった。特別な結界内での生存が合格条件であり、一見簡単そうに思えるが………
エリハ「………ただし、この結界内では皆さんの体力や生命力が常に測られており、致死量ダメージに相当するダメージを負った方はこの建物の外へ追い出され、脱落となります。また、今回の試験についてですが、3人組のチーム戦で戦ってもらいます。156名ですから52グループによる対決。生存に関するチームの条件は特に無いので、グループの中で1人だけ生き残った場合にはその1人は合格となりますが………私達は合否だけでなく個人個人に点数を付けたいと思います。先に言っておきますが………仮に3つの試験全てを合格したとしても昇級出来るかは各試験での活躍や立ち回りによります。高等級の方は特に意識するように………では、グループ分けを発表致します。既に廊下にチーム構成とチームごとのスタート地点を張り出して起きましたので確認するように。試験は15分後に開始します。皆さんが合格してここにまた来る事をお祈りしております」
エリハは脱落の条件と試験内でのヒントらしき言葉をかける。それを聞いていたメイトは首を傾げていたが、他の魔法使い達が廊下へ歩き出すと共に、彼女も廊下の方へと進んでいった。
エリハ「………ふうっ」
受験者の魔法使い達が全員廊下へ行くのを見送った後、エリハは肩の荷が降りたかのように息を漏らした。
春香「一次試験からチーム戦、それも1時間のサバイバル戦か………エリハちゃんは今回の試験ではどういった点を重視するの?」
春香はエリハに対し、一次試験で彼女が重視している部分を問いかける。
エリハ「そうですね………個人技重視というよりはいかに連携が取れるかと言ったところでしょうか。特に今回は即興連携戦。自身の役割と相手の役割を合わせる事が生存の鍵になると思います。個人で強いだけの魔法使いではダメです」
エリハが重視しているのは連携を取れるかという部分であり、この点は彼女が求めている魔法使い像が強く影響しているようだった。
U「(連携ねぇ………偶然かもしれないが、メイトちゃんの活躍の場がやってきそうだ………)」
それを聞いていたUは、メイトの活躍のチャンスがある事を悟っていたのだった………
エリハの一次試験は、連携して1時間を生き残るサバイバル戦であった。果たして、この試験において生き残るのは誰なのか………?
To Be Continued………
次回予告
一次試験にてメイトが組む事になったのは、3級魔法使いのミトル=スワンドと4級魔法使いのアメル=トリルトだった。しかし、メイトは早速不安な気持ちを感じる事となった。その理由は………
次回「不安なメンバー構成」