幻想魔法大戦記〜白髪の魔法使い〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
フミィの極大魔法による恩恵と、春香の不調が合わさって苦戦させられる状況の中、春香は古代極大魔法の使用を試みる。Uが負担軽減を買って出た事から2人での使用となり………2人はまさかの合体を遂げてしまうのであった………


第124話 2人で1人の魔法使い

フミィ「………けれど、私の古代極大魔法の力を前には無意味よ! はあっ!」

 

フミィは春香達に向けて右手から光を放出する。しかし、春香達には全く効いていない様子であった。

 

フミィ「なっ………!?」

 

フミィは困惑の声を漏らす。春香は冷静に歩み始めると………

 

春香「………どうやら古代極大魔法の恩恵まで剥がす事は出来ないみたいですね。それに、こうなれば私達は同じ土俵の上………第2ラウンドと行きましょう………{トゥワイズサンダー}!!」

 

そう言って、天空から雷を落とす。フミィは困惑しながらこれをかわすも、すぐさま2発目の雷がフミィに直撃する。

 

フミィ「あああっ!?」

 

フミィはこれによって大ダメージを負う様子を見せる。

 

フミィ「ううっ………貴女達なんかに………私は負けない! 大魔法{ブラックホール}………!!」

 

フミィは声を荒らげながら闇の球体を投げ付ける。しかし、春香の右手からUの力が放出され、光の壁が闇の球体を消滅させた。

 

U「………! ………成程、鎧が着いてる所は僕も動かせるらしい………息を合わせる必要がありそうだ」

 

春香はそう言って、鎧となっている自身の出来る事を理解すると共に、この古代極大魔法による恩恵を活かす為に必要な事を察知する。

 

春香「ならノープロブレムでしょう。私達の息は最高ですから………!」

 

春香はそう言うと、両手を組み合わせる。

 

U「確かに………それは問題無いな………フフッ」

 

Uは笑いをこぼすと、春香の両手に光を出現させる。これにより、黄金の光による弓矢が生成される。

 

春香達「………{シャイニングオメガアロー}!!」

 

春香はそのまま光の矢を放つ。

 

フミィ「ぐっ! {マジックシールド}!!」

 

フミィは防御魔法を展開するが、光の矢は防御魔法を貫通し、フミィに直撃する。

 

フミィ「うわあああっ!?」

 

フミィは、装着された鎧のお陰でなんとか耐え切ったものの、春香達の力量を前に満身創痍だった。

 

フミィ「ま、負けない………私は絶対に………貴女達なんかに負けはしない………!!」

 

しかし、フミィは譲ろうとはしなかった。その光景には、様子を見ていたメイトも戦慄する様子を見せていたが………

 

春香「………仕方ありません、せめて苦しまないように………貴女を倒します………!」

 

春香はそう言って、フミィを倒す事を宣言。その直後、春香の右手に春香の杖、左手にZEROセイバーを出現させると、この2本に自身の身体に宿った魔力を纏わせる。すると春香の杖が3つに分割すると共に、魔力によって生成された持ち手のようなパーツが、杖の3パーツとセイバーが合体。ボウガンを形成した。

 

メイト「武器の生成………あれも古代極大魔法の恩恵なの………?」

 

メイトは、春香の発動する極大魔法の更なる恩恵に驚きの声を漏らす。春香はボウガンのトリガーを長押しすると共に、ボウガンの先端にエネルギーを集束させる。

 

春香「{フュージョンブラスト}!!」

 

ZEROセイバーによる青いエネルギーの矢が放たれた。満身創痍のフミィには止められずに直撃。大きく吹き飛ばされてしまった。

 

フミィ「うわああああああ!!」

 

フミィは大きな悲鳴をあげる。これが決め手となったのか、フミィの鎧が消滅すると共に、フミィの古代極大魔法の効力は消えてしまった。フミィは地面に倒れると同時にダメージに苦しむ様子を見せていたが、直後に春香がボウガンの先端をフミィに向けると………

 

春香「………貴女の負けです、降伏してください」

 

そう言って、降伏の要求を求めた。

 

フミィ「………私が降伏してもこの戦争は終わらない………まだバトルウォーには5人の1級魔法使いがいるんだから………!!」

 

しかしフミィは、負け惜しみとも取れる言葉を返した。

 

U「往生際が悪いな………」

 

これにはUも呆れる声を漏らした。だがその直後、突如としてフミィの身体を、真横から飛んできた火の矢が貫通した。

 

フミィ「え………?」

 

フミィは困惑の声を漏らした。そしてその直後、フミィの身体は内側から燃え出した。

 

フミィ「ああああああっ!?」

 

フミィはあっと言う間に溶けるように死を迎える事となった。

 

春香「………! {ファイアボルト}………!?」

 

春香達は困惑した様子で周囲を見回す。

 

????「困るんだよなぁ………そういう捨て台詞は時に相手に情報を与えるきっかけになるんだよ」

 

すると次の瞬間、火の矢が飛んできた方角には白いローブの人物が立っていた。

 

U「白いローブの軍師………!」

 

春香達は白いローブの軍師の登場に驚く様子を見せたのだった………

 

 

 

古代極大魔法を所持する者同士の対決は、圧倒的な実力に見せた春香達の勝利に終わった。しかし、それと同時に、白いローブの軍師の生存を知る事となったのだった………

To Be Continued………




次回予告
白いローブの人物ことクルーフ=バイスタンダーは、春香達が会得した古代極大魔法の効力を賞賛する様子を見せた。しかし、クルーフの様子に、春香達は違和感を覚えていたのだった………
次回「白い軍師の思惑」
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