幻想魔法大戦記〜白髪の魔法使い〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
春香を倒そうとするエフィドだが、最早相手にならないまま撃退されてしまった。そして、クロスに戦いの意義を問いかける春香。クロスは6年前の虐殺事件におけるミアスや被害者の無念を晴らす為に戦っていた。春香はそれを止める為、クロスを止める事を改めて宣言したのだった………


第113話 連鎖を止める分岐点

クロス「………やってみればいいさ。しかし………古代極大魔法の力は絶対だ。最早誰にも俺を止める事は出来ない………!!」

 

クロスはそう言って、全身に魔力を纏うと………

 

クロス「古代極大魔法{インフィニティクロック}!!」

 

クロスは、この日3度目の古代極大魔法を起動。これによりクロスの身体に鎧が形成されると共に、春香の身体にも古代極大魔法の力が作用する。

 

春香「………」

 

しかし、春香は表情を変えないままクロスに視線を向け続けていた。

 

クロス「敢えて無言と無表情を貫くか………しかし、俺の古代極大魔法を前にはそう簡単にすました顔も出来ないだろうけどな………!」

 

クロスは春香の冷静さに驚きつつも、自身の方に戦況は来ていると考えていた為、そのまま春香に接近し、右拳を突き立てた。しかし、春香は左手で爪を掴んでこれを止めると………

 

春香「………何故私がすました顔か分かります? ………私は正直憐れんでいるんです。貴方が自分の生命を削ってまでやっている事は確かにあらゆる魔法使いを押し退ける強さがある………そんなのは目の前に立てば嫌でも分かります。しかし………それでは何も解決しない。いえ、解決はしても負の悲しみを残したままになる………だからこそ、私も全力を持ってお相手致します………!!」

 

そう言って、身体から3つの力を放出させる。春香は右目を緑色に、左目を青に変色させて光らせると………

 

春香「………変身!」

 

変身の掛け声と共にエネルギーを全解放させ、融合。融合した力は春香の身体を覆い、豪華な装飾の付いた魔導服として変化し、身に纏われた。

 

クロス「その姿………以前の物とは違う………!?」

 

クロスは、春香の新たな力に驚く様子を見せていた。

 

春香「これは私とUさん、2人で作り上げた新しい力………私達が信じる未来に進む為の力です………!!」

 

春香はそう言って、両目を光らせる共に自らの力を解放。すると次の瞬間、辺り一面に光が飛び交った。

 

クロス「ぐっ!? な、なんだ………!?」

 

クロスは困惑する声を漏らした。少しして光は消え………

 

クロス「こ、こけおどしか………!?」

 

クロスは、先程の光を単なる脅しと考える様子を見せる。しかし次の瞬間、自身の身体から感じる高揚感が消えている事に気付いた。

 

クロス「なっ………!? (古代極大魔法による加速の感触が消えてる………だと………!?)」

 

クロスは自身の身体の高揚感が消えた事に困惑していた。春香は冷静な様子で右拳を突き出し、クロスの顔面を殴った。

 

クロス「ぐああああっ!!」

 

クロスは何が起きたか分からないまま近くの壁へと吹き飛ばされた。春香はクロスに視線を向け………

 

春香「………貴方の極大魔法がどんなに素晴らしいものでも………今の私の時は決して止まりません………!!」

 

自身の時は決して止まらない事を突き付けたのだった………

 

 

 

クロスの古代極大魔法を前に、自身も強化形態となって戦う春香。クロスを圧倒する春香の力は、このままクロスを圧倒し続けるのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
自身の魔法が思うように機能しない事に困惑するクロス。それは、春香がUの対決で得た新しい力が関係していたのだった………
次回「シロミヤマジシャン」
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