エレドを圧倒する実力を見せ付けるU。そして、春香との力を合わせた斬撃によりエレドを撃破。2人はもう1つの力による利点を察知する事となったのであった………
バトルウォー第二陣との戦いが終わったのを確認した春香達は魔法を解除。鎧となっていた春香は光へ変換された直後に、元の姿に戻ったが………直後にUへ抱き着いてしまった。
U「うわっ!? ………このパターン、まさか………」
Uはこの光景に嫌な予感を感じていた。そして春香は………
春香「………どうやらデメリットが私の方に作用しているみたいです………やはり先日の仮説通り、鎧となるエネルギー側にこのデメリットが作用するらしいです………しかし何故でしょうね………身も心も一体になってしまう関係で感覚が麻痺してしまうのでしょうか………?」
今回のパターンから、デメリットの発生条件が自身の察知した通りのものであった事に納得する様子を見せた。
U「ただの感覚麻痺でこんな事になってたまるか………」
しかしUは、このような事態が感覚麻痺で起きるはずは無いと否定的な様子を見せた。
春香「それはそうですね………それに、このデメリットは契約そのものがイレギュラー故に起きたものだと私は思ってます」
春香はUに抱き着きながら、彼の言葉を否定せず、寧ろ春香達が扱う古代極大魔法の契約方法がイレギュラーである事が発端では無いかと考えていた。
U「イレギュラー………?」
Uは春香の言葉に首を傾げる様子を見せた。
春香「………本来このような魔導書1冊で契約出来る人数は1人までです。しかし、私達は古代極大魔法を契約する際、2人で代償を半減させる目的で2人による契約を試みた………それが成立した事で、確かに痛覚や身体にかかる負担は半減………安全に運用出来るようになったのは事実です。しかし、これは負担軽減を前提にした契約。強い魔法ほどメリットとデメリットの差し引きがあるので、それが理由か………合体解除後に一定時間、エネルギー側が物理的に離れられなくなるデメリットが生じてしまったのでしょう………これなら痛覚以外でデメリットの差し引きを生み出す事は可能ですし」
本来、1冊の魔導書で契約出来るのは1人まで。しかし、負担半減の為に2人で契約を行ったという事実は、デメリットの差し引きの前提を大きく塗り替える事となった。そしてその差し引きを成立させる為にエネルギー側がベース側に抱きついてしまうデメリットが生じてしまったのでは無いか………春香はそのように考えていた。
U「………どっちにしろ不便だ」
それを聞いたUは、どちらにしろ不便であると不満を語った。
春香「そういうものです。便利になるという事は、別の不便を伴う………物事は足し引きが0になるようになるのが常………ですよ」
しかし、春香は現状に不満が無いのか、呑気な様子で言葉を返した。その言葉を聞いたUは………
U「………呑気なものだねぇ」
思わず春香の呑気さに言及する様子を見せたのだった………
{エクストラフュージョン}によるデメリットの謎が概ね明らかとなると共に、このような事態が起こる理由を考察していた。しかし、春香達にも大きなメリットが生じているのは事実であり、Uはまだ不満なものの、春香はこの状況を受け入れる様子を見せていたのであった………
To Be Continued………
次回予告
数日後、束の間の落ち着きを得た春香は、もう1冊の古代極大魔法研究を進めていた。そんな中、春香達の元へメイトがやってきた。彼女は激化する戦いの中で、とある事に悩む様子を見せていたのであった………
次回「若き魔法使いの悩み」