幻想魔法大戦記〜白髪の魔法使い〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ミアスの戻りが遅い事を疑問に思いつつも、彼女を信じる様子を見せるクロス。しかし、エフィドが単独で捜索を行った事で、彼はミアスの死を察知してしまうのだった………


第107話 超戦争の最低ライン

そして視点はメオン達に戻り………

 

メオン「………{キュアパライズ}」

 

メオンは杖をミトルに向けると、魔法で彼女の麻痺を解いた。

 

メオン「お前、マジェステンドの2級魔法使いだな?」

 

その直後、メオンはミトルに対してそう問いかけた。

 

ミトル「そ、そうですが………」

 

ミトルは首を傾げた様子を見せながら言葉を返す。

 

メオン「………帰れ。足でまといだ」

 

だがその直後、メオンはミトルに対して帰るよう言い放った。

 

ミトル「なっ!? お、お言葉ですけど………!!」

 

これにはミトルも激昂する様子を見せていたが………

 

メオン「お前も薄々勘づいているはずだ。この戦いのレベルは最早2級魔法使いにもどうする事もできない状況である事を」

 

メオンはミトルに対して、現在の戦いのレベルがとてつもない領域に来ている事を語り、最早2級魔法使いではどうする事もできない事を語った。

 

ミトル「それは………」

 

ミトルは否定しようとするが、同時にその現状を察知していたのか、言い返せない様子を見せた。

 

メオン「………まあ、俺が言わなくても気付いていただろうな。お前は見た感じ若い。その若さで2級魔法使いに登り詰めた才は確かなものだろう。だが所詮、現状ではそれはまだ完全な才能として覚醒はしていない………結局は足でまといになるだけだ。犬死になる」

 

メオンはミトルの才能を直感的に察する様子を見せていたが、現状では実力として開花していない事を指摘し、このままいても犬死するだけであると言い放った。

 

ミトル「そ、そんな言い方ないでしょう!?」

 

メオンの指摘に対し、思わずそう言い返してしまうミトル。しかしメオンはミトルに対して杖を向けると………

 

メオン「これは警告だ、今すぐ去れ。最早この戦いに円満な勝利など無い。俺も生きて帰れる保証が無い以上、お前のような未来ある魔法使いが生き残らねばならん。俺を恨みたければ好きなだけ恨め」

 

これが警告てあると注目し、ミトルに今すぐ去るよう言い放った。それを聞いたミトルは一瞬怒りの感情を抱きかけたものの、メオンの表情が微かに暗い事も察知した。

 

ミトル「私に生きろと言うなら………せめて帰ってきてくださいよ………そうでなければ本気で恨みますから………!!」

 

ミトルはメオンの内心を察し、彼の警告通りその場を離脱して入口の方へと走り出した。その後ろ姿を見たメオンは………

 

メオン「………そうだ、それでいい………それにお前もいつか分かる。何故若い魔法使いが生き残らなければならないのか………尤も、俺もそれを知るのには時間がかかったがな………」

 

ミトルが撤退を選択してくれた事を、どこが安堵するように独り言を呟いていたのだった………

 

 

 

メオンやミトルが感じていた通り、現在の戦いのレベルはとてつもない領域に達しており、2級魔法使いでもどうする事も出来ない事態となっていた。メオンに対し生き残る事を要求したミトルは大人しく戦線を離脱。果たして、メオンがその約束を守る事は出来るのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
1人進むメオンは、ブラック渓谷の最深部へと到着した。そこで待ち構えていたクロスは、旧友との決着をつける事をどこか悲しそうに感じていたのだった………
次回「旧友同士の再会」
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